調弦、午前三時
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小説と各種お知らせなど。スパム対策のためコメント欄は閉じております。なにかありましたら拍手から。
ja
2024-01-03T20:42:57+09:00
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Happy New……
周くんと「新しい家族」のお話
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ショートショート
2024-01-03T20:42:57+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
高梨 來
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2023年の振り返り
2023年も残りあと少しなので、今年あったことを色々と振り返らせていただきます。
例年どおりなら創作TALKさんの企画に参加させていただいておりますが、今年は例年に増してぶっちゃけた話だとか嘆きが多いので参加しておりません。
めっちゃ長いし有益なことは書いていませんが、お付き合いいただける方がいら...
例年どおりなら創作TALKさんの企画に参加させていただいておりますが、今年は例年に増してぶっちゃけた話だとか嘆きが多いので参加しておりません。
めっちゃ長いし有益なことは書いていませんが、お付き合いいただける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
【色々な雑感】
ここ数年ずっと感じ続けていることではありますが、結局パンデミックの混乱は収まることがないまま、戦争はますます激化するばかり、政治や社会への不信感は高まり続け、常に争いごとと隣り合わせの日々が続くとても平時とは言えない状態が日常となってしまい、不安な気持ちに駆られることだらけだったような気がします。
わたしにも憤りを感じるようなことはそれはもうたくさんありますが、自分の支持している考えを否定するような言説はすべて出まかせの誤りだ、と自分の信じる〝正義〟こそが絶対的に正しいのだと声高に主張するあまりに過激な争いに発展していくような場面を幾つも目にしてしまい、心が苦しくなることがすごく多かったです。
自身にとって負担になりすぎない範疇で、『知りたくなかった』物事にも関心を持ち続けていたいな、自分の考えや価値観にいま一度真剣に向き合っていきたいなと改めて思わされた一年だったと改めて感じています。
また、今年はあまりにもミュージシャンの訃報が多く、ショックが大き過ぎていまだに現実のことととして受け入れられていないところがあります。
好きなミュージシャンとの突然のお別れは一度や二度ではないですが、これだけ異常なペースでの立て続けであったことや、必ずまたお会いできるだろうと信じていたからこそショックがあまりに大きいのかもしれません。
心の中に生まれた空白はそう簡単に埋まるものではないし、埋められるはずもないので、ただどうしようもなく悲しくて寂しいというこの気持ちを抱えたまま、たくさんの作品と大切な思い出が残っていることや、いまこうして自分が生きていることを大切にしていかないとな、と思います。
とはいえ、もちろんしんどいことばかりではなく、新しく好きになったものにもたくさん出会えたし、今年からは好きなミュージシャンの活動が活発になってきたことや、いい加減がまんしきれなくなってきた(笑)こともあり、ライブにもたくさんいきました。
自分にとって音楽が本当に大好きで大切な宝物のような存在であることを再認識できたこと、たくさんのものを受け取らせてもらえたことが本当にうれしかったです。
心に残しておきたい大切でかけがえのない瞬間がいくつもありました。
去年からライブの感想を書いているブログを再開したのですが、自分が見聞きしてきたこと、感じたことを誰かに伝えるために書き残すのはやっぱり楽しいなと思います。
これもひとつの表現活動なんだよね。
☆ブログはこちら☆
趣味が合う人はたぶんいないと思うんですが……とりあえず貼っておくね。(ところで音楽繋がりで知り合ったお友だちにこのアカウントがばれてるんですよ、ワッハッハ。ライブの感想で長い文章を書けるのは!!! 数十年小説を書いている筋金入りのオタクだからですYO!!!)
体調面に関しては、夏に冷房をかけた部屋でのデスクワークの弊害でこっぴどいぎっくり腰になったこと、部屋の中で脱水になったことくらいで大きな怪我や病気には見舞われずに済みました。今後も冷えと水分摂取には本当に気をつけようと思います。
ネットやSNSに関してはTwitterが突如Xになり(絶対にTwitterって言い続けるけど)、ありとあらゆる突然の仕様変更に振り回されては気苦労が絶えなかったなぁと思います。
避難所として他のSNSに移動する方も多いようですが、好きなミュージシャンやブランドの情報発信を受け取る場としてわたしにはTwitterが必要不可欠なため、特に移動は考えていません。
欠かせない生活インフラとして共に過ごしてきたのですから、来年にはもうすこし安定してくれるようにと祈るばかりです。
【やっと創作の話】
例年通りにのんびりペースではありますが、今年はすこしだけ動きがありました!
参加した本、作った本
「MABATAKI美雨購入体験記アンソロジー 花を履く人々」に参加させていただきました!
アンソロにお呼びいただけることが滅多にないので(お声がけお待ちしております!笑)お誘いいただけてすごくすごく嬉しかったです。
東京は蔵前にアトリエショップを構えるアクセサリー&シューズブランド、MABATAKI美雨の靴を手に入れるまでを17人の参加者が文章やイラスト、漫画などの多彩な表現とご自慢のコレクションを紹介する美しい写真で構成されたファンブックです。
大量生産品ではない、職人のこだわりによって作り上げられた踵に花を宿したこの美しい靴とみなさんがそれぞれにどんな出会いを果たしたのか、どんなふうにこの美しい靴に魅せられているのかが綴られています。
美しいものに心を惹かれる人たちは美しくハイセンスな表現をされる方ばかりなのだな、と文章やイラストの表現の美しさに目を見張り、そこに宿る人生ドラマに驚かされ、そしてなにより、主催の鍵田様の「大好きなものの素晴らしさについて声を大にして語り合いたい」というポジティブなエネルギーと、参加者それぞれの作品をよりよく見せるためのフルカラーでのこだわりのレイアウトがとても魅力的な愛の溢れた一冊です。参加させていただけてとても嬉しかったです。
現在は通販および、委託先書店にて購入することができます。詳しい情報は花を履く人々告知アカウントをご確認ください。
アンソロ発行後の9月、ライブのために訪れた名古屋で「せっかくだから見に行ってみるか」くらいの軽い気持ちで立ち寄ったfuligo さまで履かせてもらったところ、あまりの美しさに心を鷲掴みにされてしまい、オーダーさせてもらったfuligoとのコラボレーションモデルの鞘。
第7回『そこの路地入ったとこ文庫』さまに参加。
新刊「11月の雨の日」を委託させていただきました。
→お知らせブログ
2022年の11月になぜか毎日のように詠んだ短歌と、その間の日記を本にしました。
頒布する機会もないので発行は小部数でしたが、お手に取ってくださる方がいらしたこと、とても丁寧であたたかなお言葉をお寄せいただけたことがすごく嬉しかったです。(おかげさまで現在は完売しております)
当たり前に過ぎていく平凡な日々の中にも見過ごしたくない感情はいくつもあり、立ち止まって『誰かに自分の気持ちを伝えるための日記』として作品に書き残すことで見えてくるものがあるんだな、というのを感じさせてくれた特別な一冊です。
あまり大っぴらに打ち明けたいとは思えないけれど、だからこそ書き残しておきたかった『小説にすらできない感情の置き場』に耳を傾けてくださる方がいてくださることがとてもありがたいなと思いました。
エッセイ、書くのは照れくさいけれど楽しいですね。
embark
イベント参加予定はないため、通販のみで頒布した新刊です。一年に一回くらいはあましのの新刊を作らないと気が済まないんですよね。笑
秋に二次創作でイベントに出ることになっていたので、そのついでに作ろう! と思いたちました。
とはいえ、お話は勿体つけないでどなたにでも読んでもらえたほうがいいよね、と思ったのでウェブに掲載した上ですこしだけエピローグを書き足しました。
「家族」になりたいと思いを固めたふたりが交し合う誓いと、その後のふたりの暮らしを描いた三本のお話を収録しました。
Stand by you.
予定通りに偶然に
花の降る道
現代の日本でまだ認められていない同性同士の結婚を題材とすること(現在の日本の婚姻制度にそもそも問題があり、まずはそこを解体する必要があるのでは、という議題に関しては一旦脇に置かせてください)、「家族」を描くことのセンシティブさについて書きながら悩んでしまう部分も多々ありましたが、『いま』の社会の状況、それらを踏まえた自身の考えに基づいた希望のあり方を作品として残すことも大切なことでは、と思って書きました。
前から書きたかったことをお話として残せて嬉しかったです。
書いたお話
詳しくは後述しますが、二次創作を書いていたのもあって、息抜きがそっちになるのもあってか、いままででいちばん少ない……笑
New Year’s Eve.
周くんは「忍」を形作ってくれた忍の家族のことがすごく好きだし、忍の家族もまた、忍を心から大切にしてくれる周くんのことが好きなんだろうなぁと思って書きました。
ライラック・タイム
わたし以外はあまり楽しくないんだろうけどわたしは春馬くんと海吏の関係性が好きなので彼らの関係については引き続き考えていたい、って去年も話した。笑
家族との距離感や関係性の違いが生み出す人間的な違いだとか、海吏の危うい傷つきやすさを見守ってくれる春馬くんのおおらかな優しさが好きなんだと思います。
気難しい繊細な子と人間力の高い子のペアがすごく好きだな!?笑
Stand by you.
