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調弦、午前三時

小説と各種お知らせなど。スパム対策のためコメント欄は閉じております。なにかありましたら拍手から。

文フリ大阪お疲れ様でした。

文フリへの参加は2020年2月の広島以来4年ぶり、文フリ大阪へは5年ぶりに参加しました。
規模も拡大し続けているし、委託型イベントに出ていたとは言え直接参加は4年半ぶりだし、その間にかなり人も入れ替わっているのでもう別物だと思ったほうがいいな、ゼロからの再出発だと覚悟しよう、という心づもりで参加したのですが、まったくもってその通りだなというのが正直な感想でした。
ただ、去年二次でスパークに参加した時にも思ったように、ただぼんやり座って行き交う人を眺めているだけでもなんだかふわふわ楽しくて、即売会の活気のある雰囲気は楽しいなと改めて感じられました。


【事前の準備】

新刊を作るよ
一から大き目の新刊を用意する気力体力はないし、まぁリハビリがてらに薄めのコピー本でも作ろう……と7月末から準備を開始。
合同誌の制作をお願いしている比良岡さんにご協力いただき、8月の半ばごろには完成。

Twitterに投稿したときメモGS2の短歌の連作があるし、文フリ大阪でコピー本を作ろう! と思っていたため、同時に準備を開始。こちらは作品が既に揃っていたため、サクッと一日ちょっとで出来ました。
(遊びに来てくださったキヨムさんに「高梨が1日で作りました!」って今や懐かしのデスノートのジェバンニのあれを言ってました。笑)
リハビリなのであらゆる意味で軽く手にとってもらおう、と設定金額はどちらも100円にしました。





黒い犬の続編にあたるlong way homeはグレーの紙を土台にシンプルに、まるで星の〜は天体観測、灯台とGS2や氷上くんのイメージを凝集しました。
二週間前にはコピーと製本が終わっていたので、お品書きのアップなどもこの頃には始めていました。
みなさんギリギリまで書いてらして、そのRTAぶりも同人誌ならではだと思うんですけど、精神的にも体力的にもそういうのは無理だな、と諦めちゃったんですよね。
前日は鍼治療の後に近くの映画館に行って来ました。笑


値札を作るよ〜荷造りまで



見やすいのがいいだろう、と毎回本に巻いた値札を作っています。
同人誌だから商業や本屋さんのポップみたいにしなくてもいいや、と好みのデザインであらすじなど雰囲気がわかるものにしたいな、というのが個人的なこだわりポイント。

二次の時からネットで話題になっていたのを参考に煽り文入りの値札を作っているのですが、ディスプレーで本を見て→手に取ってあらすじを読んで、と選んでくださる方が(基本的にpixivで見た本しか買わないから値札は手書きでOKな感のある二次でも)おひとりはいらっしゃるので、やり方としては有効なのかなぁと個人的には思っています。


傷んでいる見本誌の値札を取り替えたり新しく値札を作ったり、見本誌札を書いたり……やることが、やることが多い!笑
一次創作は本の種類もページ数も多いので梱包するのも並べるのも大変だなって4年ぶりに準備して思いました。笑



宣伝をしよう



どれも大切な作品だけれど欲張って宣伝しても仕方ないよなと、個別の宣伝は4年前の文フリ大阪で出すはずだった「黒い犬」「ダレン」を中心にして、お品書きとカタログを貼る感じで何度か繰り返しました。
トータルで自分の表現したい世界観を打ち出した告知をしているつもりだから、気になる本がないかをカタログで一通り見てくれるんとちゃうかな、と思って。笑

リツイートやいいねを押してくれた人がみなさん来てくれるとは限らないのはわかっているんですが、お知らせをすると見てくださる方がたくさんいらして目に留めてもらえるのが嬉しいな、文フリの醍醐味だなと思えました。
二次ではこっちのお友達からしか通知が来ることがないから…笑(ジャンルに馴染めなくてお友達がいないんです。笑)(カプ名でパブサしてる人、わたしくらいしかいない気がする。あんなにかわいいのになんでだよ。笑)



【当日になりました】
お昼からオープンなので朝がゆっくりで済むのが気楽ですね、当日入りの人も楽だよね。
残暑がきつすぎて駅に行くだけで満身創痍でした。


設営をするよ




100均の小さいレジャーシートをスペースの下に引いて荷物などを置けるようにしています。

おうちで棚の組み立てを2回練習しておいて良かったです。笑 面倒でも一度はシュミレーションした方がいいね。
種類が多いので並べるのも一苦労でヘトヘトになり……余裕がなかったね。笑
本は見本誌を立てて、裏に置いたカゴから出した在庫をお渡しする形にしました。




お品書きを飾ってらっしゃるサークルさんが多いように思いますが、細々した字を読みづらいのでは? と思い、毎回ポスターを作っています。
会場で見るとA3って本当に小さい。とは言え、A3以上はコストもかかるし、綺麗な絵を売りにしているわけじゃないから別にいいかなって……笑
底面がA3の大きい箱で搬入すれば本や備品と一緒にポスターも送れてよかったです。




心細いからこの5年の間に出会った好きな男の子たち(CVがおなじ!笑)に見守ってもらいました。笑

お隣のお兄さん「すごいですね」
わたし「好きな子を見て元気を出そうと思って……って、裏のことじゃなかったですね!笑」
↑ 素で答えました。笑


はじまるよ
奥の方に有名人の方のブースがあったのかな?? 列形成されてて、そちらに流れていく人をぼうっと見ていました。
人が多ければその分立ち寄ってくれる人が増えるわけではない、寧ろその逆、とあらかじめ覚悟はしていたのでまあ思ってた通りやな、というのが率直な感想。壁際には印刷会社さんや出版社さんが配置されていて、なんだかずいぶん様変わりしたものだなあと思いました。

前を通る人はいても立ち止まる人がほぼいないのは二次のイベントと同じだなぁと思いつつ、声掛けや無配を渡すのは苦手なので最初はただぼうっと通り過ぎる人を眺めるばかり。
カジュアルダウンしたクラロリ風のお洋服の人、ぬいバのお姉さん、その他個性的なオシャレの人が多くて、文フリの客層はやっぱり個性豊かだなぁと眺めているだけでも面白かったです。
まぁそんなわたしはツノが生えてたんですけど。笑
みなさんと会えなかったこの4.5年の間、限りある人生をより楽しむためにも遠慮せずに好きな服を楽しく着ようと思うようになったんですよね。その結果が進化してのツノです。笑
ファンタジー島じゃないの圧が強い人が座ってるからビビって避けられてたんならごめんなさい、コンセプトは令和の森ガールでした。笑
一応これでもブースの雰囲気に合わせて着たい服を選んでいるつもりなんだぜ。



しばととやさんの美しい角

打ち落としてきた獲物ですって言ってた。笑 可愛いって言ってくれたお友達の皆さんありがとう。笑
ゴスやスチパンの人を見かけると嬉しくてついお声を掛けることがよくあったのですが、今年は見かけなかった気がするなぁ。
和服もあんまり見なかったと思うんだけど、こう暑いと機動力を重視になるのかな。


ポツポツと尋ねてくださる方が現れ始めたのは13時前くらいからだったかな。おそらく告知を見てくださったのかな? という感じのお客さんが本を見てくださって嬉しかったです。
なんとなく静かに見たい方が多そうな感じがした(のと、暑さとお腹が空いたのですこし元気がなかった)ので初めてのお客様にはあまり話しかけないようにしていたのですが、GSの本を最初に手にとってくださった方にすかさず「はばたき市民ですか? どの子がお好きなんですか?」ってお聞きしてしまいました。嬉しかったんや。笑
GS2は未プレーとのことでしたが、ご興味を持ってくださって嬉しかったです。

終始ブース前に人の流れはあれど遠巻きに通り過ぎていく人が大半、おそらく告知や見本誌で目に留めてくださったのであろう方がぽつぽつ、ごくたまにふらりと足を止めてくださる方がいたかな? という感じ。固定ファンがそれだけいたり、島全体をじっくり見たい層がいないと今まで以上に埋もれるんだな……というのは正直すごく感じました。
すごくぶっちゃけた話、見てくれる人はいままで一番少なかったんですが、4年越しにやっと自分のブースで並べられた黒い犬とダレンをお手に取ってくださる方がいたのでそれだけで充分すぎるくらいうれしかったです。

イベントでないと中々お会いできない4.5年ぶりのお友達がはるばる訪ねてきてくださったり、ブース越しにお会いできたのがうれしくて「みんなと会えなかった間に好きな男の子に出会ったよ!」って自慢の彼氏を見てもらったり近況報告ができてとても元気がでました。笑




