こちらは
創作TALK様の企画に参加させていただいております。
一年を過ごしていると余りにいろいろなことが起こるため、あっという間だなんてことは何ひとつないな、と思いながら今年一年を振り返ってみようとおもいます。
創作に関係のないことのほうが毎回多い&特にこれといって役に立つことを書いていないことをご了承いただけますと幸いです。
【ひとまずは簡単な自己紹介】高梨 來(たかなしらい)
関西在住。10年程(!)前から文フリに出始め、小説を中心に創作活動を行っています。
二年ほど前から(二度とやらないと思っていた)二次創作を再開し、今年から新しいジャンルにはまったことで三足の草鞋をはいています。
オプションテーマ:創作環境コーヒーチェーン店でポメラです。
二回ほど小説のデータがぶっ飛んだので最初から書き直しましたが、最初に書いたお話よりも良くなったので結果オーライ!
【雑感など】毎年言っているような気がしますが、あまりにもむごたらしい出来事が立て続けに起こり、目を覆いたくなるようなことばかりだったなぁとおもいます。
(大きな変革が長い時間をかけて行われている最中故のあらゆる軋轢が起こっているのかな、ということは感じています)
社会の大きな変容に加えて、SNSがあからさまに人々の憎悪や怒りを増幅させるようなアルゴリズムで動いていることもあり、心の平穏を保ち続けるのは難しいなと深く感じ入る一年だったように思います。
怒りや不満やあらゆる向き合うべき問題から目を逸らして無関係を気取っていればいいわけではないし、人の人生が多種多様であるようにエンターテイメントのありようもさまざまなことは百も承知の上で、自分の気持ちを預けられる大切な居場所としての作品作りを心の拠り所としていた一年だったな、と思います。
【創作の話】息抜きの日々の創作が二次創作メインになっていたため、ほぼオリジナルを書けていなくてびっくりしたし寂しい。笑 まぁそういう時もあるさ。
とはいえ、お正月に1本だけ書いてましたね。
Happy New……恋人の家族にご挨拶するお話。
長い時間をかけて彼らの人生の様々な時間を描けることも、誰かしら読んでくださる人がいらっしゃることも本当に嬉しいです。
水面下では二年ほど前から匂わせていた(笑)合同誌の内容をブラッシュアップしていたのですが、予告編の冊子を文フリ大阪で発行出来たことで、ずっと向き合い、磨き続けてきた作品を少しだけみなさまにお披露目できたのがとてもうれしかったです。
【文フリ大阪にでたよ】
コロナ禍が始まって以来、一般参加すらしていなかったのですが、そろそろリスタートをしたい、と意を決して申し込みました。
新刊がないとつまらないけれど、体力・精神力的に大きな企画を打ち出すのは難しいし、4年前に文フリ大阪で出すはずだった大切な本を改めてイベントで見てもらうことに注力したいと思い、新刊はコピー本二冊でした。
参加レポート long way home4年前の新刊、「黒い犬」「ダレン~」の二作からの派生作品で比良岡美紀さんとの共著。
新しい場所へ向かうふたりの「はじまり」の物語であるのとともに、ご協力いただいて制作を行っている合同誌のプロローグとなっている本です。
まるで星の落ちる夜のような、恋をときメモGS2にはまった事をきっかけに二次短歌の連作がいくつか出来たので、それらとともに、ゲームを未プレーの方向けの「わたしとGS、というか氷上くんとわたしの恋」についての一言コラムを載せた本をまとめました。
二次短歌の本はたいてい短歌しか載っていませんが、お友達たちはGSのことをよく知らないから。笑(GSや二次の活動に関しては後述で改めてふれさせていただきます)
空白の4年の間になにもかもが大きく変わっているのだろうと覚悟はしていたし、100円の薄いコピー本2冊を新刊にしたのも、イベント参加へのリハビリのようなものだから、という気持ちからでした。
ふたを開けてみてどうだったのかと言えば……思っていた通り、いや、それ以上でしたね。笑
わたしが申し込んだジャンルは「現代」(メイン作品が純文学でも短編でもファンタジーでもBLでもないのでそこしか該当するものがない)でしたが、学生さんの時からの文芸サークルの仲間同士で、といった雰囲気のサークルさんが並ぶでぽつんと異彩を放っていたため(笑)、並びで覗いていく、という感じのお客さんはいらっしゃらないなぁという感じでした。
規模が大きくなりすぎてしまい、じっくりみる余裕が完全になくなってしまったとはいえ、立ち止まってくれる人は今までで一番少なかったです。
そういうもんだからまぁしゃあないわな。笑
エンタメ系小説サークルなら「食」などの普遍的でキャッチーな題材だったり、純文学とすこし不思議系統のあいの子的な世界観を打ち出した作品が注目されているのかな、と思いました。
