長期間にわたるオンライン開催という変則的な形のイベントではありましたが、【会場にみんなが集まって特別な一日のお祭りを楽しむ】ということがかなわない今、TL上の疑似会場で活気あふれる状況を楽しませていただき、大変励まされた約半年間でした。
本の発送と購入した作品の受け取りという後夜祭はまだ残っていますが、これにてひと心地ついたな、という安心感がいまは大きいです。
お世話になっている運営のみなさまはもちろんですが、アンソロ投稿作品を読んでくださった皆さん、宣伝を目に留めてくださった皆さん、たくさんの作品から選んでくださったみなさん、ほんとうにほんとうに、この度はありがとうございました。
参加させていただけたことを心より感謝しております。
万全です! ウルトラ元気いっぱい! とは残念ながらまだ言えないのですが、好きなことがしたい・ものを作って届けたい、の元気をもらえてほんとうに励まされました。
あましのが書けるってこんなに大切なことだった…(涙)
読んでいただけると、そしてあわよくば楽しんでもらえるとほんとうにうれしいな。よろしくお願いいたします。
※ここからは荷物の受け取りが完了してからの追記です。
主催おふたりと仕分け参加スタッフさんたちの尽力により、わが家にも荷物が到着しました!
&みなさんの購入本がどしどしアップされてる!
イベントに一年参加出来ておらず、通販の際にメッセージをくださる方はほぼいないのでこうして「どなたが自分の本を手に取ってくれた」という実感を得られる機会にずうっと飢えていたんだなと思います。
買ったら並べて報告!&読んだら感想を共有しあう!という導線を作っていただけた主催者さんのイベントづくりのありがたさを改めて感じています。
#テキレボ反省会にてみなさんがイベントを振り返っていらっしゃいますし、わたしも振り返りましょうか。
◎よかったところ
・何もかもに絶望していたのに突発コピー本三冊が出させたし、めちゃくちゃいい本が仕上がった。
・コピー本だから注文者分だけ作ればいいので在庫を見てつらい気持ちにならないで済む
・複数注文が入ってあましのが愛されている喜びをかみしめた
・「いぬのはなし」を単品で頼んでくださる方がいた→おそらく通販などで事前に黒い犬を読んでくださった方がいた
ラジオで流れる「想像」を聞きながら、発表する場がなくなったことでものを作る楽しさなんて吹き飛んでいったぜまぶしいねえHAHAHA…とやさぐれまくっていたのですが、悲しくて悲しくて絶望していた2020年の最後に新しい本を出せて何よりも救われたのはわたしです。
自分のために一冊だけ作ろうかとも思ったけど、それじゃあなにも楽しくなんてなかった。
・わんこの本二冊を半年間死に物狂いで宣伝し続けたら色んなところに届けられた
正直どれだけ頑張って宣伝しても作風がマイナーなんですが、イベント会場で直接見てもらえるチャンスがないんだから少しでも感性の合う人に見つけてもらうためにそれはもう前代未聞の勢いで半年間宣伝し続けました。
特にアンソロに関しては素晴らしい作品を預けていただいた大傑作になったので、これを届けなければいけないという使命感に駆られていたところはあります。
9月の発刊から半年待ってくださっていた方にも、初めて知ってくださった方にも届いたのならいいなぁと思います。
・ジェミニが出た
何よりも一番大切な作品なので、これが出ればイベントは大成功です。
・わくおたに参加できたし、好きだと言って下さる方もいらした
読み物系は好みがわかれるし、と思って短歌にしました。気に入っていただけるとめっちゃ励まされます。
(あましのじゃない)推しカプ尊いの集大成なんですけど、短歌の31文字だからこそ、わたしの小説はさほど…な方にも気軽に楽しんでもらえる可能性があればな、と思ったのでした。
あなたの推しカプをあてはめるのもおすすめです&短歌の解凍もお待ちしております。笑
・購入者さん特典をがんばれた
ポスカとカード類は毎回ですが、今回は月刊あましのの最新号が書けた! 大半の人は「えっ」って感じかもしれないんですけど、さいこうにかわいくてわたしはウルトラハッピーになりました。あましのは最高!