名札に彼氏がいたので勇気1000%。
木製バッチ、可愛いからなんとなく作ったんだけど今後はばたき市のお友達にお会いできる機会があればつけていこう。笑




氷上くん親友告白エンド短歌

小説以上に短歌は見よう見まねなので本を出すのは緊張しましたが記念だし……くらいの気持ちで作りました。
短歌ともノンフィクション島とも遠く離れた場所で出す二次創作短歌本を見てくれる人はそういないだろうと思って部数は少なめでしたが、ゲームを未プレーのお友達が手にとってくださることが多くて嬉しかったです。
逆に言えば短歌クラスタがはるばる見に来てくださることはなかった、とも言えます。笑






特にお知らせしていなかったけれど以前作ったおまけの余りがあったので配布させていただいておりました。
ポスカのほうは初めて詠めた二次創作短歌の連作だから思い出深いや。元ネタを知りたい人はわたしに聞いて!笑




アスカさんに面白いって言ってもらえた解説。笑
ゲーム知らないお友達向けに、複雑なゲームシステムをざっくりわかってもらわないとイメージが掴みにくいかと思ったの。

ニ次創作短歌のみなさんがご本などを出されているのが楽しそうで長年羨ましかったので夢がかないました。やったあ!
小説とも考察とも違う形で自分の中に生まれたもの、見えた景色を掘り下げて一冊の本の形にできたのも、原作を知らない方にも興味を持ってもらえたのもすごく嬉しかったです。
はね学のお友達は今後お会いできる機会があればよかったらもらってください。コピー本だからいるぶんだけ増刷できるんだな、これが。


遊びにいくよ
お腹が空いたので13時過ぎに一旦下のコンビニに行き、ご飯を食べてからお出かけに出ました。
事前に気になったブースとふらっと気になるものを探しに……と探検したかったのですが、広さが5年前と段違いでしたね。
個人的には7年くらい前の2フロアに分かれた文フリ東京ではぐるっと探検する気持ちの余裕があったんですが、広さと人に酔ってあ、ムリ……ってなりました。
あの状況でめげずに会場のはじまで訪ねて来ていただけたのはすごいことなんだと思いました。
なんだか雰囲気に飲まれてしまって前みたいにふらっと足を止めておみせやさんとお話をして、っていう心と時間の余裕が持てなくて、遠目にフォロワーさんのお店が見えてはお元気そうでよかったな、と通り過ぎるのでいっぱいいっぱいでした。あなたのブースの側を通り過ぎたツノはわたしです。笑

全体を通してファンタジー島は世界観の打ち出し方がお上手、ライトノベルはプロ顔負けのディスプレーの凝り具合が本格的、詩歌や純文学はシンプルに作品で勝負のストロングスタイルがかっこいいし、著名な書き手さんが多くて文フリの主役! な印象を受けました。
本屋さんや出版社さんのブースもずいぶん多くて、流石にプロは見せ方が上手いなぁと。
ノンフィクション島が以前よりもずっと賑やかで、おしゃれでセンスのいいデザインやイラストで目を惹かれる本がたくさんあったのが印象的でした。
noteでキャッチ―な題材を掲げて活動して文フリに、という方が多いのかな。
同人誌ならではのセンセーショナルな題材で目を引く方もいれば、日常のことや日記など、個人的なことを作品にしている方が多いようでした。
SNSの激流に消費されない形で個人的な大切なことを形に残して伝えたい、という人がそれだけいらっしゃるということなんだろうな。

気になる本はあれども気持ちに余裕がなくて手にとっては戻して……になってしまいがちだったのが申し訳なかったです。ごめんねわたしの体力がなくて。笑
行って帰るだけでドコドコ時間が溶けるので、規模が大きくなるとなんかもう仕方ないんだな……というのはすごく感じました。(その分よりバラエティが豊かになったのかな、というのは感じました。体力があれば、売り子さんがいればもっとゆっくりちゃんと見たかった。笑)

ずっとイベントをお休みしていたので、4年越しにらしさんと七歩さんにダレンに寄稿してくださったお礼を改めてお伝えにいけて嬉しかったです。
自分が出店しない時でも買い物を楽しみにくればいいんだろうとは思うんですが、なんというかそういう気分にはなれなかったんですよね。
あれだけ大きくなってしまうと出店しながらじっくり買い物を楽しむのは本気で無理になってきたので、見て回る回と出る回を分けた方がいいんだろうな、とは思いました。難しいね。




桂先生が寺田寅彦の話してたよなって思って、目に留まって買ってしまった灯光社さんのご本。
好きな小説に出てきた本や好きなアーティストさんの愛読書を読むと自分の好みで選んだ本じゃないからこその世界が少し広がったような嬉しい気持ちになるね。




無なのに〝有〟形而上学の存在との遭遇


【お疲れ様でした】
長丁場のはずなのになんだか気づいたらあっという間で、ノロノロ片付けを始めて17時過ぎに完全撤収しました。
特にお約束などはしていなかったので、シティモでのんびりお茶をして帰りました。
OMMはもうパンク状態なのでインテになっちゃうのかな……便利だから天満橋のままであってほしいです。



楽しい森の仲間たち




かわいいきすまんちゃんの熱い視線に照れる無


これからどうしようね
もうBLメインではないし、かと言って純文学ではないし短編でもないから……と、エンタメ大衆小説の島にお邪魔していて、正直毛色も違えば交流もない方と並んでいるのが面白いといえば面白いのですが、カテゴリーエラーかもしれないな、というのは思いました。
まぁ気になってくれた人はブース番号を控えてあの広い会場の中を訪ねてくれたんだからどこに居てもええやないの? とも思うんですけど、なんていうかどう見ても浮いてたんですよね。
いや、そもそもどこにいても馴染んだ試しがまずないんですけど。笑
そのほかに行けばいいの……? そのほかってなんだ!笑

ぶっちゃけ交流は得意じゃないし、投稿サイトだって苦手だし、アンソロとかにも滅多に呼んでもらえないし(いままでお誘いくださった皆さん本当にありがとうございます)、目立つタイプの書き手では本当にないんですよね。
自分の大切にしているもの、表現したい世界が世間的にはキャッチ―じゃないらしい・即売会映えしないらしいことへのくやしさはぶっちゃけすごくありますが、はるばるブースを訪ねてきてくださる方はいるし、こんなどこに居ても浮いてる人間なのにジャンルがばらばらな友達がたくさんできたし、応援してくれたり力を貸してくださる方はいるし、すごく人気者にはなれなくても小説のおかげで豊かな人生を楽しむことが出来ているんだからそれはそれでいいのかな、というのを改めて感じました。
この数年ほんとうにシャッキリしなくて状況の変化に取り残された感はありますが、思い入れの深い場所にまた戻れて、何よりもすごく大切な本を4年越しにやっと自分のブースに置くことができて心から嬉しかったです。

在来線で行ける地元のイベントなので文フリ大阪には今後も出たいですが、体力精神力が堪えるな、というのは感じたので(文フリ東京はもうでられる気がしない)、なにかもっとリラックスして楽しめる形のイベントが気候のいい時期にあるのなら出てみたいな、と思いました。
何かあるとええのやけどな……。
ひとまず年内は予定なし(二次で12月にイベントに出ます)(一通り書き終えたのでこれから編集作業)で、来年にはずっと書き進めている合同誌を出せる予定なので、それに合わせてどこかでられるイベントを探す予定です。

ありとあらゆる意味でコロナ前には戻れないな、というのを痛感した中でどうしていくのか、いきたいのかはまだわかりませんが、発表の場があることはすごくありがたいな、というのは改めてすごく感じました。
また皆さんとお会いできる機会を作ることができれば嬉しいです。

拍手

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COMIC CITY SPARK18【Splash!20】に参加させていただきました。

COMIC CITY SPARK18【Splash!20】 に参加してきました。
二次創作のイベントなので正確にはこちらの名義での活動ではないのですが、ほかに書く所がないのでここで、つらつらと色々あったことや気づいたことなどについて書かせていただきます。

※注意※
・とても長い
・ぶっちゃけた話がとても多い


【当日までの心境など】
前提条件
・イベント参加自体が約4年ぶり
・ジャンル初参加
・概ね自分しか更新してる人がいなくなったカップリング
・ジャンル友達はほぼ皆無(話をしてくれるのは元から友達のみ)
・フォロワーは一次創作の友達のみ
・感想をほぼもらったことがない