予定通りに偶然に
本に収録した二本。ふたりの結婚に関するエピソードはもう何年も前に書いたのですが、改めて前後に書きたいことが見つかったのでお話を書きました。
春馬くんはこの時、もうすぐお父さんになる予定です。
創作の中とはいえ、現実に即したお話を書こうとするとこういった展開になってしまうのが苦しいなという気持ちと、だからこそ彼らの選んだ決断を胸を張って報告できる人、心から祝福してくれる人がいてくれれば嬉しいなと願いを込めて大切に書きました。
サンタクロース見習いの朝
一昨年書いたクリスマスのお話の翌年のエピソードをクリスマス当日に突発で書きました。
その他ちょこちょことポイピクにお話が載っています。絵文字を推していただけるとかわいくて元気が出るので嬉しいです。
一次と二次で作風が変わらない(のでおめえの小説だなって感じだから読めるってお友達が言ってくれる。笑 推しカプじゃなかったりそもそも原作知らないのに読んでくれてありがとうだよ。笑)ので、二次創作ってこれでいいのかわからない、というのは依然としてあり続けるのですが、わたしにはこれしか出来ねえんだよ。(開き直った)
ただまぁ、確固とした「書けるもの、書きたいもの」という軸のようなものはあれど、バックグラウンドも人間性も異なる人を書いていれば当然ながらそこから引き出されるものは異なってくるので、新しい扉を開いてくれる出会いがあったのは引き続きすごく楽しかったです。
オリジナルで書いているのは(極めてオーソドックスかつ、読み手の方にも多く求められているのであろう)性愛による結びつきありきでの関係性なのですが、どうやら二次の方ではそういった関係を書きたいわけではないらしい、と気づけたのがすごく新鮮で楽しかったです。
おそらく多くの人が求められているであろうものを書けないことをカテゴリーエラーだと思われていないだろうか、という不安はつきまといますが、一次の方とおなじく「王道ではない」ところを掘り下げて書いているところを気に入ってもらえたらいいな、という願望があります。
そのほか創作活動
去年もすこし報告した合同誌を引き続きこの一年執筆していました。
まだ少し時間がかかる予定ですが、ゴールが見えつつあるので来年には本にしたいな、焦らずゆっくり完成させてから、何かしらのイベントなどで見てもらえる機会を作れればなと思っています。
日記と短歌と短編小説の本を作りたいと思い、今年前半にiPhoneのメモ帳にちょこちょとエッセイを書き溜めたのですが、出す機会がなくて眠ったままです。
前はカクヨムにエッセイを載せてたけどなんか違う気がするし、ここのブログに載せるのも違うし、かといって適したサービスが見つからず……。
zine系のイベントに合わせて出せばいいのかな? とは思ったのですが、いまひとつ気が乗らないのでいいアイデアが浮かぶまではiPhoneの中で眠らせておこうと思います。
息抜きのセルフ二次創作みたいなものじゃないお話も書きたいんですけど、イベントに出られない=本が作れない=読まれない、ので、完全新作を生み出す気力が湧かないんですよね……。
(そもそも、この数年間は本当に本を読むことも音楽を聴くことも小説を書くことも、全てにおいて気力が下がり、もやもやした気持ちのままぼんやりしているばかりなのですが)
まぁこれがわたしの創作スタイルということで。
12月はいろいろしんどい気持ちでいることが多かったので絵日記の更新頻度がはちゃめちゃ。笑
落ち込んだり悲しくなったりすることだらけの毎日の中で、自分が生み出したキャラクターを通して大切なことをお話として残せたり、元気が出ないので励ましてもらったりをできているんだから、誇らしいことだと胸を張っていいんじゃないのかな、とも思います。
書き手として注目も期待もされていないのであろうことは承知の上で、アンソロジーや合同誌などの企画に呼ばれてみたい、という希望はあり続けるので来年あたりにまた呼んでもらえるといいのにな、とここでつぶやいておきます。
夢は口にすると叶うことが多々あるから……。
【二次創作をやってみたけどうまくいくとは限らないよという話と、約4年ぶりのイベント参加のこと】
イベント参加の後にレポートをまとめましたが、改めての振り返りだとか、イベントの感想の話をします。
ぶっちゃけた話ばっかりだよ! 長いよ!
<去年までのあらすじダイジェスト>
長年「お友達の好きなやつ」程度でみりしらのままグッズ回収に協力していたFree!を見てみたところ、ドストライクに好きな子がいることに気づいてしまい、⚫︎年ぶりに二次創作を書くようになる。
とはいえ、すっかり一次創作の人として暮らしていたので大きなジャンルの二次創作に飛び込むのには不安がある×参加資格のあるウェブオンリーが開催されていないので作品を見てもらうチャンスがないまま、ひとまずお話を書いたら友達にだけ読んでもらったりコピー本を作っては渡す、中学生の交換日記状態でひっそり二次創作を書く。
いつか同担の人に読んでもらえたらええのにな。
</あらすじ終わり>
せっかく書き溜めたお話を読んでもらえないのは勿体無い気がする。
とはいえ、この自由きままでごっちゃまぜのアカウントを見てもらうのは忍びないだろう、と二次創作用にアカウントをわけ、イベントに申し込む決意をしたのは春頃のことでした。
Free!はファンの皆さんの間に10年分の思い出の積み重ねと熱狂、独特の連帯のあるジャンルだなぁというのをすごく感じます。その空気感の温かさはとても素敵だなぁと思うのですが、9年目に合流した新規かつ、おおむねオンリーワンカプ(わたしが来た頃には新しく書く人も話題に出す人もめっきりいなくなってしまっていました)となってしまうと、どうしてもすこし外側からようすを見ていたいな……となってしまい、ジャンルの方とはほぼ交流できずじまいのままです。
ぶっちゃけ、二次創作なんだからオリジナルと違ってタグさえつけていれば求めている人がたどり着いて読んでくれるだろう、感想だって当たり前に送ってもらえるだろうと思ってたんですよね。
そんなことはまったくなかったね……?
(おそらく、「いま」わたしと同じくらいの熱量で好きな人がほぼいない&わたしの作風が決して万人にウケるものではないということに尽きるのだと思います。)
7月に試し刷りを入稿→誤字脱字とレイアウトの微調整→なんとツネぎくさんが応援のイラスト描いてくれたので口絵を入れて本番用を入稿しました。
編集しているうちに新しいお話を書きたくなり、この後追加でコピー本と無配を3冊作りました。
初参加で新刊4冊だ! やったね!
自分なりに頑張って告知をすれど、いかんせんフォロワーが一次創作での友達くらいしかいない×オンリーワンカプなので拡散もされなければリアクションもほぼない、という状況のままイベント当日が刻一刻と近づき、誰も来てくれないとは思うけれど当日にブースに座っておくことに意義があるはずだ、くらいの気持ちでいました。(あまり後ろ向きなことばかりいうのも失礼ですが、それだけ心細かったのだ、という話をここではさせてください)
同レボさんがキャンペーンでなんと無料(!)のノベルティを作ってくれました。かわいい~! うれしい~!
とにかく全てにおいて不安だらけのイベント参加でしたが、いざ蓋を開けてみればスペースに立ち寄ってくださる方やお声をかけてくださる方(!)までが複数いてくださり、ほんとうに心底びっくりするのと同時に、すごく報われた気持ちになれました。
半年あまりの準備期間の間、本当にめちゃくちゃ寂しくて心細かったのできてくださった方全員とお話ししたかったんですが、怖がらせたくなかったので極力がまんしたんですが(笑)それでもめっちゃしゃべってたとは思うのであいつうぜえって思われてないか心配です。笑
前ジャンルの時(余談ではありますが、オフではほぼ毎回オンリーワンのカプでした)には「気軽に話しかけてください」といくら言っても知人ではない人が話しかけてくれることはまずなかったし、それなら、とこちらから声をかけるとあからさまに戸惑わせてしまったのが印象深かったので、極力自分からは見ず知らずの方には話しかけたらいけないよなぁと思ってたんです。
気まずい思いしたくないし、させたくもないやん……。
プロ作家さんのサイン会じゃないんだから、本を買いにきただけで、〝わたし〟に会いにきてくれたわけじゃないよね、話したいと思ってくれてるんなら向こうから話しかけてくれるよね……っていうのはどうしてもあります。
今回に関してはジャンルの特性だったり、10年目のジャンルのオンリーワンカプ(作中で接点めっちゃあるし数年前には書いてる人も複数いたのに……なんでだろうね?)(その後の展開でかっさらわれていったからだよ……)に新規がやってきて分厚い本と薄い本を合計四冊出してるあたりが面白かった(?)のかな。本当にありがたかったです。
いちばん聞きたいのは小説の感想ですけど、伝えたいと思ってくれてる人は自分から言ってくれるなりお手紙を書いてきてくださったりするものでしょ。
何十人もお客さんが来てくれるようじゃないとそんな人はそうはいないですよね。
通りすがりに足を止めてお品書きポスターをじっくりみてくださったお客様が少し後に戻って買いに来てくださったのもすごくびっくりしたし嬉しかったです。
うちの本、170頁で1500円するんだよ!? そんなことってある!?笑(好き過ぎて一年ちょっとお話をたくさん書いてたらその量になっちゃったし、持続可能な活動のためにお安くはできないので……)
見つけてくださった方の目に留まるようにポップやお品書きを工夫して自分の打ち出したい世界観をできるだけわかりやすく見てくださった方に伝える、という自分なりに大切にしてきたことが通じたのかもしれない、と思えてすごくうれしかったです。
やっぱりイベントには出た方がいいんだな、と改めて思わせてもらえた気がします。
個人的に印象的だったの「この本は恋愛要素がありません」(付き合う前のふたりだから)と告知していた無配を目当てに貰いに来てくださる方がいらしたことでした。
恋愛ではない関係を掘り下げたシリアスめの作品は見つけるのが中々難しいけれど、求めている方は確実にいらっしゃるということなのかもしれない。
ていうか告知をちゃんと気に留めてくださってる方がいたんだってことに本当にびっくりしたんですけど!?笑
いくら宣伝しても無反応だったんだからまさかきてくれるなんて思うわけないじゃん!!!笑
ここを見てくださってる方は、もしよろしければ確実に気になったお知らせには反応を残してくださると嬉しいです。それによって救われる魂があります。
結局のところ、自分が小説に込めた思いを受け取って欲しい、どう読まれているのかを知りたい、という気持ちで作品を発表したり本を作ったりしているのにイベントに出てもいまのところは「目の前で本を買ってくれる人がいた・売れた」で終わってしまったままなのがすごく寂しいということに尽きるのだと思います。
冬休みで読んでもらえるとええのやけどな……。
とはいえ、イベントで本を買ってくださった方、話しかけてくださる方がいらっしゃったことには心から感謝しています。ジャンルの一員として認めてもらえたようで本当にうれしくて、それだけでも出た甲斐があったなと思えました。