わたしはそういった意味ではいつでもジャンル迷子ですからね。
文フリで知り合ったゲームを知らない(笑)お知り合いのみなさんや(4、5年ぶりにお会い出来た方が多数いらしてすごくうれしかったです)、告知を見てくださったのであろうGSをお好きな人が短歌の本を手にとってくださってうれしかったです。
小説のほうは格段に見てもらえなかったな。笑(お手に取ってくださった皆さん、ありがとうございました)
彼氏がついててくれたから勇気1000%!笑
短歌は心に大きなショックを受けた時に偶然の産物として生まれるもの=日常的な創作活動として行うことが出来ないため、投稿や歌会などへの参加は出来ない=短歌クラスタではないなという気持ちでいるのですが、目に留めてくださる方がいらっしゃることがとてもうれしいです。
これ詠んだ時はたぶん悲しかったんだと思う。プロ作家さんや商業出版社がどんどん押し寄せ、ついにビッグサイトで開催されるまでの一大イベントとなったことへの様々な意見が日々行き交ってはいますが、偏に「客層が大きく移り変わった」とところが大きいな、というのが参加してみての実感でした。
もとより文フリの花形は純文学と詩歌でしたが、そこに加えてプロの文芸作家さんが多く参加されるようになったこと(プロだって好きに書いた同人誌を作りたいだろうし、わたしだって好きな作家さんの商業番外編の同人誌を喜び勇んで読んでいるので。笑)、有名なライターさん、noteなどで多数のファンを獲得しているノンフィクションの書き手さんが一気に増えたのだな、というのが印象的だったような気がします。
大挙して押し寄せるようになったお客さんたちが(好きな作家さん以外で)主に探しているのはノンフィクションやエッセイが大半で、いままで以上に事前にチェックしたサークル以外を探して回る余裕はなくなってしまったのだろうし、あまりにもサークル数が増えすぎて宣伝をしても埋もれてしまう、というところはあるのだと思います。
初期から中期の頃の文フリ大阪のような「こつこつ作った作品を発表する年に一度の文化祭」の気持ちで出展していままでと同じ満足感を得ることは非常に難しくなってしまい、中小規模の創作イベントや個人営業の書店さん、読書会などのコミュニティで草の根活動のように作品を見てもらう・不特定多数の人と交流するという土台を作り上げれば足を止めてくれる人も増えるのかな、と個人的には思っています。
仕方ないこととは言え、自分の慣れ親しんだ場所が様変わりしていくのは率直に言えば寂しいです。
時間を作って会場をぐるりと周り、慣れ親しんだお友達にご挨拶をしたり、4年越しでアンソロ参加の直接のお礼を伝えることが出来たのがとてもうれしかったです。
せっかく来たのだから本を見て回りたい気持ちはありましたが、あまりに大きく人の多い会場の空気にのまれてしまい、ゆっくり見て回る余裕がないな、駆け足にならざるを得ないな、というのはどうしても感じました。
一般参加でふらっと見て回ろうにも途中で予算が尽きて買えない、なんてこともきっとありますよね。笑
大盛況のノンフィクション島も通りがかりに見てまわりましたが、見せ方や切り口がうまくて目に留まる作品も多いし、SNSで「バズる」ことがすべて、めまぐるしいスピードで消費されてしまう、という文化から程良く距離をおいて自身の個人的な考えや価値観を伝える場所として紙の本にエッセイや日記をまとめるという創作表現を選ぶのも素敵なことだな、と思いました。
わたしもエッセイを過去に出しましたが、SNSで無暗に打ち明けたくないことを預ける場所とし機能してくれていいんですよね。
(あまりそちらに舵をとる気にはなれなかったり、なんとなくタイミングを逃してしまってお蔵入りしているものならあります)
心のキャパがいっぱいいっぱいだったのでほとんど見るだけになってしまい、申し訳なかったです。
【ときメモGS2にはまったよ】何よりもの2024年の最大の事件でした。笑
好きな声優さんが出ていると聞いて興味を持つ→積みゲーをプレーし終えた春頃、満を持して羽ヶ崎学園(GS2の舞台)に入学→時を同じくしてswitch移植版をプレーし始めた人たちが多数いたことにより、界隈が大盛り上がり→あまりにもゲームがすばらしいのでプレーしながら思いの丈を話していたら続々と氷上くんのことを好きなフォロー外の人たちからいいねの通知が届く(なんで!?)→そのうち幾人かの人がフォローしてくださるようになり、はね学のお友達に恵まれる→たくさんの刺激を受けて楽しくなり、小説を書いて発表するようになり→はね学の同級生のみんなが読んでくれてウルトラミラクルハッピー!