去年Free!シリーズを全作通して一気見したところ、ものすごくきすひよが好きになったのでぽつぽつお話を書き始めましたが、大きなジャンルになんとなく気が引けてしまって表立って活動はしておらず、まこはるの民のお友達(みこまさん、一期からのリアタイ勢で現在の二次での主な活動は別ジャンル)くらいしか読んでいる人がいない状況が長く続いていました。
ご時世柄もあってウェブオンリーが盛んだったけれど参加できるものはないまま。
本を作りたいけれどまだいろいろなことが不安なのでイベントへの申し込みはできず、コピー本を作っては貰ってもらうだけにしていたのですが、こんなにも好きになったんだから同担の人に出会いたい一心で腹を括って(笑)ジャンルの人に見つけてもらえるように、とTwitterと pixivのアカウントを作りました。(それまでは一次創作のアカウントで書いていたし、話をしていました)

書き溜めたお話をまとめた本をイベントで出そう、と決意してスパークに申し込んだのは5月。
投稿したお話にブクマやいいねがつくだけですごく嬉しかったのですが、とはいえ反応はあまり多いとは言えないし(贅沢を言うな、と言えばそれまで)感想をもらったことが一度も無いため、自分が伝えたかったことを具体的にどう受け止めてもらったのかがまったくわからない状態がずっと続いて、すごく寂しくて不安な気持ちで過ごしていました。
(わたしだって読んで「いいな」と思ったお話しすべてに感想を送れるだなんてことはないので当たり前だよな、とはわかっているのですが)

新しくお話を書かれる方もほぼいなくなっていたし、Twitterできすひよを検索しても概ねわたしとわたしで埋め尽くされているあたり(笑)そもそも<いま>求められているカップリングではないようだし、もしいまでも好きな人がいたとしても、わたしの作風は決して万人受けするものではないのでわたしじゃダメなんだろうな、とものすごく落ち込んでしまうことが多かったです。
(自分さえ楽しければそれで平気、となりたいのですが、わたしは残念ながらそういったタイプではありません)
告知を出しても反応はほぼないし、『お一人きてくれたらいいくらいだろうな』(それだけでもすごく嬉しいことなのですが、一冊以上は本を刷っているから。笑)と、心から楽しみとはとても言えない心境で、イベント前にはただプレッシャーしかありませんでした。



【事前準備〜当日 買い物編】



市販の即売会用財布やお財布ショルダーも検討しましたが、スマホやコインケースをまとめて入れたかったのでポシェットを購入。

手前側:お札を直接、小銭入れ、宝の地図など
奥側:スマホ、旅行用財布、身分証、ハンカチなど身の回り品

他ジャンルとFree!で合計10サークルほどおつかいを引き受けていたのですが、地図の他に
【配置番号とサークル名、本のタイトル、金額、R18の有無を書いた封筒】
に事前に告知された金額ピッタリを入れて、ハガキサイズのジップロックにまとめて入れておきました。

どこを回ったのかすぐ分かるのでスムーズで便利だったと思いますが、一件金額が明示されていなくて準備できなかったサークルを回り忘れてしまったので適当に千円札を入れておけばよかったですね……。




取り置き依頼を出したサークルさんには依頼シートとお金の入った封筒をホチキス留めしていました。口頭で伝えずにサッと紙を出せばいいのでスムーズでよかったと思います。
おつかい先は主にSKだったのですが、ストリートファッションのスタイリッシュな方、推しカラーを取り入れたファッションの方など、ジャンルならではの個性あふれるスタイリッシュな作家さんが多いなぁと感じました。
目新しくて個性溢れるブースをぐるっと見て回るのがとても新鮮で楽しかったです。


お店番さんがいらっしゃらないため、他ジャンルや企業ブースを回るのをほぼ諦めてどうしても行きたかった二、三件に絞ってお買い物に行きました。
本は通販でも買えるけれど、作り手さんとお話しさせていただけたり、大好きな作品の感想などを直接お伝えできたのがすごく楽しかったです。
知らない人にいきなりものをもらったら戸惑われるかな、と思いつつも、ちょっとした差し入れなどをお渡しできたのも嬉しかったです。
差し入れには身元を明らかにするために(笑)名刺と簡単なお手紙を入れさせていただきました。素敵な作品を作ってくださった方に自分の気持ちを形にして伝えられることが楽しくて嬉しいなと思います。


【設営編】


ポスターのヨレっぷりに見える焦りよ。

家で事前にリハーサルをしてから行ったのですが、実際の机は奥行きが広く感じるなあと思いました。二次創作はシンプルに平積み、値札の情報も端的に、が主流なのかなと思うのですが、個人的にはコインケースなどの備品は隠したいのでキッチンラックを愛用しています。

今回は木曜祝日開催のために前乗りができず、当日朝に現地入りしました。地元駅の始発に乗っても会場に着くのは9時半ごろのため、到着はかなりギリギリ。なんとか開場に間に合っても片付ける余裕がない。笑
通路の後ろが広めに取られていて助かりましたが、荷物がゴチャっとしてしまったので申し訳なかったです。

1時間以上前には会場に入るのが必須ですね。そしたら赤プラでもゆっくりお買い物ができるしなあ。(お土産にお菓子を買いたかったのですが、帰り際にはもう時間と気持ちに余裕がなくてお買い物を諦めました)
余談ですが、椅子の座面めっちゃ硬くて冷たかったですね!? 事前にTwitterで見ていたので折りたたみクッションを持っていて正解だなぁと思いました。


・ポスター
ポスターマーケットさんで刷っていただき、会場に搬入していただきました。丸まり対策として伸縮性の指揮棒をテープで裾に貼ってあります。
(選んだ紙が元から青みがかってたみたいで青っぽく仕上がったのがちょっと無念でしたが……印刷って難しいね。)
卓上だとA3は小さい、A2は圧迫感があるのでB3にしたところ、ちょうどよく感じました。
お品書きを出した方が実用的だろうとは思うのですが、こう言う本を出しているよ! と作風を伝えたいのでむかしからデザインポスターを掲示しています。いまの同人界隈の流行の雰囲気など自分なりにリサーチして可愛くできたのでお気に入りです。
何よりも即売会で貴澄×日和って推しカプをアピールできたのがうれしかった。笑 ここにいるよ!!!って言いたいじゃん。笑
うちの本、あんまり貴澄×日和じゃないですけどね。笑
(きすひよきす、くらいのノリが好きだし、ちゅうすらしないので。笑)





・お品書き
机の前に垂らす形でポスターにしたものと、卓上に掲示しています。
アイキャッチくらいのつもりでしたが、机の前のお品書きポスターをじっくり見てから改めて買いに来てくださった方がいらしてすごく嬉しかったです。
通りすがりにどこの誰かわかんないわたしの分厚くて高い本を買ってくださるだなんて、あなたが神か! 
作品のコンセプトが伝わる本やディスプレー作りができていたのかな、と思うと見つけていただけたことが本当に嬉しかったです。


 

・値札
事前情報をたよりにくる方がほとんどだろうとは思いつつ
・大きめでわかりやすく
・あらすじや雰囲気がわかるように
を心がけています。
(前のジャンルでもディスプレーで足を止める→値札でじっくりあらすじを確認、で買ってくださる方が時折いらっしゃって嬉しかったです)
商業風のポップや帯もプロっぽさを出せてかっこいいなと思うのですが、同人なので自分が見ていて楽しくなる好みのデザインにしています。



【当日編】
規模を拡大しての開催かつ旬ジャンルのオンリーも多数開かれるとのことで、とにかく活気がすごかったように思います。朝方は駅が入場制限してたとか?
島中にも長い列ができているのが見えたり、午前中で完売したところも多数あったようですね。

気温が上がる、とは聞いていましたが明け方に家を出る頃にはすごく寒かったのに本当にめちゃくちゃあったかかった。
20℃予想と人熱&設営で動くと暑くなることを計算して下着は半袖にしていたのですが、帰る頃でも上着がいりませんでしたね。

最近のあかぶイベントはジャンル・カプオンリーに照準を合わせて参加されるサークルさんが多い&10周年×MS後のコンボなのもあってか、Free!の島にサークルさんがたくさんいらして賑やかだったのが嬉しかったです。
キャラクターのコスプレさんがちらほらいらっしゃるのも楽しかったな。
今回は都合がつかなくて不参加な人もいらしたのでしょうが、全体的に満遍なく色々な傾向のサークルさんがいらっしゃったのがあれだけキャラクターと関係性の宝庫なFree!らしさだよなぁと思いました。