自分のお店を出すためにサークル参加してるんだからお店番してくださる方がいないのに朝イチでいなくなるのは良くない(あくまでもわたし個人の考えです)よなあ、それに人の流れの多い時間にお買い物に出たら行列に並ぶことになって中々帰ってこれないかもしれないし……という懸念からお昼過ぎの少し落ち着いた頃に買い物に出るつもりだったのですが、10分ほど様子を見ていても人の流れがほぼなかったため、先におつかいに出ることに。
買い物自体は混雑に見舞われることもなくスムーズに完了できたのですが、おつかい先や近くの島のサークルさんでは午前中に完売が続出していたらしく、サークルさん側が想定していたよりもずうっと人出が多かったんだなぁ、やっぱり絵が綺麗で漫画の上手なサークルさんはそれだけ注目度が高いんだなぁとちょっと(どころじゃなく。笑)羨ましくなりました。
通販でも目を離した隙に始まって即完だなんてことが多々あるんですね。
同人誌を手に入れるのがそんなに大変なことになってるなんて全然知らなかった。
お客さまが立ち寄ってくださったのは11時前〜12時過ぎの1時間ほどの間がほとんどで、13時過ぎには人の流れが皆無になっていました。
最近のイベントってどんな感じなんだろう〜とTwitterで様子見していたところ、みなさんやたら撤収が早くてびっくりしたのですが、まあ、あんなにも極端に人の来てくださる時間帯が限られているのならそうなるのも仕方ないのかもしれない。
12時過ぎには人の流れがかなり落ち着いていたので他のホールまで買い物に行ってきたのですが、ビッグサイトの広さは文フリの目じゃないので(笑)目当てのブースを探すだけで一苦労だし、ゆっくり気になるお店を探す余裕はないな……となってしまい、どうしても行きたかったところをふたつみっつ回ったところでお腹いっぱいになってしまい、いくつかの見たかったブースは体力切れで諦めました。
欲しい本は事前に通販で片っ端から申し込むor買い子さんと手分けしないと手に入れるのは無理、という意味が身をもってわかった。笑
お会いしてみたかった方にもお会いできたし、作品のご感想を直接お伝えしたりお手紙をお渡ししたりさせていただけてすごく嬉しかったです。
作り手の方とお会いできることによって得られるエネルギーは何よりもの元気をもらえるなぁ、というのを実感させてもらえた気がします。効率よく「買う」方法はいくらでもあるけれど、イベントという体験の場の価値はやっぱりすごく大きいんだなぁというのを改めて思いました。
店番の間の暇つぶし用の本も持っていったのですが、ものすごくふわふわしたいい意味で落ち着かない高揚感の中にいたせいか、まったく読めないまま気がつけば時間が過ぎていてびっくりしました。
一人参加は何かと不便なのでお友達と隣接かお手伝いさんに入ってもらわないと厳しいな、というのを痛感しましたが、どちらも無理なのでもし次の機会があるのならまた一人で頑張るしかないよな……というのは思いました。まあ仕方ないよね。
個人的には文フリで知らない人たちの間に挟まれて過ごす緊張感もそれはそれで(隣接した方が断然利便性が高いのは承知の上で)自分の知る「界隈」を抜け出すかのような楽しさがあっていいなと思うのですが、お客さんの流れがほぼなくなったサークルスペースでお隣さん同士が和気藹々とおしゃべりされているのを見ていたら、この場は皆さんにとっての同窓会のようなものなんだなぁというのをつくづく感じるのと同時に、すこし羨ましくもなりました。
企業ブースを覗いたり赤プラでお土産を買ったりもしたかったんですが、時間と気持ちに余裕がなかったために無理でした。
同人イベントはあくまでも自分が本を出すために行く場所、と思ってしまうため、この数年間、出店をお休みしている文フリには一般参加すらしていないのですが、大幅な規模の拡大により、「サークル参加すること・買い手としてイベントを楽しむこと」を両立するのはどんどんハードモードになっていってるんだな、というのを思い知らされたような気分です。
蓋を開けてみれば心配していたよりもはるかにずうっと楽しかったし、もう既に次の原稿を書いているので(笑)(書きたいことが浮かんだんだから仕方ない)また出るよ!!! と言いたいところなんですが……。正直なところ、まだ迷っています。
アフターに付き合ってくれるお友達はいないし、感想は結局もらえないままだし。(笑)(分厚くて高い本を買ってくれた=あらかじめ読んだ上で作風を気に入ってくださったんだと思えばいいのでしょうが、自分が作品に込めた想いについて一切リアクションがもらえないとわたしはすごく寂しくて満足できないので……)(本を「売りたい」のではなく、「どう読まれているのかを知りたい」ということに尽きるのだと思います。贅沢な話ですけれど)イベントの数時間が終わってしまってからの情緒の乱降下に耐えるのがしんどいんですよね。
ウェブに載せているオリジナルなら、Twitterに載せた時にいいねがつく=「読んで楽しんでもらえた証」だと思えてそれだけでもまぁまぁ喜べるのですが、二次は自分が作品やキャラクターのことをすごく好きになったという気持ちについて分かち合いたくて書いているので、意図したことをどう受け止めてもらえたのかがわからないのがものすごく寂しいんだろうな、と思います。
とはいえ、自分の書いたお話が読みたいので原稿は粛々と進めていきたいと思っています。
約4年ぶりに参加してみて、自分にとっての同人イベントは苦労して作ったものをたくさんの人に見てもらうための制作発表会なんだな、というのを改めて実感しました。
(楽しい華やかなパーティーだからいっちょうらの服で出かけるし、社交の場があるおかげでひとりで黙々と書く寂しさが紛れる、というのがすごく大きいです。ウェブはどうにも手ごたえが感じられないので)
「場」に出たからこそ得られる喜びがあったことは本当に嬉しいのですが、そう簡単には出られないのに出ないと話にならない、「楽しさ」が数時間の幻のようなもので終わってすぐに日常に戻らざるを得ないのは中々堪えるなぁというのが4年ぶりのイベント参加の正直な感想です。
我ながらよくまとまってると思う。笑
なんにせよ、来年はもうちょっと楽しくなるといいなぁと思います。
(正直もう二次は新しく公開するのもやめて同人誌は自分のぶんしか作らないようにするかどうか、すごく悩んでいます。)
とりあえずイベントに申し込んでからの半年間ものすごくしんどかったので(笑)こんど申し込むことがあれば、早期満了に気を配りながらもうすこし後にしようと思います。笑
ゆうて、出られるとしたら来年の秋だと思うんですけどね。
(東京開催のオンリーじゃないと人が集まらないので関西のイベントに出ても仕方ない、次にオンリーのある5月は色々と厳しそう……となると、その次のチャンスはおそらくオンリーが開催されるであろうスパークまで無いんです)
出られれば文フリ大阪にも出たいので、もし両方参加することになったら来年の秋は忙しいなぁ。
一年も過ごすといろんなことが本当にたくさんあるので、あっという間だなんてことは全然ないな、というのをこうして振り返ると改めて実感します。
体感では一ヶ月少し前のスパークすら半年以上前に感じるほどです。
楽しいこと、嬉しいことも勿論たくさんあったけれど、それによって辛いこと悲しいことが相殺されるわけではないので中々どうしてしんどいですね。
心を動かされる忘れてしまいたくない大切なものにたくさん出会えたこと、そのことを誰かに見てもらうための作品として残せたことや、素敵なものを届けてくださった方とお話させていただけた時間があったことは大切な財産なので、来年もそういったかけがえのない出会いや経験を重ねていければ、そうした経験を糧にしながら自分にとって誇れる大切な作品を作ること、送り届けることは引き続きあきらめたくないなぁと思います。
【2024年に向けた展望など】
・ひとまず書きかけてるものを完成させたいしイベントにも出たい
自分がいちばんやりたいことは本を作ってイベントに直接参加することで、それに代わる満足できる手段はどうやらないらしい、とこの数年でいやというほどに思い知らされたので新作が完成したら文フリなどのイベントに出てみようと思います。
停滞せざるを得なかったこの数年の間は「元に戻ること」を何より望んでいたのですが、世の中のありとあらゆる状況と、それに伴う自身の変化があったので元に戻るのはもう無理だなと諦めました。
ゼロからの再スタートのつもりでのんびりやれたらいいなと思います。
・おしゃれしてお友達と遊びに行きたい
えっ、創作と関係ないけど毎年言ってる!笑
ここ数年の試行錯誤と方向転換で自分の好きなスタイルが改めて見えてきたし、お洋服の好きなお友達との繋がりもできたので、素敵な服の似合う場所や、イベントや展示会などに遊びに行きたいです。
年1くらいでヘアセットに行ってパーティードレスでお出かけしてるんですが、せっかくなら年3回くらいしたい。笑
かわいい服をたくさん持ってるから、着る機会がほしいんですよね。
・めちゃくちゃしんどかったからいいことがたくさんあってほしい。笑
あまりにも悲しすぎてひたすら悲しい気持ちのまま呆然と過ごすばかりで何も手がつかない日々が続いたので、おなじようにしんどかった人にいいことたくさんあるようにとものすごく本気で思っています。笑
小説を書くこと、本を作ることは本当に楽しくって大好きなことだし、今年もほんとうに心から大好きで大切なお話を書いたり本を作ることが出来たことには心から誇りに思っています。
来年も再来年も、心から大好きなものを作れる自分でありたい、何よりも願うことはそれにつきます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
おつきあいくださった方にもいいことがたくさんありますように。
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日記
2023-12-27T21:16:13+09:00
高梨 來
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高梨 來
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サンタクロース見習いの朝
クリスマスの朝の光景(あましの)
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ショートショート
2023-12-25T01:49:41+09:00
高梨 來
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COMIC CITY SPARK18【Splash!20】に参加させていただきました。
COMIC CITY SPARK18【Splash!20】 に参加してきました。
二次創作のイベントなので正確にはこちらの名義での活動ではないのですが、ほかに書く所がないのでここで、つらつらと色々あったことや気づいたことなどについて書かせていただきます。
※注意※
・とても長い
・ぶっちゃけた話が...