ざっくりと経緯を説明するとこうです。笑
二年前から新しいジャンルにはまって作品やキャラクターへの雑感も日常的に話していて二次創作も書いてはいるのですが、いかんせん
パブサ結果が9.5割わたしのカプにはまっているのでパブサからいいねを押してくれる人はほぼ皆無でお友達が出来るわけもなく。(笑)(すごくニッチだとかマイナーだとか接点なしってわけではないんです。わたしが追いついた頃には世間の盛り上がりが何故か去ってしまっていた&おそらくわたしの作風がジャンルの人たちのヘキにあまり刺さらない、みたいな?)
まさか自分がジャンルの人たちに歓迎してもらえるだなんて思っていなかった、なにが起こっているのか本当にわからないけれどものすごくうれしい、というのがはまりたての頃の率直な気持ちでした。
わたしは元より、比較的浅く広く色々なものに興味を持つ(創作をするほどはまる事が滅多にない)ため、発信&交流専用のアカウントを作るという発想もなく、ただ新しく好きなものに出会えたのがうれしくてゲームの感想を話していたにすぎないのですが、同じ時期に最高潮に盛り上がっていて発信や交流をしたい! と思っている人たちが多数いるジャンルに出会えたのは本当に幸福なことだな、と思っています。
また、GSのみなさんはすごく優しいので「らいさんは言語化がうまいですね」と度々ほめてくださるのがとてもうれしいです。僕はおしゃべりすぎるだけなのにどうもありがとう。笑
わたしは音楽がとても好きなのでライブの感想を度々ブログに書いていて「らいさんはなんでそんなに文章が書けるんですか、プロの人なんですか」と恐れ多くも尋ねられたので、「ただのおたくです」と答えたことがあるのですが、心を動かされる大切なものに出会えたことをきっかけに自分の気持ちに向き合い、その内情を誰かに聞いてもらう、ということを長年(ただの自分が生きやすくなるためのライフワークのような趣味として)行っていたことをきっかけにすてきな皆さんとの出会いのきっかけを得られたことや、同じものを愛好する人に喜んでいただけることにつながったのかと思うと心からうれしいです。
おたくになってよかった!笑
(すごく余談ですが、ライブに行く度に服装が奇抜なおかげで名乗る前に初対面のフォロワーさんが気づいてくれます。お忍び参加できない。笑)
基本的にどこに出かける時にもだいたいひとりで、不特定多数の人と仲良くさせてもらう・輪に加えてもらうことが得意ではないのですが、SNSで発信する=少なからずの理解や共感といった寄り添いを求めているので、そういった想いに多数の人たちが応えてくれる、各が考えたこと・感じたことを寄せ合って大きな花束を作るようなコミュニティに合流させていただけたことがとても救いになっています。
【初めてピクスクさんのオンイベに参加出来てウルトラミラクルハッピー】多種多様なオンイベがあれど、一次創作系は特に「これだ!」と思えるものに出会えず、二次は参加資格のあるものが開催されていない……みんな楽しそうでいいなあと指をくわえて見ていたところ、GSシリーズのテキスト作品主体のウェブオンリーが開催されると目にしたのは5月頃でした。
書きためた小説や短歌と、間に合えば新作をアップしよう! ウェブオンリーだから展示のみでもいいもんね! と意気揚々と参加させていただいたのですが、これがまぁ本当にすごく楽しくて楽しくて。
GS2のテーマ&夏開催なのに併せて灯台と人魚姫をモチーフにデザインしたお品書き。
同じ作品を愛する人たちの集まるウェブオンリーは(展示のみでも参加も出来ることもあり)いかに限られた時間内で本を手にとってもらうか、ありきの即売会とは違っておのおのが寄せた「作品の好きなところ」を教えてもらう和やかな発表会の場であるのと同時に、「みんなで楽しむお祭りの場」であることから心理的なハードルが下がり、和気藹々とした交流の場として機能しているのがすごく心地よく感じられました。
SNSに載せた作品を読んでもらえるのはすごくうれしいのですが、小説って絵と違って格段に拡散されなくてまあ読んでもらうことが難しいので(笑)同じ作品を好きな人たちのそれぞれの「好き」が一同に介する場で様々な方の感性の光る作品に出会えたこと、あたたかな言葉をかけていただけたことが本当に励みになりました。
去年7年ぶりに二次創作のイベントに出た際にも改めて思ったのですが、即売会は大概の場合、「その場でないと滅多に会えない友達と近況報告を交わしあう場」「作品を買いに来てくれた人に手渡す場」であり、作品をどう受け止めてくださったのかを聞かせていただけることって滅多にないんですよね。