開場早々に人が流れてくることはないとは言え、すぐにスペースを開けるのはよくないよな……と様子見をしていたのですが、朝イチはほぼ人通りもなかったため、まずはおつかいに出ることに。(1時間程度で大半のスペースが完売されていたので正解でした)
お客さんが来てくれたのはおおむね11時前〜12時過ぎの間でした。(離席中のタイミングでいらした方がいらっしゃいましたらごめんなさい)
前段の通りに不安しかなかったのですが、事前にチェックして来てくださったっぽい方がいらしてすごく感激しました。
嬉しすぎて最初のお客様に「ものすごく不安だったのでめちゃめちゃ安心しました、東京に来てよかった」って口走ってた気がする。笑(フワフワしていてよくおぼえていません。笑
だって宣伝してもほぼ無反応だったからさ、誰かきてくれるなんて夢にも思わないじゃん。笑 告知って大事なんですね。笑

前のジャンルではTwitterである程度交流のある方からしか話しかけていただいたことがなく、だったらわたしから、と話しかけて見たらものすごく戸惑われたので(笑)二次のお客様はシャイな方が多いんだろうな〜仕方ないよな〜と思って諦めていたのですが、「きすひよってかわいいですよね」とお話ししてくださる方が多数いらして嬉しかったです。
フォロワーが友達しかいなくて感想もらったことがないのにそんなことってある!? 令和の奇跡で映画化決定だよ!笑
Free!のマネージャーは新規ファンを歓迎してるよ、とはみこまさんからお聞きしてはいたのですが、温水プールみたいにあったかいジャンルですね。

お客様「きすひよって珍しいですよね」
わたし「そうなんですよ、きすひよで検索すると概ねわたしとわたししかいないんです。あんなにかわいくてほんとうに大好きなのに! わたしはRWの衝撃から抜け出せないんですよ!笑」

FSのころにはめっちゃ打ち解けててナチュラルに隣にいるのがすごいかわいくないです? 二十歳になったら何があるの!? って話をさせていただき、めちゃくちゃ楽しかったです。笑
僕はお友達が付き合ってくれる以外できすひよの話を人としたことがなかったんですごくうれしかったんです。うるさい関西人でごめんなさい。笑
なんであんなにかわいいのに本を出してる人がめったにいないんでしょうね?笑

これまでずうっとものすごく寂しくて心細くて文字通り限界オタクだったのですが、2023年でもこれだけきすひよが好きな人間がいることを面白がって(?)もらえているのならこれからも自信を持って好きでいよう、検索結果をわたしとわたしで埋め尽くす勢いでこれからもたくさんきすひよのことを話そうと思いました。笑 だって大好きだから我慢できない。笑

読んでくださる方はいらっしゃるようだけれど友達以外から感想をもらったことがないし、告知をしてもほぼ一切反応がない=わたしの書くお話じゃダメなんだろうな、というのをずっと思っていたので、すごく嬉しくて安心して、イベント中は大丈夫だったのですが終わってからすごく泣きました。いままでとは違って嬉し泣きなのでほんとうによかったです。存在を許された気分と言いますか……。

Free!は作品自体が10周年/Splash!は20回目なのでいまイベントに出ている人の大半が長年追いかけている人たちなんだろうし、公式の主催するイベントも多いので、ファン同士の横の繋がりがとても密接で独特な熱量のあるジャンルだなぁと思います。
わたしはそれらの経験をほぼ一切通っていない一年生かつジャンル友達がほぼいないこともあり、よそものがひょっこり顔を出している、というアウェー感をどうしても感じてしまうのですが(夏の暑さ×体調不良×心細さのコンボでMSのライビュにすら足が遠のいてしまいました)、作品が届けてくれたものが本当に大好きで、受け取ったものを自分なりに形にしたくてお話を書いているのであの場にいられて、自分の作品を受け取ってくださる方に出会えて本当にすごく嬉しかったです。


無配をもらいに来てくださる方がちらほらいらしたのも嬉しかったです。
もちろん「ひとまず試し読みから」の方もいらしただろうけど、2冊とも(まだ)付き合ってないふたりのお話しなのも大きかったのかな、と個人的には思うのですが、どうなんだろうな。
わたしの中ではなんやかんやあって×日後に恋するふたりの<過程>として書いているつもりなのですが、恋愛に回収されない仲の良いふたりの関係性が好き、と思っている方がいらっしゃるのかな、そういった方にも読んでもらいたいなと思っているので、もしそうなら嬉しいなと思います。
二次創作、恋愛ものかオールキャラの仲良しほのぼのが主流なのであわいの関係のお話が見つけにくいですもんね。
わたしは将来的には付き合うふたりを夢見ていますが、きすとひよもすきなので安心してくださいね!笑
(他のカップリングがお好きな方がきす&ひよを描いてくださることがRWあたりの時期にちょいちょいあったので全力でブクマして何度も見返しているのはぼくです)
(あのふたりが仲良しなの、本当にかわいいですもんね)


やっぱり事前に宣伝してたのが届いてたって思っていいのかな、通りがかりっぽい人あんまし見なかったし……告知って大事なんですね。(二回目)


※11月27日追記



当日の無配そのいち、EMERALDをひとまずpixivに再録しました。ご興味がございましたら読んでいただけると嬉しいです。
re-collectのほうはもうすこしほとぼりの醒めたころにでも……。


【今後の予定】
ミルクとシュガーが完売(!)、Lush Life!がまだ少し残っています。
あまりイベントに出られる予定もないし、そもそも需要がないだろう……とちょっとしか刷ってなかった(し、ダダ余るだろうと思っていた)ので本当に嬉しいびっくり。
遠方の方などでご入用の方がいらっしゃれば、ということで、残りをboothにて通販させていただきます。
※11/27 追記 ミルクとシュガーの製本前の束が出てきたので在庫一冊復活しました。

前出のとおり、この半年間メンタルがズタボロだったので(笑)スパークでやめるつもりでいたのですが、まだお話を書いたり本を作りたい気持ちはあるので、今後も思いついた時になにかしら書いて量がたまったら本を作ってまたイベントに出て見たいなと少し思っています。既に今回の無配と、入稿後に我慢できなくなって書いた未収録のお話があるし。笑
本っていう形にして自分の好きな装丁でパッケージングするのが楽しいんですよね。
5月は色々と厳しそうなので参加するなら来年の秋のSplash!かなぁ。関西ではもうないでしょうしね……。
(イベントでお客様が来てくださったことで、楽しみにして下さっている方がいらっしゃるんだな、というのが目に見えてわかったので、またあの素敵な一日を迎えられるのならもうちょっと頑張ってみたいなという気持ちと、そこにたどり着くまでがあまりにしんどすぎたのでもう耐えられる気がしない、というのが正直な心境です。

pixivとTwitterはスパークが終わったらやめるつもりだったのですが、わたしとわたししかいないのが逆に面白くなって来たので(笑)Twitterは我慢しないでふつうに話そうかなあ。
みなさんもきすひよの好きなところの話をしてください。笑
pixivはまだどうしようかすこし考えています。イベントに出る時にだけ動かして、投稿するのはポイピクオンリーにしようかなというのはすこし思っていたのですが。うーん。


ひとまずこの半年間ものすごく気を張っていてすごく疲れてしまったので、すぐに次のイベントや本のことなどを考えるのはやめて、しばらくはきすひよの好きなところや、これからどんなお話を書きたいのかについてゆっくりのんびり考えたいと思っています。
(創作活動の軸足は一次創作におきたいので、二次創作はあくまでも息抜きくらいで……というのもあります)
24時間365日きすひよに飢えているのでまたいつでもきすひよのお話などをしていただけるとすごく嬉しいですl

ここまでおつきあいくださりありがとうございました。


拍手

尼崎文学だらけに参加させていただきました。

4/30~7/30まで、3カ月間にわたってオンラインで開催されていた尼崎文学だらけ(あまぶん)が無事終了いたしました。
あまぶんは毎回さまざまな趣向を凝らしてオフラインで開催されていた創作文芸のお祭りですが、現在の情勢も相まって、今回は初のオンライン開催でした。
直近でオンライン開催だったテキレボEX2が終わったところでしたが、あまぶんならではの楽しさ+せっかく作ったのにイベントに持っていけない本をもっとみてほしいのでせっかくだから、と申し込みさせていただくことに。
何気にあまぶんさんは皆勤賞なのでは? こいつ毎回いるなって思われてたらすみません。笑


【イベント期間のこと、参加企画など】
毎回恒例の試し読みが読める見やすいウェブカタログ&推薦文システムは今回も健在。
また、今回は

・WEB投稿作品を読める! List not Risk 
・444字くらいで短文を投稿! 444書 
・推薦文をもとに作品への期待をおしゃべりしよう! アマビブチャンネル 

と、あらたな&WEBならではのおうちから楽しめる企画がもりだくさん。
WEBイベント=とにかくキャッチ―かつインパクトのある宣伝を、というほかイベントとはすこし違って、作家さんたちの作風をじっくり知ることで本との出会いを大切にしてほしい、というあまぶんさんのこだわりが端々から感じられて、そこが心地よさの源泉なのかなぁと。