二次創作のイベントなので正確にはこちらの名義での活動ではないのですが、ほかに書く所がないのでここで、つらつらと色々あったことや気づいたことなどについて書かせていただきます。
※注意※
・とても長い
・ぶっちゃけた話がとても多い
【当日までの心境など】
前提条件
・イベント参加自体が約4年ぶり
・ジャンル初参加
・概ね自分しか更新してる人がいなくなったカップリング
・ジャンル友達はほぼ皆無(話をしてくれるのは元から友達のみ)
・フォロワーは一次創作の友達のみ
・感想をほぼもらったことがない
去年Free!シリーズを全作通して一気見したところ、ものすごくきすひよが好きになったのでぽつぽつお話を書き始めましたが、大きなジャンルになんとなく気が引けてしまって表立って活動はしておらず、まこはるの民のお友達(みこまさん、一期からのリアタイ勢で現在の二次での主な活動は別ジャンル)くらいしか読んでいる人がいない状況が長く続いていました。
ご時世柄もあってウェブオンリーが盛んだったけれど参加できるものはないまま。
本を作りたいけれどまだいろいろなことが不安なのでイベントへの申し込みはできず、コピー本を作っては貰ってもらうだけにしていたのですが、こんなにも好きになったんだから同担の人に出会いたい一心で腹を括って(笑)ジャンルの人に見つけてもらえるように、とTwitterと pixivのアカウントを作りました。(それまでは一次創作のアカウントで書いていたし、話をしていました)
書き溜めたお話をまとめた本をイベントで出そう、と決意してスパークに申し込んだのは5月。
投稿したお話にブクマやいいねがつくだけですごく嬉しかったのですが、とはいえ反応はあまり多いとは言えないし(贅沢を言うな、と言えばそれまで)感想をもらったことが一度も無いため、自分が伝えたかったことを具体的にどう受け止めてもらったのかがまったくわからない状態がずっと続いて、すごく寂しくて不安な気持ちで過ごしていました。
(わたしだって読んで「いいな」と思ったお話しすべてに感想を送れるだなんてことはないので当たり前だよな、とはわかっているのですが)
新しくお話を書かれる方もほぼいなくなっていたし、Twitterできすひよを検索しても概ねわたしとわたしで埋め尽くされているあたり(笑)そもそも<いま>求められているカップリングではないようだし、もしいまでも好きな人がいたとしても、わたしの作風は決して万人受けするものではないのでわたしじゃダメなんだろうな、とものすごく落ち込んでしまうことが多かったです。
(自分さえ楽しければそれで平気、となりたいのですが、わたしは残念ながらそういったタイプではありません)
告知を出しても反応はほぼないし、『お一人きてくれたらいいくらいだろうな』(それだけでもすごく嬉しいことなのですが、一冊以上は本を刷っているから。笑)と、心から楽しみとはとても言えない心境で、イベント前にはただプレッシャーしかありませんでした。
【事前準備〜当日 買い物編】
市販の即売会用財布やお財布ショルダーも検討しましたが、スマホやコインケースをまとめて入れたかったのでポシェットを購入。
手前側:お札を直接、小銭入れ、宝の地図など
奥側:スマホ、旅行用財布、身分証、ハンカチなど身の回り品
他ジャンルとFree!で合計10サークルほどおつかいを引き受けていたのですが、地図の他に
【配置番号とサークル名、本のタイトル、金額、R18の有無を書いた封筒】
に事前に告知された金額ピッタリを入れて、ハガキサイズのジップロックにまとめて入れておきました。
どこを回ったのかすぐ分かるのでスムーズで便利だったと思いますが、一件金額が明示されていなくて準備できなかったサークルを回り忘れてしまったので適当に千円札を入れておけばよかったですね……。
取り置き依頼を出したサークルさんには依頼シートとお金の入った封筒をホチキス留めしていました。口頭で伝えずにサッと紙を出せばいいのでスムーズでよかったと思います。
おつかい先は主にSKだったのですが、ストリートファッションのスタイリッシュな方、推しカラーを取り入れたファッションの方など、ジャンルならではの個性あふれるスタイリッシュな作家さんが多いなぁと感じました。
目新しくて個性溢れるブースをぐるっと見て回るのがとても新鮮で楽しかったです。
お店番さんがいらっしゃらないため、他ジャンルや企業ブースを回るのをほぼ諦めてどうしても行きたかった二、三件に絞ってお買い物に行きました。
本は通販でも買えるけれど、作り手さんとお話しさせていただけたり、大好きな作品の感想などを直接お伝えできたのがすごく楽しかったです。
知らない人にいきなりものをもらったら戸惑われるかな、と思いつつも、ちょっとした差し入れなどをお渡しできたのも嬉しかったです。
差し入れには身元を明らかにするために(笑)名刺と簡単なお手紙を入れさせていただきました。素敵な作品を作ってくださった方に自分の気持ちを形にして伝えられることが楽しくて嬉しいなと思います。
【設営編】
ポスターのヨレっぷりに見える焦りよ。
家で事前にリハーサルをしてから行ったのですが、実際の机は奥行きが広く感じるなあと思いました。二次創作はシンプルに平積み、値札の情報も端的に、が主流なのかなと思うのですが、個人的にはコインケースなどの備品は隠したいのでキッチンラックを愛用しています。
今回は木曜祝日開催のために前乗りができず、当日朝に現地入りしました。地元駅の始発に乗っても会場に着くのは9時半ごろのため、到着はかなりギリギリ。なんとか開場に間に合っても片付ける余裕がない。笑
通路の後ろが広めに取られていて助かりましたが、荷物がゴチャっとしてしまったので申し訳なかったです。
1時間以上前には会場に入るのが必須ですね。そしたら赤プラでもゆっくりお買い物ができるしなあ。(お土産にお菓子を買いたかったのですが、帰り際にはもう時間と気持ちに余裕がなくてお買い物を諦めました)
余談ですが、椅子の座面めっちゃ硬くて冷たかったですね!? 事前にTwitterで見ていたので折りたたみクッションを持っていて正解だなぁと思いました。
・ポスター
ポスターマーケットさんで刷っていただき、会場に搬入していただきました。丸まり対策として伸縮性の指揮棒をテープで裾に貼ってあります。
(選んだ紙が元から青みがかってたみたいで青っぽく仕上がったのがちょっと無念でしたが……印刷って難しいね。)
卓上だとA3は小さい、A2は圧迫感があるのでB3にしたところ、ちょうどよく感じました。
お品書きを出した方が実用的だろうとは思うのですが、こう言う本を出しているよ! と作風を伝えたいのでむかしからデザインポスターを掲示しています。いまの同人界隈の流行の雰囲気など自分なりにリサーチして可愛くできたのでお気に入りです。
何よりも即売会で貴澄×日和って推しカプをアピールできたのがうれしかった。笑 ここにいるよ!!!って言いたいじゃん。笑
うちの本、あんまり貴澄×日和じゃないですけどね。笑
(きすひよきす、くらいのノリが好きだし、ちゅうすらしないので。笑)
・お品書き
机の前に垂らす形でポスターにしたものと、卓上に掲示しています。
アイキャッチくらいのつもりでしたが、机の前のお品書きポスターをじっくり見てから改めて買いに来てくださった方がいらしてすごく嬉しかったです。
通りすがりにどこの誰かわかんないわたしの分厚くて高い本を買ってくださるだなんて、あなたが神か!
作品のコンセプトが伝わる本やディスプレー作りができていたのかな、と思うと見つけていただけたことが本当に嬉しかったです。
・値札
事前情報をたよりにくる方がほとんどだろうとは思いつつ
・大きめでわかりやすく
・あらすじや雰囲気がわかるように
を心がけています。
(前のジャンルでもディスプレーで足を止める→値札でじっくりあらすじを確認、で買ってくださる方が時折いらっしゃって嬉しかったです)
商業風のポップや帯もプロっぽさを出せてかっこいいなと思うのですが、同人なので自分が見ていて楽しくなる好みのデザインにしています。
【当日編】
規模を拡大しての開催かつ旬ジャンルのオンリーも多数開かれるとのことで、とにかく活気がすごかったように思います。朝方は駅が入場制限してたとか?