お金を出してまで本を買ってくれた(ウェブなどで読んでいて作品を気に入ってくれたから本がほしいと思って訪ねてきてくれたor会場で目に留めて「いいな」と感じてもらえた)ことがすべてだと言われればそれまでなのですが、自分が心を寄せて大切に送り出したものについてどう感じたのを聞かせてもらいたい、という願いが叶わないことに精神的にかなり堪えてしまったので、「気に入ってくれた人がいたらしい」「本が売れた」に留まらず、作品を通して心のやりとりのようなものをしていただけたことが本当にうれしかったです。
僕の夢が叶ったのは誰かのおかげなのでありがとうの代わりに好きって言わせて。笑
GS2に関しては氷上くんの親友モードを考察する勉強会でみなさんと考えや気づきを共有させていただいたり、お誕生日カウントダウン企画でたくさんの人にお話を読んでいただける機会をいただけたり、イベントでアンドロメダ姫(氷上くんファンの呼称)とリアルでお会いする機会に恵まれたりと、はまりたてのジャンルかつ、みなさんのように専用アカウントを作って交流しようというつもりはまったくなかったのになぜ!? という勢いで(笑)多数のあたたかな交流の機会に恵まれ、非常に感謝しています。
人生を豊かにしてくれるすばらしい作品に出会えたこと、「ファン活動」という形で自分が出会ったものへの感謝や愛情を形に残せたこと、あたたかい人とのつながりをもてたこと、すべての奇跡を心からうれしく思っています。
ときメモGS2の氷上格くんを中心とした二次創作は
こちらにまとめてあります、ご興味をもっていただけましたら嬉しいです。
【そういえば売らない本も作ったんだった】 お友達と6月にお泊りオフ会をした際にお土産としてコピー本を作っていきました。
お友達はわたしの推しカプには特に興味はありません。(でも優しいので「おまえが書いているから」って理由で読んでくれたり、推しカプの絵を描いてくれたりしました。すごく優しい)
(元ネタ知らないのに読んで丁寧な感想をくれるお友達もいる。天使なのかな)
あましのとやってること大体一緒だから僕の小説が嫌いでなければ創作BLだと思って読めるんじゃないかと思います。
装丁もお話も気に入っているので書きたいな、と思えるきっかけがもらえて嬉しかったです。お話は
こちらに再録しています。【ことしも東京の二次イベントに出たよ】昨年「せっかくこんなに好きになったんだから本を作りたいし、見てもらうためにもジャンルのオンリーに参加しよう!」と意を決して4年ぶりの同人イベント、7年ぶりの二次創作イベントに参加し、正直めちゃくちゃ落ち込んだんですが(笑)本にしたいな、と思うお話が一冊分貯まったこともあり、今年もまたイベントに参加してきました。
イベント合わせでぎりぎりまで本を作る、というのは心身のコンディションがよくないのであきらめた→何ヶ月も前に完成させておく、という形でイベントに出ているため、新刊は最終的に分厚い再録と書き下ろしの薄いコピー本の合計3冊。
去年はな、無配が2冊あったんやで。笑
同日に南ホールで開催されていたGSオンリーにエア参加のつもりで、GS2でも無配本を作りました。クリスマスを控えたころのお話です。
今年の新刊です、かわいかろう。
ブースのレイアウトがきれいに出来てうれしいからみてください。
去年の母体イベントだったスパークの半分程度の規模での開催かつ、ウェブにあげているお話への反響もまぁ
(ほぼない)……という感じなので覚悟はしていましたが、本当にすごく人通りが少なかったです。(自分のいた側の島の半分近くが欠席だったこともあり、余計に閑散とした感じに)(おむかいのひぷまいサークルさんのコス売り子さんがかっこよろしかったです。笑)
ジャンルのお友達も売り子さんもいないので率直に言えばとても寂しかったのですが、おそらく告知を見てくださったのであろうGSの無配を見に来てくださった方がいらっしゃり、参加ジャンルのほうでもとてもうれしいお言葉をかけていただく機会に恵まれ、そろそろお片づけかな……という頃には南ホールに行っていたアンドロメダ姫たちが西まで訪ねてきてくれたり(みんな来てくれるって事前に聞いてなかったから無配本足りなくなっちゃってほんとにごめんね!笑)と、うれしいことがあったので参加出来てよかったなと思いました。
Splash!とバッチリ好印象の同時開催には奇跡も魔法もあるんだね。