登録出来る本は3種類/5冊までで購入されれば随時発送、売り切れれば追納可能なあたりも、うちにいながら読みたい本がすぐ購入できるし、とにかくたくさん売るやで!!!! というプレッシャーを感じさせないなぁ、と個人的には思いました。
もっと売り込みたいのは当然最新作の犬のお話二種類、全年齢向けで……というのなら万年筆を出してもいいですが、まぁあれも気に入っている本だけれどウウン……まぁいいや、とひとまずは二種類だけ出しました。

参加企画は

リスリスに「黒い犬」
444書に「たからもの/おくりもの」 土曜の朝、8時23分/9時12分
アマビブチャンネルでは「黒い犬」をご紹介いただきました。


全体的に元気がなかったのであんまり積極的に参加できなかったな……というのはありますが、この一年元気だった時などほんのひと時しかないのでまぁしかたないよね。
開催予定だった見本誌読書会が開かれなかったのは(行けるか否かはともかくとして)たいへん残念でしたし、やっぱり寂しかったですね。
お送りした見本誌を……見てもらいたかった……&みなさまのご本の実物にお目にかかれなかった……。


アフターレポートに収支の報告が出ていますが、送料&振込手数料無料!&toc割引あり、とかなりの太っ腹なイベントではありましたが、利益もきっちり出ていたとお聞きしてひと安心。
わたしが推薦文などでいただいたtocはすべて未使用で寄付に回させていただいたので、すこしでもお力になれたのならうれしいです。


【新刊が出ました】
小説を書いています、とはとても言えない程度にごくたまにしか小説を書かないわたしなのですが(だってそんな年がら年中新しいお話なんぞ思いつかないんですよ)(でも好きな小説家さんが『仕事の依頼が来る度にイチから考える』っておっしゃってて、わたしはただのアマチュアだし依頼もほぼもらえないけどなんだか励まされました。笑)なんと!!!! 完全新作が出来た!!!(※うれしかったのでやかましめにお送り致します)




2月くらいからなんとなくぽつ、ぽつ、と書いていたお話が6月ごろに書き終わり、会期の終盤に追加しました。
フリーのPGの主人公はある日、隣人がベランダ越しに階下にいる恋人と手を振りあっている姿を目撃してしまい、その姿にどこか心をつかまれるような心地になり、そこから彼らふたりのあいだに静かな交流がうまれ……という物語。
突発的な本で、この状況下で売る場所もないし……ということでコピー本に。
いつも行く紙屋さんが時間短縮営業で行けそうになく、ブランドの合同展示即売会の日の帰りに近くの紙屋さんで紙を買いました。(どうでもええわ)
里紙のグレーに本文用紙はタブロ、ざらっとした風合いが気に入っています。


【気になる結果はどうなのよ】
あまぶんさんはリアルタイムで注文状況をみられるのですが、最初はまぁ売り切れの心配は必要なしだね! なまったり。
ロングラン開催だし、直前に(ほぼ客層のかぶっているであろう)テキレボが終わったところで、たいていの方はあちらで購入してくださったんだろうな。まぁいろいろとそういうものですよね、ウン、などと思っていたのですが、ありがたいことに最後の最後には駆け込み需要があった模様。

結果、新刊は(材料が少なくて4冊納品とは言え)完売!
既刊二冊も同じ数だけ販売で残り一冊ずつ!

のんびりと肩の力を抜いて楽しませていただける環境の中で着実に本が届けられたことや、自分の作品に素敵な言葉を寄せていただけたことは大変励みになりました。
何より、地味な話だから読んでもらえる気が全然しないけれどれぼと違って受注生産じゃないから不安でいっぱい、という感じだった新刊が!!! 誰か推薦文を書いてくれたわけでもないのに完売!!!(感激したのでうるさめでお送りしております)
いや、もちろんすごく大切で気に入ってるし、いまいちばん読んでほしいお話ではあるんですが、だからといって実際に読んでもらえるのかというと話はまた別ですしね。
お手元に置いていただき、本当にありがとうございます。
もしよろしければ、何か読んでくださって感じたことなどを教えていただけるとうれしいです。
販売はすでに終了していますが、サイトの閲覧&推薦文の投稿はまだ可能ですので、よろしくお願いいたします。



【最後にお知らせと近況報告など】
新刊「お/と/な、り」は富山県射水市のひらすま書房さまにて開催中のイベントzinezinezine2021に出展させていただいております。
こちらは古い郵便局を改装したという文化施設内にある古本とリトルプレスのお店!(寺尾紗穂さんがライブをやっていらっしゃるぞ!)
8月29日(日)まで、「zineと手ぬぐい」「zine zine zine 2021」のW企画が店頭とウェブで開催されています。

WEBショップでは送料はまとめて300円、イベント期間だけ買えるzineや手ぬぐいのほか、ほかでは中々お目にかかれないリトルプレスなどが充実しています。
なんと、「お/と/な、り」は残り一冊です。わー、このまま売切れてほしい。笑

また、こちらのイベントが終了次第、本年のイベント参加は終了、今後の予定も一切白紙です。
既刊はBOOTHにて在庫があるぶんだけ通販を開いています。「黒い犬」ももうすこしで委託イベントでの残り分の在庫が戻ってくる予定なので復活します。
本に載っていない番外編もWEBで読めます。
いまいちばん読んでもらいたいお話なので、よろしければおうち時間のおともにしていただけるとうれしいです。

今後のイベントも無事に開催できるといいなと思いますし、わたし個人はワクチンの二回接種が無事に終わったのですが、コロナの流行が落ち着く気配は一切なく……ひとりで美術館やショッピングモールに行くのすらも絶望的になってきてしまい……。
あまりにイベントというものが遠くなりすぎてしまい、ほんとうに戻れるのかわからなくなってきてしまいました。
人それぞれに個人差があることを承知の上で(そもそもわたしはほんとうにたまにしか小説を書かない)、なんだかもう小説を書く気力が一切わかない。
二次創作にはまっている作品もないし、世の中がまともに機能していないと趣味の小説を書く心の余裕も気力もわかないものですね。
最近打ち込んでいるのはお肌の手入れと筋トレです。
食事制限などはしていないので劇的なサイズダウンなどはしていないのですが、着実に(貯えすぎた)脂肪→(ほぼない)筋肉にはなりつつあります。
イベント用に買ったドレスを綺麗に着られるようになりたいな。
創作方面に関しては投げかけたものに何かしら応えてもらいたい気持ちが強いんですが、イベントがなければそれも叶わないので……。
体づくりなら努力や工夫をしたぶんだけど結果が着実に返ってくるから癒されるのかもしれないですね。
わたしね、顔と手足がちょっと細くなったの……(前があまりにもむくむくしていただけともいうけれど)

とは言え、いい加減そろそろわたしが読みたくて仕方ないのでなにか小説を書いてほしいですね。あましのがいいです。でも海吏や春馬くんが元気にしてるのかも教えてほしいです。(ごうよく)

何かお力になれるようでしたら、アンソロジーなどの企画へのお誘いもお待ちしております。
自分で企画を立ち上げる気力は……ない……。
また、お披露目はまだ先になりそうなのですが、秋には装丁のご依頼をお受けさせていただいた本が出ます。こちら、割とあたらしい挑戦がいっぱいで我ながらすごくいいデザインができたので完成が楽しみです。
デザイン関連のご依頼なども、お話させていただいたことのある方でしたら可能です。
何かしらご縁のある方の作品作りにかかわらせていただくことが出来ればうれしいな、と思っておりますので、お役に立てそうなことがありましたら気軽にお声をかけてください。

友だちに会いたいとは言わない、それでもせめて可愛い服を着て出かけられるのはいつだ、あの新しく買った可愛いコスメを試せるのはいつだ、とひたすらやりきれない今日この頃がまだ続きますが、生き延びて会える日が来ることを願うのみです。
免疫力がつくと信じて引き続き筋トレするほかないね。
みなさまどうか、お身体とお心には引き続きご自愛ください。
次の更新はあましのだといいな!





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テキレボEX2 パッキングのおぼえがき

去年にも一度やったとは言え、なかなか大変なパッキング作業。
自分用の忘備録として手順を記録しておきます。

※イベント参加の所感はこちらになります。


【必ず用意するもの】
・サイズごとのクリスタルパック(A4とB5があればだいたい大丈夫かと)
・シール用紙
・梱包テープ
・受注表リストをプリントアウトしたもの
・荷物を送る箱

【あると良いもの】
・注文番号ごとの納品書
・メッセージカード

【あってもなくてもOK】
・可愛いマステ
・可愛いシール
※わたしのテンションがあがるんだもの。笑





いざパッキング!