島中にも長い列ができているのが見えたり、午前中で完売したところも多数あったようですね。
気温が上がる、とは聞いていましたが明け方に家を出る頃にはすごく寒かったのに本当にめちゃくちゃあったかかった。
20℃予想と人熱&設営で動くと暑くなることを計算して下着は半袖にしていたのですが、帰る頃でも上着がいりませんでしたね。
最近のあかぶイベントはジャンル・カプオンリーに照準を合わせて参加されるサークルさんが多い&10周年×MS後のコンボなのもあってか、Free!の島にサークルさんがたくさんいらして賑やかだったのが嬉しかったです。
キャラクターのコスプレさんがちらほらいらっしゃるのも楽しかったな。
今回は都合がつかなくて不参加な人もいらしたのでしょうが、全体的に満遍なく色々な傾向のサークルさんがいらっしゃったのがあれだけキャラクターと関係性の宝庫なFree!らしさだよなぁと思いました。
開場早々に人が流れてくることはないとは言え、すぐにスペースを開けるのはよくないよな……と様子見をしていたのですが、朝イチはほぼ人通りもなかったため、まずはおつかいに出ることに。(1時間程度で大半のスペースが完売されていたので正解でした)
お客さんが来てくれたのはおおむね11時前〜12時過ぎの間でした。(離席中のタイミングでいらした方がいらっしゃいましたらごめんなさい)
前段の通りに不安しかなかったのですが、事前にチェックして来てくださったっぽい方がいらしてすごく感激しました。
嬉しすぎて最初のお客様に「ものすごく不安だったのでめちゃめちゃ安心しました、東京に来てよかった」って口走ってた気がする。笑(フワフワしていてよくおぼえていません。笑
だって宣伝してもほぼ無反応だったからさ、誰かきてくれるなんて夢にも思わないじゃん。笑 告知って大事なんですね。笑
前のジャンルではTwitterである程度交流のある方からしか話しかけていただいたことがなく、だったらわたしから、と話しかけて見たらものすごく戸惑われたので(笑)二次のお客様はシャイな方が多いんだろうな〜仕方ないよな〜と思って諦めていたのですが、「きすひよってかわいいですよね」とお話ししてくださる方が多数いらして嬉しかったです。
フォロワーが友達しかいなくて感想もらったことがないのにそんなことってある!? 令和の奇跡で映画化決定だよ!笑
Free!のマネージャーは新規ファンを歓迎してるよ、とはみこまさんからお聞きしてはいたのですが、温水プールみたいにあったかいジャンルですね。
お客様「きすひよって珍しいですよね」
わたし「そうなんですよ、きすひよで検索すると概ねわたしとわたししかいないんです。あんなにかわいくてほんとうに大好きなのに! わたしはRWの衝撃から抜け出せないんですよ!笑」
FSのころにはめっちゃ打ち解けててナチュラルに隣にいるのがすごいかわいくないです? 二十歳になったら何があるの!? って話をさせていただき、めちゃくちゃ楽しかったです。笑
僕はお友達が付き合ってくれる以外できすひよの話を人としたことがなかったんですごくうれしかったんです。うるさい関西人でごめんなさい。笑
なんであんなにかわいいのに本を出してる人がめったにいないんでしょうね?笑
これまでずうっとものすごく寂しくて心細くて文字通り限界オタクだったのですが、2023年でもこれだけきすひよが好きな人間がいることを面白がって(?)もらえているのならこれからも自信を持って好きでいよう、検索結果をわたしとわたしで埋め尽くす勢いでこれからもたくさんきすひよのことを話そうと思いました。笑 だって大好きだから我慢できない。笑
読んでくださる方はいらっしゃるようだけれど友達以外から感想をもらったことがないし、告知をしてもほぼ一切反応がない=わたしの書くお話じゃダメなんだろうな、というのをずっと思っていたので、すごく嬉しくて安心して、イベント中は大丈夫だったのですが終わってからすごく泣きました。いままでとは違って嬉し泣きなのでほんとうによかったです。存在を許された気分と言いますか……。
Free!は作品自体が10周年/Splash!は20回目なのでいまイベントに出ている人の大半が長年追いかけている人たちなんだろうし、公式の主催するイベントも多いので、ファン同士の横の繋がりがとても密接で独特な熱量のあるジャンルだなぁと思います。
わたしはそれらの経験をほぼ一切通っていない一年生かつジャンル友達がほぼいないこともあり、よそものがひょっこり顔を出している、というアウェー感をどうしても感じてしまうのですが(夏の暑さ×体調不良×心細さのコンボでMSのライビュにすら足が遠のいてしまいました)、作品が届けてくれたものが本当に大好きで、受け取ったものを自分なりに形にしたくてお話を書いているのであの場にいられて、自分の作品を受け取ってくださる方に出会えて本当にすごく嬉しかったです。
無配をもらいに来てくださる方がちらほらいらしたのも嬉しかったです。
もちろん「ひとまず試し読みから」の方もいらしただろうけど、2冊とも(まだ)付き合ってないふたりのお話しなのも大きかったのかな、と個人的には思うのですが、どうなんだろうな。
わたしの中ではなんやかんやあって×日後に恋するふたりの<過程>として書いているつもりなのですが、恋愛に回収されない仲の良いふたりの関係性が好き、と思っている方がいらっしゃるのかな、そういった方にも読んでもらいたいなと思っているので、もしそうなら嬉しいなと思います。
二次創作、恋愛ものかオールキャラの仲良しほのぼのが主流なのであわいの関係のお話が見つけにくいですもんね。
わたしは将来的には付き合うふたりを夢見ていますが、きすとひよもすきなので安心してくださいね!笑
(他のカップリングがお好きな方がきす&ひよを描いてくださることがRWあたりの時期にちょいちょいあったので全力でブクマして何度も見返しているのはぼくです)
(あのふたりが仲良しなの、本当にかわいいですもんね)
やっぱり事前に宣伝してたのが届いてたって思っていいのかな、通りがかりっぽい人あんまし見なかったし……告知って大事なんですね。(二回目)
※11月27日追記
当日の無配そのいち、EMERALDをひとまずpixivに再録しました。ご興味がございましたら読んでいただけると嬉しいです。
re-collectのほうはもうすこしほとぼりの醒めたころにでも……。
【今後の予定】
ミルクとシュガーが完売(!)、Lush Life!がまだ少し残っています。
あまりイベントに出られる予定もないし、そもそも需要がないだろう……とちょっとしか刷ってなかった(し、ダダ余るだろうと思っていた)ので本当に嬉しいびっくり。
遠方の方などでご入用の方がいらっしゃれば、ということで、残りをboothにて通販させていただきます。
※11/27 追記 ミルクとシュガーの製本前の束が出てきたので在庫一冊復活しました。
前出のとおり、この半年間メンタルがズタボロだったので(笑)スパークでやめるつもりでいたのですが、まだお話を書いたり本を作りたい気持ちはあるので、今後も思いついた時になにかしら書いて量がたまったら本を作ってまたイベントに出て見たいなと少し思っています。既に今回の無配と、入稿後に我慢できなくなって書いた未収録のお話があるし。笑
本っていう形にして自分の好きな装丁でパッケージングするのが楽しいんですよね。
5月は色々と厳しそうなので参加するなら来年の秋のSplash!かなぁ。関西ではもうないでしょうしね……。
(イベントでお客様が来てくださったことで、楽しみにして下さっている方がいらっしゃるんだな、というのが目に見えてわかったので、またあの素敵な一日を迎えられるのならもうちょっと頑張ってみたいなという気持ちと、そこにたどり着くまでがあまりにしんどすぎたのでもう耐えられる気がしない、というのが正直な心境です。
pixivとTwitterはスパークが終わったらやめるつもりだったのですが、わたしとわたししかいないのが逆に面白くなって来たので(笑)Twitterは我慢しないでふつうに話そうかなあ。
みなさんもきすひよの好きなところの話をしてください。笑
pixivはまだどうしようかすこし考えています。イベントに出る時にだけ動かして、投稿するのはポイピクオンリーにしようかなというのはすこし思っていたのですが。うーん。
ひとまずこの半年間ものすごく気を張っていてすごく疲れてしまったので、すぐに次のイベントや本のことなどを考えるのはやめて、しばらくはきすひよの好きなところや、これからどんなお話を書きたいのかについてゆっくりのんびり考えたいと思っています。
(創作活動の軸足は一次創作におきたいので、二次創作はあくまでも息抜きくらいで……というのもあります)
24時間365日きすひよに飢えているのでまたいつでもきすひよのお話などをしていただけるとすごく嬉しいですl
ここまでおつきあいくださりありがとうございました。
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イベント
2023-11-26T00:43:05+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
高梨 來
-
http://raixxx3am.blog.shinobi.jp/Entry/302/
Stand by you.
ひどくありふれた誓いの言葉を手渡す日(あましの)
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ひどくありふれた誓いの言葉を手渡す日(あましの)
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ショートショート
2023-10-16T00:20:11+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
高梨 來
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http://raixxx3am.blog.shinobi.jp/Entry/301/
予定通りに偶然に
久しぶりの友達に会った時のお互いの「変化」のこと。
(あましの)
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(あましの)
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ショートショート
2023-09-18T15:15:19+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
高梨 來
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http://raixxx3am.blog.shinobi.jp/Entry/300/
ライラック・タイム
高校入学後に間もないころの海吏と春馬くんと「お姉ちゃん」の話
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>>>]]>
ショートショート
2023-04-02T23:38:21+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
高梨 來
-
http://raixxx3am.blog.shinobi.jp/Entry/299/
11月の雨の日
3年ぶりに印刷所に頼んでの新刊を作りました。
コピー本はちまちまと作っていたのですが、印刷所に入稿して本を作ったのは「黒い犬」以来になります。
いろいろとブランクが空きすぎたこともあってか、制作過程ではあらゆるトラブルの連続で、ものすごく余裕をもって制作にとりかかること、出来ることなら試し刷りを行...