「黒い犬」の書き下ろしは間に合わなかったので既存のお話をおつけしました。
こちらは おやすみ/Small Town/黒い犬/ダレン のおまけなんですが、おやすみに登場した旅人がSmall Townに登場→Small Townに登場した歌うたいが今回のお話に登場→「黒い犬」の主人公は「ダレン」の作者 と、相互に繋がりがあるためです。
うちのアンソロはほんとうにすばらしい作家さんに寄稿いただいた自慢の宝物なんですが、個人誌ではアンソロで取り上げた内容を掘り下げて書いています。
ご興味も人それぞれかと思いますが、よろしければ編集&ちょっとした文章を書いてた人の個人誌のほうもどうぞよろしくお願いします。
×反省すべき点
え、ないですね!?
いや、強いて言えばアンソロがあましのやくざのあましのかわいいやろ芸なので販促効果がまったくないこと…...?
アンソロ投稿は大切なアピールの場なので作品にも工夫は当然したほうがよいですが、書きたいものを書いて幸せになれたのならそれが一番だと思います。
アンソロで普段あまり読まないジャンルを読んで「楽しく書かれていていいね」と思うことがわたしにもたくさんあるので、「進んであんまり読まないタイプのお話だけれどなかよしでいいね」と思っていただけたのならすごくうれしいし、ふだんあましのにあんなにご反響をいただけないのでわたしは皆さんの優しいご反響にめちゃめちゃ人生を救われました。笑
さびしくない!かなしくない!(スケアクロウのふしで歌える人は友だち)
タグ内で目立った意見は「もっと宣伝を頑張ればよかった」「先物取引で自分の首を絞めすぎた」ですね。
見てもらえるチャンスがない中、もてあました創作意欲をぶつけるにはここに駆けるしかない! というのはめっちゃわかります。
個人的には情報がある程度ないと申し込みづらいなぁと思っちゃいました。
宣伝はですね…正直、個人で出来る範囲には限界があるので仕方ないですよね。ただでさえ期間が長すぎて疲れちゃいましたし。
宣材や装丁の見映えがすごい野生のプロ(本職のグラフィックデザイナーさんもたくさんいらっしゃると思いますが)だったり、イベントに参加している層から見てキャッチ―で魅力的なものを作る才能に長けた方もたくさんいらっしゃるし、「頑張れなかった/切り口を変えたほうがよかったのかもしれない」の振り返りはどうしても発生するのかも。
ぶっちゃけた話、読んでほしくてめちゃめちゃ宣伝に力を入れた本よりもほぼ一切宣伝していない本のほうが売れたんですよ。笑 繰り返しになりますが
WEBカタログにしっかり情報を充実させておけばショッピングサイトにも反映されるのでカタログを整備しておけば誰か好みの合う人が見つけてくれることがある
のが真相のようです。
あとは個人的な好みですが、botでの繰り返しの定型文よりも毎回切り口の違う紹介のほうが見ていて楽しくて好きです。
自分でプロモーションしなければいけないしんどさはどうしても付きまといますが、作品を楽しんでいただける方に出会えるといいな、と思うばかりです。
どうか、届きますように。
そして何より、【届けるための場所】をくださったことに最大級の感謝と愛を。
【今後の予定】
各地の文フリの日程が発表され、文フリ大阪も申し込みを受け付けしておりますが、今年も参加は辞退する予定です。
(状況、去年よりもますます悪くなってますし……)(とてもつらい……)
わたしのまぼろしの2020年の文フリ大阪はいつに、というやりきれさなはありますが、生き延びればまた会えるはずなので(悪夢を切り裂く歌をうたうぜ!)ひとまずワクチンが打てるのを待っています。
今年いっぱいはリアルイベントに出られない・最新刊をイベント会場で頒布することが出来ていないという状況なので、ひとまず新しい本を作る予定はありません。
とは言え、一区切りがついたので息抜きに何か新しい読み切りなどを書けたらとは思っています。
テキレボで注文をし忘れた! という方は年中オープンの★BOOTH通販★をよろしければご利用ください。匿名配送でお送り致しております。
また、短いお話はこちらのブログで読めます。
すこしでもお楽しみいただければうれしいです。
また、「黒い犬」は東京都世田谷区駒沢のMOUNT tokyoさまにて開催中のMOUNT ZINE20に参加しており、店頭とネットショップでお求めいただけます。
(ツイッターでちょうど紹介してくださっていました、うれしい~!)