まず最初に準備会からのエクセルシートを開いて見やすいように
・サークル名やジャンルタグなどを消す
・フィルタリングでタイトルごとにソート出来るように
・受注番号順に色分けし、番号を4つごとに一区切りにして太枠で囲みます。

まずはこれでどの本に何冊注文が来たのかを付け合わせ、在庫数などを確認します。
A4サイズいっぱいになるように印刷するにはコツがいります。
みんな知ってた? わたしは知りませんでした、はずかしい~。

別途、本のタイトルと注文数をリストにしたものをメモ帳に打ち出し、そちらも印刷しておきました。
パッキング前に大事なことは必要な数をぴったり用意しておくことです。
※この前振りはこの後生きてきます


梱包に関しては『中身の確認が大変だから本は中身の見えるクリスタルパックに入れてくれ!』の声が多かったですね。
分厚い本がある人などは大きめのパックを用意しておくと安心です。
長編シリーズものなどがある人は紙で包んだっておっしゃってたような。



わたしもほら、れんががあるから…。笑(A4にいい感じに入りました)




ラベルシートのPDFをフォトショで開き、(使いやすいソフトでいいです)、エクセルシートを見ながら番号などを打ち込んでいきます。
一枚のシートには4枚入るので4つ区切りの1ブロックずつの情報を反映していくかんじ。




こまごましたおまけセットを用意したので、こちらもいったん袋に詰めて注文番号ぶんだけ用意。いったん輪ゴムで縛っておきました。




番号別の受注表を作成しました。可愛いほうがわたしが楽しいから(笑)素材サイトでテンプレをお借りしました。
PDFで保存後、フォトショを開いて必要事項を記入する形に。



こんな感じになります。わ~、手間はかかったけどめっちゃわかりやすくなった!
番号ごとに何を用意するかは混乱ポイントなのでリストがあると断然はかどりますね。
印刷したシートを番号ごとにぺりぺりちぎっておくだけでも全然いいと思います。




サイズがばらばらなものやぺらいコピー本があるため、輸送時の補強用のために100均で買った段ボールシートをセットしました。
とは言え、まぁまぁお値段もするのでうちに買い置きがあった分が切れたらもらった段ボールをサイズに合わせてカットしたものも使いました。
サイズを統一しておくとあとで段ボールに詰める時に入れやすく感じました。




セットして詰めました。
粗忽者なのでありましたね、詰め忘れ&詰め間違いが……
気づけたこと、すぐに詰めなおしができたのも必要数だけ用意する&リスト表の用意があったのが大きいです。自分のことは信用するな! それが人生の教訓です。

増刷した本やおまけにつける名刺がまだ届かない、新刊を入稿していないなど、人によってはいろいろ事情もあるかと思いますが、詰めれるものだけ一旦先に詰めておくと後々楽だと思います。
わたしは中間報告の時点で受注生産のコピー本を作っておいたので作業量が少なくてよかったです。ふつうに詰めるだけで割と大変だったので(わたしがどんくさいだけです!笑)これは助かりましたね。


おまけを作るわよ



せっかく注文していただけてうれしいので特典を用意しました。その1はあましのの紙。(あたらしいお話)結局全員に問答無用でおつけしました。
だいじょうぶ! ほのぼのしてるから!笑
ほとぼりのさめたころにブログにでもあげようと思います。




せっかくなら読んでもらいたいし作りたくなって…という感じの「黒い犬」の番外編。
関連した本をご購入の方にお付けしました。
お話はここで読めます。

新規開拓になるかもしれないわくどきも楽しいですが、本を楽しみに待ってくださっている=きっと喜んでくださると信じられる方に向けておまけを作るのはとても楽しかったです。

WEBであんまり感想もらえないタイプだからっていうのはしょうじきあるわよね…。笑
(わたしが100回くらい繰り返し読んでるもんね。笑)
(そっと読んでくださってるみなさんもありがとう!)
実体のないWEBよりも物理になったほうがやっぱり断然楽しい、というのも大きいです。




どんな方がどんな風に本を選んでくださったのかな、うれしいなと思いながらお手紙を書きました。カードはグラフィックさんのフェアで刷ってもらったオリジナルです。
かわいい! うれしい!
ご連絡をくださった方には個別にお手紙を書かせていただいております。

はてさて、これでお送りするものは全部揃ったので段箱にぽいぽいしてあった仕分け済みの本に入れていきましょう。




そろったので封をします。マステだと途中でべろべろ剥がれたりほかの荷物にくっついちゃいそうだったので、マステ+クリアテープで封をしました。
余談ですけど最近マステじゃないかわいい梱包テープってぜんっぜん売ってないですね。
仕上げはかわいいシールコレクションのかわいいシールを貼ります。
シールが貼ってるやつ=全部詰め終わったもの、と区別もつきます。

かわいいとわたしがうれしいから…。笑




すべて仕分けが終わったあとは

・わくおたを梱包(入れた袋の外側にわくおたシールを貼る)
・本は何冊ずつかまとめてぷちぷちに包み、外側に『本』の紙を貼る。
・準備会への差し入れお菓子をクリアパックに入れて『お菓子みんなで食べてね』のシールを貼る。

荷ほどきからの仕分けの手間を考えると本はそのまま入れるのがいいと思うのですが、輸送中に
痛んだりしたらやっぱり怖いので。
梱包してある袋に『何が入っているのかすぐわかるようにする』のが重要なんだろうと思います。

買ってきた箱のサイズが微妙に合わず、家にストックしてあった薬局でもらった段箱がちょうどよかったのはなんていうか…。笑
幸いぴったりぴちぴちサイズになったのですが、余裕があった方は緩衝材を入れるのをお忘れなく。


わたしくらいのごくごく小規模サークルでもなかなか手間どったので、発送まで期限が長かったのは助かりました。みんな通知後の週末には終わっててびっくりしたわ…。笑
(ここまで二週間すこしずつ進めていました)

これだけまとめて通販をお送り出来る機会は個人通販でならまずあり得ないので、やりがいと楽しさもすごくあったし、すごく励まされました。
楽しみに待ってくれている、受け取ってくれる人がいるという希望があることに救われた半年だったんだな。
あとは無事にお届けできること、本を受け取れることを楽しみにしています。
準備会さま、まだまだお世話になりますがどうぞよろしくお願いいたします。



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Text Revolutions EXTRA2に参加させていただました!

受注期間の終了及び注文数の最終通知が届き、これにてテキレボEX2が終了となりました。
緊急事態宣言によるまさかの期間延長と、それに伴う新規サークル参加/新刊の受付/アンソロジーの追加と、ますますボリュームを増してのイベント開催にはびっくりさせられましたが、みんなで楽しめるお祭りの延長戦だ! とプラスに捉えて楽しませてくださる気概がすごいなぁ、と思わせてくださるイベントでした。

注文品の発送、受注した本の受け取りとまだまだイベントは続きますが、ひとまずの区切りが付いてひと安心なところはありますね。


【イベント期間のこと、つくったものの話】
通常時からTwitter会場でガンガン告知をして作品傾向をアピールしよう! 好きなもので通じ合える仲間を探そう! という傾向の強いイベントですが、今回はウェブ開催のため、イベント会場=Twitter な側面がより一層大きかったなぁと思います。
申し込みが始まった瞬間からアピール合戦が始まるので(笑)体感時間がただでさえ長いイベントが二ヶ月の延長戦によって実質半年間の開催になりましたしね。
半年同じ本の宣伝をし続けたのははじめてなんだぜ……笑
その間にちょこ文さんのブックカフェそこ文さんにお邪魔、書店委託のお願い、黒い犬がステキブンゲイ大賞で三次落ちなど、色々ありました。

前回は精神的にすごく疲弊していてあまり元気にアピールできず、今回も正直、世の中に意気消沈しきっているので相変わらず元気はないんですが(笑)出展を断念した文フリ大阪のために作った本を届けたかったので、当社比すごく告知をがんばりました。
実力、と言われればそれまでなのですが、テキレボまでの期間にもTwitterでの告知や各種エアイベントへの参加(=自家通販への誘導)を頑張ったのですが……リアルイベントには遠く及ばず、すごく悲しくて……ここに賭けるしかないと思って……。(笑)
(通販をご利用くださった皆様ほんとうにありがとうございました、たいへん励まされました)
(告知を打ち始めた時点でおそらく秋に開催されるであろうテキレボで買おう、と待ってくださっていたであろう皆様、半年間お待たせいたしました!笑)