コピー本はちまちまと作っていたのですが、印刷所に入稿して本を作ったのは「黒い犬」以来になります。
いろいろとブランクが空きすぎたこともあってか、制作過程ではあらゆるトラブルの連続で、ものすごく余裕をもって制作にとりかかること、出来ることなら試し刷りを行ってから本番の入稿をすべきだな、というのを痛感しました。睡眠時間を削らなければ期日に間に合わないけれど、そんなことを常態的に行っていたら社会生活に支障をきたしてしまう……あまりに同人誌を作ることから離れていたらからこそ、あらためて趣味と健康的な生活とのバランスを取ることの大切さをいまさらになって痛感した次第です。
そんな余談はさておいて、肝心の本の内容です。
タイトル:「11月の雨の日」
(はっぴぃえんどのゆでめんの収録曲からタイトルを取りました。わたしの短歌ってだいたいこんな心象風景ばっかりだよな、と思ったことがその理由です)
表紙:キュリアスパールIRにフルカラー/本文モノクロ90ページ
イベント頒布価格:700円
※大変申し訳ございません、データ差し替えミスが一部あります。修正紙の挟み込みとシール貼り付けでの対応とさせていただいております。
2022年11月の約一ヶ月間、なぜか毎日のように短歌を量産していた時期があり、その時に詠んだ短歌と、あとから振り返ってその日にどんなことがあったのか、なにを感じたのかなどを書いた日記を一冊にまとめました。
「うた」のリズムに連れるようにして思いついたそのままを突発的に詠んでいるので、手癖がありありと現れていて気恥ずかしくもありますが、そこもまたわたしの作風であり、「2022年の11月の一個人の現状」なのだと思ってもらえればな、と思います。
収録している短歌の一部。1日分まとめての短歌→その日の日記、という形式になっています。
日記パートは近くに買い物に行った、まんがを読んだ、イベントに出たい、きすとひよが好き(笑)(ほんとうに書いているから!笑)などなどのとりとめもないことから、あまりおおっぴらに話しづらいことまで(政治や社会に対する意見、毒吐きなどはあんまりなく、以前にも書いたことがある昔の好きだった人の話などです。)「その日に感じたこと」として必要不可欠だったことを書きました。
軽快な明るい語り口の文章を書くことがあまり得意ではないし、そもそもこの一ヶ月の間、どうしようもない不安と息苦しさと焦燥感に駆られていた(ことをきっかけになぜか口をついてはうたがあふれ出ていた)のは隠しようもない事実なので、一個人のコロナ禍二年目のある一定の期間の感情を切り取った作品として楽しんでいただくことが出来ればな、と思います。
短歌とエッセイページそれぞれのサンプル
作っている間、ずうっとこの心境だった。笑
たぶんわたしのことをまったく知らずにこの作品集だけを手にとってくださった方は書いてる人間がこんなちゃらんぽらんな人間だと思わないとおもう。笑
作品とは人間のあらゆる一面にさまざまな角度からスポットライトを当てて出力したものであることにご理解をいただければと思います。
直近での自身のイベント参加・委託などの予定はありません。(今年の文フリ大阪も募集を開始していますが、残念ながらまだ参加は出来ないだろうな……と思っています)
本の頒布は3月12日に京都市中京区のCafe Yokosoさまにて開催予定の第七回そこの路地入ったとこ文庫さまに委託をお願いしております。
→イベント公式サイト
京都は烏丸御池のアットホームな雰囲気のカフェで開催される委託オンリーの同人イベントで、直接来場して本を見るのはもちろん、通販にもご対応してくださいます。遠方の方などもご利用いただけましたらうれしいです。
発行はごく少部数、そこ路地さん後にはどこかの委託イベントなどに参加させていただこうかな、と思っています。自家通販を行うかは未定です。ご希望の方がもしいらっしゃいましたらTwitterのDMなどからお問い合わせいただけましたら幸いです。
コロナ禍が始まってからのこの三年間、ありとあらゆる状況の変化が起こり、目を覆いたくなるような不安や息苦しさ、悲しみにおそわれることの連続で、正直にいって、一向に心が落ち着くことがありません。
物語を書くこと、自分の人生とは違う時間軸を生きることがどれだけ大切でかけがえのないことだったのか、それをやすやすと叶えられたのはイベントという非日常の時間と場所に容易にアクセスすることが出来たのはもちろん、『どうにか』やり過ごしながら生きていける日常があったからにほからないのだな、ということを改めて痛感しています。
何度も無力感と焦燥感におそわれ、それでも、『表現』を、それが誰かに受け取ってもらえることを諦めたくないと模索し続けた三年間だったな、と思います。
あまり自分のことを話すのは得意ではないけれど、見過ごしたくないたくさんの感情について話せる機会があればいいのに、というのはいつも考えていたように思います。
このブログはあまりそういった場に向いているとは思えないし、一応カクヨムにエッセイをおいてはいますが、あそこがあればいいという訳ではないな……というのを、今回の本を作ったことで感じました。
(少し前に近況を更新しました、ずぅっとまともに聴く気になれなかった音楽がやっと聴けるようになったという話です。もしご興味を持っていただけましたらどうぞ)
先のことはまだわかりませんが、いまこうして考えていること、感じたこと、きちんと話したいことが自分の中にまだまだたくさんあるので、自分なりにそれらに向き合う時間を作ってまとまった文章を書きたい、それを本にしてみたらどうだろうな、というのをこのところは考え始めています。
(大半の人にあきれられている気がするのですが、突然わけのわからない絵日記を書き始めたのも、ささやかな嬉しいことから、寂しいこと悲しいことやりきれないことまで、自分ひとりではおおよそ抱えきれないことがたくさんあるけれど人に会って話せる機会がめったになくてすごく寂しいから、なにかしらコミカルな形に昇華して発散したい願望の現れなのだと思います)
(小説にも絵日記にもツイートにも書けずにいる、ただ悲しいこと、目を逸らせない様々なことについて打ち明けられる場所を求めた末に短歌と日記にたどり着いたのだろうと思っています)
こうして新しい本を作りたいと思えたのも、ひとえにわたしの拙い言葉をそれでも「聞きたい」と耳を傾けてくださる方がいたからこそにほかなりません。
イベントという発表の場をくださった主催者のみなさまにはもちろん、拙い言葉に耳を傾けてくださるすべてのみなさまに心から感謝しています。
素敵な『場』に参加させていただける喜びと共に、この素敵な機会をきっかけになにかしら楽しんでいただける方に作品を届けらればいいな、と思っております。どうぞよろしくお願い致します。
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お知らせ
2023-02-18T20:58:57+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
高梨 來
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http://raixxx3am.blog.shinobi.jp/Entry/298/
New Year’s Eve.
少しだけ先の未来、大晦日のひとこま(あましの)
>>>
>>>]]>
ショートショート
2023-01-06T16:27:07+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
高梨 來
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http://raixxx3am.blog.shinobi.jp/Entry/296/
2022年の振り返り
こちらの記事は年末年始恒例企画、創作TALK 2022_23に参加しています。
毎年創作に関係のないことの方が多いし、役に立つことは書いてありません。
きっと参加者さんの中でわたしが一番長いです。その点をご理解いただけますようにお願い致します。
【自己紹介】
高梨來は2014年から文学フリマに出...
創作TALK 2022_23に参加しています。
毎年創作に関係のないことの方が多いし、役に立つことは書いてありません。
きっと参加者さんの中でわたしが一番長いです。その点をご理解いただけますようにお願い致します。
【自己紹介】
高梨來は2014年から文学フリマに出展するようになり、一次創作文芸同人誌即売会を中心に活動しています。
魂がオリーブ少女の形をしている可愛いお洋服の好きな早口の関西弁でよく喋るおたくです。
【ざっくりとした雑感】
引き続きものすごくすごくつらい一年だったなぁと思います。
先の見えない状況な中、不安な日々はずっと続いたままだし、そんな中で受け入れ難いようなことはたくさん起こり……平時とはとても言えない状況がいまも尚続いていることにとても胸が苦しくなります。
ありとあらゆる暴力が顕になり(声を上げてくださった方の勇気にとても感謝しています)、あらゆる対立は深まる一方で、一向に明るい兆しの見えないコロナの流行とともに、気持ちがずうっと塞がったままでした。
引き続き、何かしら書こうと思って書きかけては途中で投げ出してしまうことが多く、本を読む気や音楽を聴く気にも中々なれないままでした。
今年は去年よりもずっと色々なところに出かけられたし、友だちに会える機会も増えたのですが、警戒しなくても大丈夫になったから、ではなく、我慢し続けるのもいい加減に気持ちが限界になったので開き直っただけなんですよね。
なんとか今年も深刻な怪我や病気などに見舞われなかったのはひとえに運が良かったんだろうなと思います。
(肩関節の不調でお医者さんに行きましたがだいぶマシになりました。まだ左腕が上がらないけど)
(自転車で転けておっきいたんこぶ出来たけどその日の配信ライブは無事に見られたし)
(肩の粉瘤が爆発したけど痕が残っただけで無事だし。あれ、満身創痍だな。)
7月には昨年17年ぶりに再結成したナタリーワイズのライブが今年もありました。
会場の海辺のポルカがなくなってしまってすごく悲しい……。
感染者がすごく増えていた時期で行ってもいいのかすごく悩みましたが、特別な日だから下そう! と決めた美雨さんのお靴に添えられたメッセージにとても励まされました。
ほんとうに素晴らしい時間で、すこし遠い神戸まで足を運ぶこともずっと我慢していた旅行の気分を味わえてほんとうに楽しかった。
この少し後に高野さんがコロナ感染されて東京のライブが延期になっていることを思うと、無事に開催できたこと、わたしが参加できたことの両方がとても幸運なことだったんだなと思います。
ライブやイベントの会場がそんなに怖い場所?? という気持ちもあるのですが、数ヶ月先の状況がすこしもわからないことや、不安や罪悪感を抱えたままでは楽しく参加することができないな、という思いがどうしても付きまとうため、今年もほぼ様子見で終わりました。
フジロックの中継は楽しく見たけど(コーネリアスとハナレグミと七尾旅人ほんとうによかった)、なんだか異世界の出来事のように見えました。さびしいなぁ。
ずうっと憧れていたkikiki optiqueさまの眼鏡を手に入れました。
眼鏡は常に使うものだから、ほんとうに気に入ったものがほしかったので勇気を出したのですが、ほんとうにほんとうに綺麗で宝石みたい。
これはおしゃれすぎますよね~って合わせてみたパール付きのこの形がしっくりきてしまった奇跡!
眼鏡に合わせたくて購入したしたグラスチェーンはBIRTHさま。思った以上にぴったり!
後先考えすぎに散財しすぎなのは反省すべきところなんですが、なんというか「これでいい」ではなく「これがいい」と思えるものを身につけて生きていきたいとこの数年で強く思うようになりました。
数十年来通っていた美容院を勇気を出して変えたことも、憧れのままでいたブランドのアイテムを思い切って手に入れたのもそういった理由からです。
イベントや旅行といった非日常の空間に遊びにいくことが難しくなり、創作という旅に出ようにも受け取ってくれる人がいない(わたしの小説は……イベントで本を出さないと読まれない……)のもあり、装うことで非日常への冒険を楽しんでいる部分は大きいんだと思います。
わたしにとっては好きな服を着て行きたい場所へ行くことも、生きていく上で欠かせない表現のひとつなのかもしれない。そう思える『いま』にいられることも嬉しいです。
おしゃれして出かけるのが生き甲斐のようなものなので、引き続き厳しい状況が続く中でも素敵なものを作ってくださる方がたくさんいらっしゃること、おしゃれしてお出かけしたい場所があることがとても励みになりました。
今年も大小たくさんの展示会にお伺いさせていただき、幸運なことに作家さんと作品についてお話しさせていただく機会にも多数恵まれました。
生の作品からしか受け取れないエネルギーに圧倒され、作り手である作家さんたちの込めた美学や想いについて聞かせていただけたり、作品から受け取らせていただいたのものについてお話しさせていただけるのはとても幸福なことだなと、改めて思わされました。
【オンラインとオフライン】
創作に関して絞れば、今年は同人イベントへの参加はオンオフ共にほぼありませんでした。
あらゆるイベントがみな、時に綱渡り状態でありながら無事に開催されたこと、参加された皆様が心から楽しまれたことはとてもよかったな、まだ自粛を選んだ身として、『場を守ってくれてありがとう』の気持ちを忘れてはいけないと思っています。
現場に行けなくても本だけおいてもらえるぞ! 委託イベント!