わたしは作家さんのサイン会などにお伺いするのが好きなので、素敵な作品を作ってくださる書き手さんに直接感謝をお伝え出来たのがすごくうれしかったです。
時間も体力も消耗するイベントに参加するよりも書店でまとめて購入するほうが楽だから……と、イベント離れする人も増えている
(ので、あらゆる意味で、二次創作の同人活動は書店委託オンリーでやったほうがサークル側としても楽という側面はある)ようですが、わたしはやっぱり作品を通して色々な方にお会いできる同人イベントに参加する事が好きだな、と思いました。
お会いできたすべての皆様に心より感謝しています。
今年は! 開場前に赤プラでお菓子を買えたぞ!笑
イベントで出展されている多種多様なお菓子屋さんを見て回るのが大好きなので楽しかったです。差し入れが現地調達できるのも便利でいいですね。
二次創作の小説は
こちらにまとめてあります。
【イベントっていろいろあるものだね】対面販売の同人イベントに出られなかった期間にはもっぱら委託型イベントや書店委託などで同人誌を頒布し、自分が直接参加するイベントでは得られない出会いにも恵まれてすごく感謝してはいるのですが、やはり対面のイベントとは似て非なるものだな、というのはこの数年で強く感じたこともあり、同人イベントに本格的に復帰できたのはすごく楽しかったです。
自分のブースで自分の好きなように本を並べられる、自分だけの売場空間をもらえるのはうれしいし、小説を書くことはどうしても孤独な作業になってしまうので、給水ポイントのように人とのつながりを得られることがすごくありがたいなぁと感じます。
(その一方で、小説を書いている自分と人と接する時にセルフイメージとして振る舞わざるを得ない自分の間にどんどん溝が生まれてイベント前後にものすごく消耗することが過去にはありました。いつの間にか乗り越えられたのでよかったな、と思っています)
とはいえ、慣れ親しんだ文フリがどんどん拡大化していき、集まる人たちが生み出す場の空気が変容しつつあることには戸惑いのほうが大きく、ホームのつもりだった文フリ大阪への参加も来年からはどうしようかな、というのが正直な気持ちです。
9月のOMMにいくだけで命からがらだったので、インテにいける気がしなくて。
なにか程良い規模と空気感の創作系イベントを探してみたいな、という気持ちでいます。
コロナ禍のこの異常な状況が終わりさえすれば元の生活に戻れるはずだと信じていたのですが、結局コロナが終わることはないし、自分の心身もありとあらゆる状況も変容してしまい、「戻る」ことはもうないのだな、ということを改めて痛感した一年でした。
いろいろなことはありますが、自分の考えたことや感じたことを作品にできたこと、それらによって気づくことができたこと、乗り越えられたことが沢山あったのは確かなので、「よりよい人生を生きていけるための糧としての創作」を自分なりに今後も続けていければいいなと思います。
単純に作品を作れると新しく自分の読むものが増えて楽しいんですよね。笑
好きなミュージシャンの方が「音楽を作ることは居場所作り」という旨のことをおっしゃっていたのがとても印象に残っているのですが、自分にとっての居心地の良い場所に出会えるか否かは本当に運次第なんだな、というのを深く感じたような気がします。
作品を作り続けてきて本当によかったと思える奇跡のような瞬間は沢山あって、とは言え、その喜びでは到底相殺できない程度にものすごく悲しいことが沢山あっておおむねずっとブチ切れていた(笑)のですが、小説を書くことが、文章を書くことが本当に好きで、本を作ってイベントでみてもらうことが本当に好きなので、来年もまた発表をさせてもらえる場に赴くことができれば、何かを書くことが出来るきっかけを得られればいいなぁと思います。
引き続き健康に気をつけながらぼちぼち楽しくやっていけるといいな。いま手がけている作品や次に書きたいと思っている作品をいいものにできればいいな。来年はときメモGSのリアルの同人イベントに出てみたいな(オンイベはもうふたつ申し込み済みです! やったあ来年春と夏のウェブオンリー楽しみだなぁ!笑))というのが、創作活動面での目下の楽しみな予定です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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