3カ月一緒に頑張ってくれたお品書き

新刊を作る気力はない、けれど新しいものを作らないと退屈! という勢いに駆られて突発コピー本が3冊生まれました。




アンソロに書いたものにちょこちょこ作品を足した一冊目。
自分の分だけ作るのも虚しくてつまんないので読んでくんないかな、のつもりだったんですが、ご注文をいただけたことであましのを好いてくださっている方がいてくださるんだな、というのが伝わってきてめっちゃ励まされました。笑
作者はどうだい、かわいいだろう? ってゆすりをかけるあましのヤクザです。




好きなキャラがたくさん愛されてて嬉しくなった勢いで連作っぽい短歌を詠み、グラフィックさんのフェアで紙にしてもらいました。
(Twitterに流したら同ジャンルの人が見てくれてすごい励まされました。ありがとう愛…。笑)



短歌のカードのストックがなかったのであたらしく作りました。

受け取ってくれる人がいるんだからいまのわたしが作りたいいちばん新しいものを作ろう! 作れる! と奮い立たせていただけました。かんしゃかんしゃ。


【告知の話など】
手応えがほしければ
・アンソロに早めに投稿する
・ユーザー企画に参加する/立ち上げるなどで傾向をアピール
・切り口を変えて期間中何度も宣伝する

が基本なのかな。
参加している層にウケる作風であること(各種ファンタジー、歴史系、ラノベ・ライト文芸が強めだけど、熱烈なファンがいればここに限らないかんじかと)、確かな筆力があることをベースに、【バズるような特徴的な宣伝が出来ること】も大きなポイントになってくるのだろうと思います。
プロモーションが上手=作品もきっと面白い で期待値はあがりますもんね。

公式→ユーザー企画にスライドした「#おしながき展覧会」で拡散祭りを開催してくださったのに加え、テンプレートやアイコンの配布があったことにより、

・統一規格で見やすい
・デザインが苦手な人でも作れる

と、より効果的に宣伝を届けるためのサポートがあったのはとてもありがたかったです。
追加応募での参加組、長すぎて息切れしてしまった当初からの参加組にも効果的なPRのチャンスをくださったことが駆け込みでの追加注文に繋がったのかも。



お品書きには毎回短歌を添えていました。何にするのか考えるのが楽しかった。

わたしは(残念ながら。笑)バズるほどの作家性や注目度はないし、訴求ポイントをわかりやすくアピール出来る作風でもないのですが、作品を通して伝えたかったことに真摯に寄り添ってくださる読者さんとの出会いには恵まれているし、伝えたいことを分かち合える人に届いてほしいな、と願って作品を作っています。
感性が合う人に届けばいいな、と思いながら、同じコメントでは飽きるので(笑)少しずつ文章を変えながら宣伝を流していました。
目に留めてくださった皆様、拡散してくださった皆様、ほんとうにありがとうございます。
宣伝内容を気に入ってくださったのか、おなじイベントに参加している連帯感なのか(笑/できれば前者だとうれしいな!笑)フォロー外の方がご反応くださったのもうれしかったです。


企画関連でほかに参加させていただいたのは
・試読めぐり
・装丁まとめ
・エッセイエンス

ですが、いかんせん気力体力がなくてエントリーさせてもらっただけどまりでしたね。
装丁にはこだわりがありまくりますが、みんな面白い記事が書けてすごい。

個人的には詩歌が弱いイベントの印象なので短歌や俳句を紹介する企画があるといいんじゃないかなと思います。



【アンソロジー「手紙」におじゃましました】
・ひとまずは既存一作
・読んでいただけて嬉しいから追加でもう一作

のよくやるパターンでした。

手紙未満の、
真夜中のラブレター

相変わらずよそのアンソロの場をお借りして盛大にのろけるパターンじゃねえかよっていう。笑
周くんは忍のことほんとうに大事に思ってるんだな。こんだけかわいけりゃそうなるよなって思いました。笑
ふたりは仲よしだなぁと温かく見守っていただけてとってもうれしかったです。そうなんですよ。(あましのやくざは圧が強い)




新刊2冊ともで手紙が小道具になってくるので、何か宣伝になるものをと思ったんですよ。本当は。でも書きたかったんだもん。笑
読んでもらえたのがうれしくて書いたお話があるので、もしふたりのことがお嫌いでなければ読んでやってください。
※ちゅうとかはしてないです。笑

おうちのあかり


【おすすめの本/楽しみな本】
テキレボはリコメンド合戦も参加する醍醐味のひとつ。
とは言え、今回は新たに読み終わった本があまり無かった&楽しみな本は勿論ありますが、わたしの本がないやんって寂しい気持ちにさせちゃうし…と思うと(笑)あんまりアピール出来なかったです。
対面のイベントではないからこそ、届く前に「何を買いました」を言いたくない、っていうのがあったのかなぁ。

読んだ作品のことを作者さんとお話しできるのはすごく楽しくて好きなのですが、読み終わったタイミング=感想を伝えるチャンス としてお伝えすることなら出来ても、改めてお薦めをアピールするのはあんまり得意じゃないんですよね。
単純に、いますごく疲れていて消極的だからってだけかもしれません。
取り上げてくださったみなさま、ありがとうございました。




たこやきいちごさんが書いてくださった「ダレンと5つの心の扉」のすてきなレビューをぜひご覧ください。


【気になる受注結果のお話】
さてはて、蓋を開けてみた結果……。
おやおやおや、まあまあまあ。
(毎度の如く、数字は伏せる方針です)


おお、1月の中間報告から更に駆け込みが増えている!
特に力を入れて告知した新刊は多数注目していただけたようでありがたいです。
なによりも、ほぼ宣伝しなかったしおススメしてもらったわけでもない(笑)本にも複数注文が来ていて少しびっくりしました。
全体的に手製本、ファンタジー寄りの作品のウケが良いかんじですね。テキレボの参加者さんにはそういった作品を書かれる方が多いっぽいからでしょうか。



毎回言っていますが、ジェミニに注文が来たのでわたしは満足です。笑
前回来なくて寂しかった光の雨にも追加で受注が来ていたのが嬉しい〜。えへへ。

イベント参加=Twitterでの広報活動 が主となるイベントではありますが、長期間の開催であることも相まってウェブカタログや通販サイトからじっくりと好みの作品を探す人が多いのかな。
ほぼ宣伝を出来なかった前回も満遍なく注文がありましたしね。ありがとうございます。
『宣伝がうまければ目立つ』のは紛れもない事実ですが、『ウェブでの宣伝がうまく出来なくともサイトをじっくり見て本を探してくれる人が確実にいるので、本の情報をしっかり登録しておけば目に留めてもらえる可能性はある』ということなのかもしれません。
実際にわたしもどんな方が書かれているのかまったく知らなければウェブでの宣伝をほぼ見かけなかった本を複数買いました。
時間に余裕があるので落ち着いて本を選べる×ディスプレイや値札のデザインが上手、などの条件がなく、ある意味平等に並べられた中から本を探せる のが通販型イベントの強みなんだろうなと思います。




長期間にわたるオンライン開催という変則的な形のイベントではありましたが、【会場にみんなが集まって特別な一日のお祭りを楽しむ】ということがかなわない今、TL上の疑似会場で活気あふれる状況を楽しませていただき、大変励まされた約半年間でした。
本の発送と購入した作品の受け取りという後夜祭はまだ残っていますが、これにてひと心地ついたな、という安心感がいまは大きいです。

お世話になっている運営のみなさまはもちろんですが、アンソロ投稿作品を読んでくださった皆さん、宣伝を目に留めてくださった皆さん、たくさんの作品から選んでくださったみなさん、ほんとうにほんとうに、この度はありがとうございました。
参加させていただけたことを心より感謝しております。


万全です! ウルトラ元気いっぱい! とは残念ながらまだ言えないのですが、好きなことがしたい・ものを作って届けたい、の元気をもらえてほんとうに励まされました。
あましのが書けるってこんなに大切なことだった…(涙)
読んでいただけると、そしてあわよくば楽しんでもらえるとほんとうにうれしいな。よろしくお願いいたします。


※ここからは荷物の受け取りが完了してからの追記です。

主催おふたりと仕分け参加スタッフさんたちの尽力により、わが家にも荷物が到着しました!
&みなさんの購入本がどしどしアップされてる!
イベントに一年参加出来ておらず、通販の際にメッセージをくださる方はほぼいないのでこうして「どなたが自分の本を手に取ってくれた」という実感を得られる機会にずうっと飢えていたんだなと思います。
買ったら並べて報告!&読んだら感想を共有しあう!という導線を作っていただけた主催者さんのイベントづくりのありがたさを改めて感じています。