テキレボとはまた趣の違うラインナップで、アート性が強めなざらっとした手触りの興味深い本がたくさん!
ここは大阪なので7月の会期中までにお伺いするのは難しそうでたいへん寂しいですが、たいへんユニークなラインナップばかりなのでネットショップを利用してみようかなと思っています。
ぜひのぞいてみてください。
→詳しいご案内の記事
京阪枚方公園駅最寄りの古本屋さん、ぽんつく堂さんにはわが素敵アンソロたち(強気!)「ダレンと5つの心の扉」「さよなら、おやすみ、またあした」がお求めいただけます。
こだわりのラインナップの本がたくさん&枚方公園はおしゃれカフェ激戦区エリアなので、関西方面の方は休日のおでかけなどの候補にしていただけるとうれしいです。
また、店頭と合わせてWEBショップでもお取り扱いいただいております。
平日夜と土曜日オープンのお店です、詳しいスケジュールなどはぽんつく堂さまのツイッターアカウントをご覧ください。
→ご紹介の記事
長崎市の蛍茶屋電停に2月に新しくオープンされた本屋さん「ウニとスカッシュ」さまに「黒い犬」「ダレンと5つの心の扉」を委託していただいております。
どんな感じに並べてくださっているのか、長崎の方はぜひわたしの代わりに見に行ってほしい…。(笑)
オープン日は不定休となっておりますので、お店のツイッターアカウントをご確認ください。
本屋さんにおいていただくのは憧れだったのですが、最近はさまざまな形で受けてくださるお店が増えていてうれしいですね。
ありとあらゆるイベントや販売形態があり、どこが向いているのかは試してみないとわからないよなぁと思います。
2021年のひそやかかつ壮大な目標は「2021年の心に残った本」に挙げてもらうことなので、こうしていろいろなお力をお借りして本を届けてもらうことで作品を大切にしてくださる方に出会えれば、あわよくば、お声を聞かせてもらうことが出来ればと願うばかりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また(叶うことなら作品を通して)お会いできればとてもうれしいです。
さてはて、通販と当日も含めた結果報告が届きました。
ふむふむふむ、なるほどなるほどははーん。
0じゃなくてよかった……。笑
個人通販以外の販路/直接手に取っていただける機会を頂けるのはありがたい限りです。
この度はありがとうございました。
【CMです】
現在大絶賛延長開催中! 残り一週間となったテキレボEX2に参加しています。
★午前三時の音楽の通販ページ★
まとめ買いのお得なチャンスですので、お見逃しないようにお願い致します。
また、当方の本のみお求めの場合はBOOTH通販をご利用ください。
最新長編の「黒い犬」はステキブンゲイにて全編読めます。
ステキブンゲイ大賞で三次選考まで残していただいた(三次で落ちたともいう!笑)作品です。
何よりも届けたくて、自分を奮い立たせるような大切な思いを込めて書いたのですこしでも届いたこと、全然話題になってないけど前よりもだいぶカウンターは動いたこと(笑)がすごくうれしいし、誇らしいです。
愛情と誇りを持って送り出した作品が何らかの形で受け手となってくださる方に届いてくれることを祈るばかりです。
どうぞよろしくお願いします。