→2020年の文フリ大阪合わせの新刊を売るために去年めちゃめちゃ参加しまくったけど、もう充分頑張った。既刊は全部おすすめだけどわたしの本はいまひとつ委託イベント向けじゃないし、かといって新刊を作る気力はない。
バーチャル空間で楽しもう! オンラインイベント
→上記とおおむね同じ理由&二次でも参加できるイベントがない
コンビニのコピー機で配信! ネプリ企画!
→とにかく元気がないから書けない
そもそも、常に新しい作品の構想があって……というタイプではないのですが(ひとつ作品を書いたらその世界から派生した書きたいことをずっと書いている人)、自分の作品を読んでもらいたい、受け取ってもらいたいと思った時(満足感を得られるという意味で)ベストな形になるのは自分で本を作って自分で売りに行くことで、それを諦めざるを得ない状況はどうにも苦しいなぁ、新しい道に方向転換することも出来ないなぁというのを引き続き痛感した一年でした。
11月の文フリ東京ではアンソロジーにご参加いただいたくまっこさんからのお申し出により、委託をお受けいただきました。
告知にたくさんの通知が届いて、ひとえにくまっこさんのお人柄や作品の魅力ありきかとは思いますが、自分もイベントに参加できたような気分になれてすごく嬉しかったです。
思えば、従来通りの対面形式のイベントにこの二冊を置いていただいたのは初めてでした。
コロナ前からイベントのあり方がどんどん変化していくのを肌で感じていて、その中で自分なりに試行錯誤しながら『場の空気に乗れる』ようにと、戸惑いながらも楽しんでいたつもりでした。
今回はいままでで最大の規模での開催となり、またあらたな大きな変化に直面せざるを得ないところに来ているのかな、と思います。
場の空気は移り変わり続けるものなので仕方ないとは思うのですが、やっぱりなんとなく寂しいような、複雑な気持ちがあります。
コロナ前から移り変わる空気へのぼんやりとした戸惑いはありましたが、コロナ禍によってこれだけ離れてしまうと、本当に戻れるのか……? という戸惑いがどうしてもあります。
【やっと書いた小説の話】
すっくなっ!!!! 去年の半分くらいじゃん、過去最低です。
満ちる夜
なんかやけに夜中に雨が降ることが多かったから書きました。
花の降る道
「春の名前」から2年後越しで書いたいつかの未来。ペーパーウェルの散歩テーマ回に出したかったけど元気が出なくて書けませんでした。
わたしりんちゃんのことすごく好きだな。
then there is
楽しみにしてた新刊がめちゃめちゃ良くて元気が出て書きました。笑
傷つかない
ぶっちゃけあんまり読んでもらえないんだけど、わたしは海吏と春馬くんの関係を書くのが好きです。
春馬くんはただ海吏のことが友達としてすごく大切で好きなだけで、海吏は春馬くんの人間としてまっとうなところが好きだし尊敬してるんだと思います。
そういうのってあるやろ、というのをいつまで言っても足りないんだと思う。
息抜きに書きたいことはあったんですけどまぁいっかって放り出しちゃったのが多かったですね。書こうとしてはスライディングしてきた二次創作を気晴らしに書いていたから、っていうのも大きいんですけど。笑
(詳しくは後述します)
表に出ていない分では、水面下でリレー形式の創作企画を動かしておりました。
こちらからぜひお願いしたいな、と思った方に年明けにお声を掛けさせていただき、大変素晴らしいアイデアをたくさんいただきながらほぼ一年をかけて執筆を交互に進めさせていただいております。
来年にはみなさんにお届けできればと思っておりますので、引き続きゴールを目指して進んでいければと思います。
今年もおそらく思い通りに活動はできないから、待ちの姿勢ではなく自分からお声をかけてやりたいことをやろう! と思ったところ、ありがたいことに快くご賛同をいただきました。
まだ作成中なので詳細は内緒にさせていただきますが、先の見えない苦しい一年の中、とても励みになる時間となりました。
みなさんにとっても希望を託せるような作品になっていると自負しております。
【新刊が出ました】
ほとんどライフワークのような気持ちで書いている「ほどけない体温」のその後の番外編の新しい本を作りました。
夏に予約していた本が届いてすごく元気になれた→僕も自分の小説ちゃんと書こう! と去年書きかけて放置してた小説の続きを書いた→R18だしホイホイ出したくない、紙の本にしたいけどイベントでられへんやんけ→受注生産方式で去年の本と一緒に受付したら申し込んでもらえた(涙)
発刊当時のお知らせはこちら。
わたしは書いてる間、決して手放しに楽しいタイプではなく(ものすごく切実な気持ちに向き合っていて、そうやって自分の感情を見つめることを「楽しんでいる」んだと思います)、合わせて過去のいろんな経験からの無力感やあらゆる感情が頭を過ぎり、わたしの力不足のせいで伝えたかったことをちゃんと受け取ってもらえなかったんじゃないだろうか? という悲しみがものすごく重くのしかかってきて、ぶっちゃけ書いている間ものすごくつらかったです。
ここに書いてないし書けないこともそりゃあある。
今回は自分にとってすごく大切な誇れる作品が書けた、という自負に加えて、『ちゃんと受け取ってもらえた』という実感が得られて、すごくすごく励まされました。
すごくすごく寂しかった中で、心から救いになったんだと思います。ありがとうございました。
【ものすごくFree!にはまりました】
9年目で新規なの!? なんで!? って驚かれたんですけどこれには理由があるんだ。
そもそもの経緯
コロナの大流行で外出がむずかしい2月、コ●スでFree!のキャンペーンがはじまったのでお友だちへのサプライズでクリアファイル回収のためにお店に行く。
(もしもし、わたしらいちゃん。いまココ●にいるのってDMしました)
↓
その後もせっせと通ってはコラボメニューを頼んでクリアファイルを回収する。
(この時はスタファイの5人がうーっすらわかる?? 程度)
(夏也くんを好きになると苦労しそうだから友チョコをあげられるくらいの関係になりたい、遥くんに密かに片想いして最終的に真琴くんと付き合いたいって言ってました。ミリしらなのに大体あってるな!?笑)
↓
FSのポスターを見たのをきっかけにアマプラに入ってたFree!を1話から見始める。ツッコミどころはありまくるが確かにこれは…とても乙女心を撃ち抜くお話。
↓
2期の8話にめちゃくちゃ好みでは!? という子が出てくる。(貴澄くん)3期で完全におちる。大好き!
↓
えっ、貴澄くんと旭くんと日和くんって仲良くなってんの? 日和くんと貴澄くん一緒にカフェ巡りとかお買い物とかしてんのかな、かわいいね。
↓
映画でめっちゃ仲良くなっててわけがわからなくなり、目玉が盛大に吹き飛ぶ。
かわいいかよ!?