#テキレボ反省会にてみなさんがイベントを振り返っていらっしゃいますし、わたしも振り返りましょうか。


◎よかったところ







・何もかもに絶望していたのに突発コピー本三冊が出させたし、めちゃくちゃいい本が仕上がった。
・コピー本だから注文者分だけ作ればいいので在庫を見てつらい気持ちにならないで済む
・複数注文が入ってあましのが愛されている喜びをかみしめた
・「いぬのはなし」を単品で頼んでくださる方がいた→おそらく通販などで事前に黒い犬を読んでくださった方がいた

ラジオで流れる「想像」を聞きながら、発表する場がなくなったことでものを作る楽しさなんて吹き飛んでいったぜまぶしいねえHAHAHA…とやさぐれまくっていたのですが、悲しくて悲しくて絶望していた2020年の最後に新しい本を出せて何よりも救われたのはわたしです。
自分のために一冊だけ作ろうかとも思ったけど、それじゃあなにも楽しくなんてなかった。


・わんこの本二冊を半年間死に物狂いで宣伝し続けたら色んなところに届けられた

正直どれだけ頑張って宣伝しても作風がマイナーなんですが、イベント会場で直接見てもらえるチャンスがないんだから少しでも感性の合う人に見つけてもらうためにそれはもう前代未聞の勢いで半年間宣伝し続けました。
特にアンソロに関しては素晴らしい作品を預けていただいた大傑作になったので、これを届けなければいけないという使命感に駆られていたところはあります。
9月の発刊から半年待ってくださっていた方にも、初めて知ってくださった方にも届いたのならいいなぁと思います。


・ジェミニが出た

何よりも一番大切な作品なので、これが出ればイベントは大成功です。


・わくおたに参加できたし、好きだと言って下さる方もいらした

読み物系は好みがわかれるし、と思って短歌にしました。気に入っていただけるとめっちゃ励まされます。
(あましのじゃない)推しカプ尊いの集大成なんですけど、短歌の31文字だからこそ、わたしの小説はさほど…な方にも気軽に楽しんでもらえる可能性があればな、と思ったのでした。
あなたの推しカプをあてはめるのもおすすめです&短歌の解凍もお待ちしております。笑


・購入者さん特典をがんばれた










ポスカとカード類は毎回ですが、今回は月刊あましのの最新号が書けた! 大半の人は「えっ」って感じかもしれないんですけど、さいこうにかわいくてわたしはウルトラハッピーになりました。あましのは最高!

「黒い犬」の書き下ろしは間に合わなかったので既存のお話をおつけしました。
こちらは おやすみ/Small Town/黒い犬/ダレン のおまけなんですが、おやすみに登場した旅人がSmall Townに登場→Small Townに登場した歌うたいが今回のお話に登場→「黒い犬」の主人公は「ダレン」の作者 と、相互に繋がりがあるためです。
うちのアンソロはほんとうにすばらしい作家さんに寄稿いただいた自慢の宝物なんですが、個人誌ではアンソロで取り上げた内容を掘り下げて書いています。
ご興味も人それぞれかと思いますが、よろしければ編集&ちょっとした文章を書いてた人の個人誌のほうもどうぞよろしくお願いします。


×反省すべき点

え、ないですね!?
いや、強いて言えばアンソロがあましのやくざのあましのかわいいやろ芸なので販促効果がまったくないこと…...?

アンソロ投稿は大切なアピールの場なので作品にも工夫は当然したほうがよいですが、書きたいものを書いて幸せになれたのならそれが一番だと思います。
アンソロで普段あまり読まないジャンルを読んで「楽しく書かれていていいね」と思うことがわたしにもたくさんあるので、「進んであんまり読まないタイプのお話だけれどなかよしでいいね」と思っていただけたのならすごくうれしいし、ふだんあましのにあんなにご反響をいただけないのでわたしは皆さんの優しいご反響にめちゃめちゃ人生を救われました。笑
さびしくない!かなしくない!(スケアクロウのふしで歌える人は友だち)

タグ内で目立った意見は「もっと宣伝を頑張ればよかった」「先物取引で自分の首を絞めすぎた」ですね。
見てもらえるチャンスがない中、もてあました創作意欲をぶつけるにはここに駆けるしかない! というのはめっちゃわかります。
個人的には情報がある程度ないと申し込みづらいなぁと思っちゃいました。

宣伝はですね…正直、個人で出来る範囲には限界があるので仕方ないですよね。ただでさえ期間が長すぎて疲れちゃいましたし。
宣材や装丁の見映えがすごい野生のプロ(本職のグラフィックデザイナーさんもたくさんいらっしゃると思いますが)だったり、イベントに参加している層から見てキャッチ―で魅力的なものを作る才能に長けた方もたくさんいらっしゃるし、「頑張れなかった/切り口を変えたほうがよかったのかもしれない」の振り返りはどうしても発生するのかも。

ぶっちゃけた話、読んでほしくてめちゃめちゃ宣伝に力を入れた本よりもほぼ一切宣伝していない本のほうが売れたんですよ。笑 繰り返しになりますが
WEBカタログにしっかり情報を充実させておけばショッピングサイトにも反映されるのでカタログを整備しておけば誰か好みの合う人が見つけてくれることがある
のが真相のようです。
あとは個人的な好みですが、botでの繰り返しの定型文よりも毎回切り口の違う紹介のほうが見ていて楽しくて好きです。

自分でプロモーションしなければいけないしんどさはどうしても付きまといますが、作品を楽しんでいただける方に出会えるといいな、と思うばかりです。
どうか、届きますように。
そして何より、【届けるための場所】をくださったことに最大級の感謝と愛を。



【今後の予定】
各地の文フリの日程が発表され、文フリ大阪も申し込みを受け付けしておりますが、今年も参加は辞退する予定です。
(状況、去年よりもますます悪くなってますし……)(とてもつらい……)
わたしのまぼろしの2020年の文フリ大阪はいつに、というやりきれさなはありますが、生き延びればまた会えるはずなので(悪夢を切り裂く歌をうたうぜ!)ひとまずワクチンが打てるのを待っています。
今年いっぱいはリアルイベントに出られない・最新刊をイベント会場で頒布することが出来ていないという状況なので、ひとまず新しい本を作る予定はありません。
とは言え、一区切りがついたので息抜きに何か新しい読み切りなどを書けたらとは思っています。

テキレボで注文をし忘れた! という方は年中オープンの★BOOTH通販★をよろしければご利用ください。匿名配送でお送り致しております。

また、短いお話はこちらのブログで読めます
すこしでもお楽しみいただければうれしいです。




また、「黒い犬」は東京都世田谷区駒沢のMOUNT tokyoさまにて開催中のMOUNT ZINE20に参加しており、店頭とネットショップでお求めいただけます。
ツイッターでちょうど紹介してくださっていました、うれしい~!)




テキレボとはまた趣の違うラインナップで、アート性が強めなざらっとした手触りの興味深い本がたくさん!
ここは大阪なので7月の会期中までにお伺いするのは難しそうでたいへん寂しいですが、たいへんユニークなラインナップばかりなのでネットショップを利用してみようかなと思っています。
ぜひのぞいてみてください。

→詳しいご案内の記事




京阪枚方公園駅最寄りの古本屋さん、ぽんつく堂さんにはわが素敵アンソロたち(強気!)「ダレンと5つの心の扉」「さよなら、おやすみ、またあした」がお求めいただけます。
こだわりのラインナップの本がたくさん&枚方公園はおしゃれカフェ激戦区エリアなので、関西方面の方は休日のおでかけなどの候補にしていただけるとうれしいです。
また、店頭と合わせてWEBショップでもお取り扱いいただいております。

平日夜と土曜日オープンのお店です、詳しいスケジュールなどはぽんつく堂さまのツイッターアカウントをご覧ください。

→ご紹介の記事




長崎市の蛍茶屋電停に2月に新しくオープンされた本屋さん「ウニとスカッシュ」さまに「黒い犬」「ダレンと5つの心の扉」を委託していただいております。
どんな感じに並べてくださっているのか、長崎の方はぜひわたしの代わりに見に行ってほしい…。(笑)
オープン日は不定休となっておりますので、お店のツイッターアカウントをご確認ください。


本屋さんにおいていただくのは憧れだったのですが、最近はさまざまな形で受けてくださるお店が増えていてうれしいですね。
ありとあらゆるイベントや販売形態があり、どこが向いているのかは試してみないとわからないよなぁと思います。
2021年のひそやかかつ壮大な目標は「2021年の心に残った本」に挙げてもらうことなので、こうしていろいろなお力をお借りして本を届けてもらうことで作品を大切にしてくださる方に出会えれば、あわよくば、お声を聞かせてもらうことが出来ればと願うばかりです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
また(叶うことなら作品を通して)お会いできればとてもうれしいです。



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