↓
生まれて初めてアクリルスタンドというものを買う。
日に日にようすがおかしくなってその節は大変失礼いたしました。笑
ものすごく好みの集大成のような子がいたことによってはじめて二次元の男の子をここまで好きになった(わたしは主に三次元の音楽家が好きです)(でも推しっていう感覚とは違うんだよ)のは大きいですが、物語全体が『不器用だけれど心根の優しい男の子たちが懸命に自身の夢や目標を追い続けること、心からわかりあいたいと思える相手に本当に伝えたいことを渡しあうこと、たとえ一人きりの孤独な闘いに過ぎないのだとしても、そこにたどり着くまでにはたくさんの助けがあったこと、真の意味で孤独な人間は誰もいないこと、繋ぎ合った未来に希望があること』を真摯に描いてくれていて、それはもうとてもつらい今の気持ちにクリーンヒットしたんだと思います。
9年出遅れていますが、出会うべきタイミングでこうして出会えて本当に良かったです。
(わたしがいま好きなミュージシャンだってメジャーで活動してる時には別にそれほど……だったんだけど、なぜかその10年後に突如めっちゃ好きになったし、いま好きなファッションも最盛期の時には「わたしとは遠い世界だから」と遠ざけていました。タイミングってあるもんですね)
オタクだからはまった記念に本が作りたいけど売る場所がない問題
小説が書けるオタクなので自分で書いたらええのちゃうやろか、と思う。
↓
二次創作をするのが久しぶりすぎて大きいジャンルにびびってしまう。pixivは色々と問題があり、不信感を感じているので使いたくない
↓
コピー本にして(別カプの)お友だちにあげる。
↓
その後もある程度溜まるとホチキスで閉じて本にしてお友だちにあげる
世界に二冊しか存在しない本シリーズがここではじまりました。笑
もう二次創作することもないだろうと思ってたんですけど出会っちゃったんだから仕方ないんですよね。
腰を据えて活動していけるとは思えないので、専用アカウントを作って……というのもあんまり現実的ではなく、こんな変な人に近づかれたら嫌じゃん? という謎の遠慮と人見知りから交流に踏み出せず、参加できるオンイベなどもなく、書いたものはポイピクにアップするようにはなったけれど、ポイピクを見る人があまりいないらしく、全世界に公開するようになってもカプ違いのお友達しかおそらく読んでいない。笑
同担拒否とかではないので読んでもらいたい気持ちがないわけではないのですが、なんかもう仕方ないし、ただひたすらわたしが楽しくて、お友だちが面白がってくれるのでそれで別にいいかな……それはそれとしていつか読んでもらえるといいな、くらいの気持ちでいまはいます。
一次創作の同人活動はとにかく知ってもらう、読んでもらうまでのハードルがすごく高くて難しくて(現にウェブの活動ではろくに読まれない)伝えたいことがあるからこそ書いているわけで、読んでもらうために自分なりに試行錯誤を繰り返してきたつもりです。
そんな中で世の中がここまで一変してしまい、思うような活動もできなくなったことから、諸々のストレスでものすごく精神的に参ってた心の隙間にクリーンヒットしてしまい……。
貴澄くんと日和くんの組み合わせが好きって言ったら「そこなの!? ていうかカプ発生してたの!?」って爆笑されたんですよ、でも読んでくれるの。笑
(※お互いシンメになる相手が他にいる)
要はストレスフルな日々の気晴らしなわけですが、同人誌とは、創作とは本来こうして気心の知れた友だちに読んで楽しんでもらうくらいで良かったんだな……いかにして読んでもらうか/売るかを考えなくても良いとこんなに心安らかで癒されるものなんだな……というのをこの一件を通して痛感してしまいました。
とはいえ、同担拒否なわけではないので(2回目)熱が冷めなくてワンチャンあればイベントとかに出てみたいです。
二年ぶりのお友達とのアフタヌーンティー会で貴澄くんにテンションがあがりすぎてようすがおかしくなるわたし。
運よく周りにお客様もあまりいらっしゃらなくて推したちを並べて遊ぶ我ら。
モントレ大阪、本当に綺麗で素敵だったからまた行きたいな。
【ところでいまさらだけど、さっきからちょいちょい挟まる変な絵はなに?】
いや、Twitterでエッセイ漫画に関するスペースが開催されており、面白そうだなーと思ったのですが、わたしには漫画を描く能力がなくて。笑
なので…….絵日記。笑
不安なことだらけで窮屈でたまらなくて、人にもたまにしか会えなくて……な中でなにか話したいことがあった時、気持ちを発散するのにちょうど良かったんだと思います。あと、単純に描いても後から見返しても楽しいから。
Free!というか貴澄くん(笑)にハマりたての時は毎日のようにFree!の絵を描いてたんですが(好きという気持ちを絵を描いて喋ることで発散していた。笑)、そのうちに絵日記に貴澄くんを描くようになりました。笑
その時々のわたしの心境を描いてくれてるからこれ貼って読んでもらうのがほんとにわかりやすいんですよ。笑
絵はずっと(忍が描いているという設定で笑)描いていて、これは人様に喜んでもらいたくて描いている部分が大きかったのですが、絵日記は自分の気持ちの整理のためなので、描く動機が大きく違います。
これもひとつの創作活動……ですよね?笑
【短歌のチャンネルと繋がった】
短歌が詠めるようになったのは4年ほど前から。
とはいえ、腰を据えて作っているのではなく、ふとした瞬間にチューニングが合うので、その際に言葉遊びのように五七五七七のリズムで呟いてるだけなんですね。
短歌という創作表現には憧れているし好きだけれど、短歌の世界での評価に値するものではないだろう、という気持ちがあり、自分のことを短歌の人間だとは思っていません。
(ですので、熱心に短歌をされている方が目に留めてくださるとすごく恐縮してしまう……けれど、すこしは短歌らしきものが詠めていたの? という自信にもつながります。ありがとうございます)
そんな感じなのですが……あっれ今年まったく短歌詠んでへんな? とふと思った11月某日、ふいに短歌が降ってきました。
拙作「黒い犬」に寄せたもの。
なぜかわからないが、これをきっかけにチューニングが合いっぱなしになったらしく、11月のあいだはほぼ毎日短歌を詠むようになりました。
自転車乗ってると勝手に思いつくようになったんです。
狙って作ったものがないわけではない……けれど、作るのはすごく苦手です。
基本的には心象風景でしかないのですが、深層心理の普遍的な感情が切り取られているなと思います。
いまは少し前にすごく楽しいことがあってすごくすごくウキウキして胸いっぱいで幸せすぎて隙間が埋まったらしく、あんまり詠めていません。マイペースにやっていけるといいよね。
※プリント期間は終了しています。
何か形にしてみたかったので折本を作りました、プリントしてくださった皆様ありがとうございます。
この1ヶ月の間に詠んだ短歌とエッセイを本にしたくて、少しずつ作業を進めています。
【三年ぶりに東京に行きました】
8月に近場の有馬温泉に三年ぶりの旅行に行ったのですが、12月には三年ぶりに東京に行きました。
なぜなら6年ぶりのライブが決まったので行かないという選択肢がなかったんです。
不安な気持ちや罪悪感がなかった、ということはすこしも無く……本当に行けるのだろうか、行ってもいいのだろうか、という迷いは直前までずっとありましたが、いくのなら思う存分楽しもう、と東京観光を満喫してきました。
12月の初めの東京は大阪よりもずっとあたたかくて、あちこちが銀杏並木の金色の光に包まれていた。
6年ぶりのライブは本当に本当に素晴らしくて……いまだに余韻から抜け出せない。
ライブの前後には美術館やギャラリー巡りをしてきたのですが、いまの時代を生きているかぎり、芸術の作り手たちもみな、この大きな時代の変化に戸惑いながら、自身の表現にどう向き合っていくのか、何を残し、何を伝えていくのかを皆さん真摯に考えてらっしゃるんだなぁというのを強く感じました。
大きく心を動かしてくれる出会いと喜びにいまも生かされているし、伝えたい・届けたいと思ってもらえること、それを受け止められること、その両方が本当に幸福なことだなぁと思いました。
この三年の間、音楽を聴く気にちっともなれなかったので、自分にとってすごく大切なかけがえのないものをすこしだけでも取り戻せた、もう一度『出会えた』ことが本当にうれしかったんだと思います。
なんと、6年ライブをやらなかった人のライブが配信オンリー含めて3回あったんです! 大事件やぞ!
来月には6年前の夢の対バン再び、があるので来月も東京に行きます。
(コロナの流行状況が本当に大変になってきたので不安はどうしてもありますが……どうにか乗り切れること、無事に参加出来ることを祈るのみです)
なんでわたしの夢が全部叶ったのかわけがわからない。
2022年は奇跡の年です。
感激しすぎて短歌も詠みました。
総じて生きていれば思いがけない出会いに心を動かされることはあるし、心が動けばおのずと何かを形にせずにはいられないものだな、というのを改めて強く感じた一年でした。
そうやって形にして残すことで自分が何よりも勇気づけられ、元気をもらえるし、そうして『残さずにいられなかった』ものを、ひとりでも受け取ってくれる人がいるというのはとても幸福なことなのだと思います。
「雀の戸締り」で語られた『真の意味で自分を救えるのは他者ではなく、懸命に生きた過去の自分だ』というメッセージも、自分の中ではそういった実感と結びついています。
ライブのMCの中で「人生の土台とは過去ではなく、いまこの瞬間と未来にあるのだと気づいた」という印象的な言葉があったのですが、どんなに先の見えない苦しい状況でも『いまこの時』に煌めきを描くこと、『これから先訪れる未来』に希望や夢を託していくことを大切にしていければな、と思いながら2022年の終わりを迎えています。
去年の一大トピック生きていたら17年ぶりにナタリーワイズが再結成したに引き続き、生きていたら6年ぶりにライブがあったし、来月にはなんと7年ぶりに夢の対バンがあるのですよ。
(アンコールで発表された時、うれしいびっくりすぎて涙ぐみました)
無事に行けるように頑張って生きるほかないので、無事に開催されてわたしが現地に行けるように、そして無事に帰ってこれるように良かったら応援してください。笑
【最後に、来年の予定とか展望】
1月にもライブ行くねん(京都と東京であります)ええやろ! だけじゃないから!笑
アンソロジーに参加しています
来春発行予定のアクセサリー・シューズブランド「MABATAKI美雨」の踵に花を宿した美しい靴に魅了された人たちがMABATAKI美雨の靴との出会いを綴るアンソロジー、「花を履く人々」に参加しています。
☆告知HP☆
もしイベント参加が可能になれば美雨さんのお靴を履いて委託させていただきたい。
そこ文さんに参加させていただきます
来年3月12日開催、第七回「そこの路地入ったとこ文庫」さまに委託参加させていただきます。
こちらには現在制作中の短歌+エッセイの本を出せればと思っています。
新刊が出ます
今年一年かけて続けさせていただいた共作作品のゴールと完成、現在制作中の短歌の本の二冊を2023年には形に出来ればと思います。
自分の本を作る、以外にもなんらかの創作活動に関わりたい気持ちはあるので、お誘いなどがございましたらお声をかけていただけると嬉しいです。
いい加減文フリなどに復帰したいね……と思うのですが、半年先にコロナの流行状況が良くなっているとは思えないので、なんともかんとも。
(あくまでもわたし個人は)、まだ不安だし、乗り切れないんですよね。ライブはほら……6年ぶりだったり17年ぶりだったりしたから。笑
従来型の対面イベントへの参加が難しい人にむけて/書き手本人を介さない『本』との出会いの場を作りたい/アットホームなイベントの良さを大切にしたい/と、様々な志を胸に中小規模・委託形式のイベントの立ち上げや継続を考えて動いてくださっている方が多数いらっしゃるのはありがたいなぁと思います。
来年には久しぶりに新作を出したいと思っているので、直参は出来なくともなにかしらの委託イベントなどにお世話になることで目に留めていただければなと思います。
引き続き感染対策に気を配りながら好きな洋服を着たい、見たいものを見て、会いたい人に会って、本当に伝えたい大切なことを(受け取って下さる方への感謝と愛を込めて、快く受け止めてもらえるように)伝えたい、というのを大切に生きていければ、といったところかな。
いまと、この先を照らす希望を自分なりに手にして諦めずに健やかに生きていく、その中で見つけた大切な物を形にしていくこと、どんなにささやかだったとしても、それによってこの世界を照らす小さな希望を形にしていくことを目標にしたいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
あなたともまた、何らかの形でお会いすることが叶えば嬉しいです。
どうか、良い年の瀬をお過ごしください。
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日記
2022-12-29T15:58:49+09:00
高梨 來
NINJA BLOG
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