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調弦、午前三時

小説と各種お知らせなど。スパム対策のためコメント欄は閉じております。なにかありましたら拍手から。

第8回 Text-Revolutionsに委託参加させていただきました。

第8回Text-Revolutionsに「午前三時の音楽」として委託参加させていただきました。
運営の皆様、本を手にとってくださった皆様、告知などにお付き合い下さった皆様、おすすめコメントで後押しをしてくださった皆様、この度は本当にありがとうございました。


【テキレボとわたし】
気づけばサークル参加は第4回から直参/委託と形を変えながら続いていました。

・公式アンソロやユーザー企画に参加することで得られるお祭り体験が楽しい
・お買い物代行サービスによって、本を届けられるチャンスが広がる

というのがテキレボの特徴で、参加を決めた理由でしょうか。
とは言え、とにかく雑多なジャンルの本が立ち並ぶ総合見本市な文フリと違って規模がちいさいのがテキレボです。
イベントごとに当然、主催側が打ち出している特色、それによる『作風がウケる/ウケない』は如実に現れます。

べつにわたしのところはテキレボに参加することで『規模に反してすごくたくさん本が売れる』ことはまずないし、イベント前後のハッシュタグ祭りでたくさん取り上げてもらうこともありません。
端的に言って、客層にばっちり合っているかというとそうじゃないんですよねきっと…。

とは言え、テキレボには、参加することによって前述したような『本を手に取ってもらうチャンスを得る』ことに留まらない楽しさがあります。
(主に代行などで)テキレボでおやすみアンソロを買いたい人がいるかもしれないから委託を申し込もう、くらいの気持ちで申し込んだのが、今回のテキレボでした。


【参加企画など】

アンソロジーのテーマは花
ひとまずは既存の作品で、と仕事帰りの忍がお花を買って帰ってくるお話「flavors of life」を投稿させていただきましあ。
年明けに「おかわり!」と初めて2本目を投稿させてもらったのが忍とお花やさんのやり取りをメインに書いた「color of life」です。

やー、テキレボアンソロの感想って「読みました、ここがよかったです」って好意の集大成であって、本当に作品を気に入ってもらえた、次に繋がるかはそのうちのうんと少ない何割かだとは思うんですけど(斜に構えた発言)ネットに上げたりイベントごとに出してるあましのに個別に感想をもらえることってほぼ無いので「読んでもらえたかわからない」って寂しさはあるわけです。

寄せていただけたコメントひとつひとつに読んでくださった方の見つけてくださったもの、受け止めてくださったものが詰まっていてとても嬉しかったです。
読めや! でもって感想寄越せや! って言ってるわけじゃないのですよ…(めんどくさい彼女みたいになってきた


うそと本と
らしさんの企画してくださった「架空の誰かに成り代わって本を紹介する」一風変わったレビュー企画。
こちらにはわたしの架空の相互フォロワーゆきりんさんが「ほどけない体温」の、ジェミニとほうき星のいのりんがおやすみアンソロのレビューを書いてくれました。

みなさん架空のお知り合いの設定も切り口も凝りに凝っていて面白くてすごいなーと思いましたね。
ゆきりんの方は割と素直な「こんなお話だよ」の見どころレビューだと思います(ゆえに面白みはあんまりない。笑)
いのりんの書いてくれたレビューはすごく彼女らしい素敵な文章だと思うので、ジェミニを読んでくださった方、おやすみアンソロを読んでくださった方やこれから読まれる方に是非読んでいただけたら嬉しいなと思っています。

いや、書いてるのおまえやんって言われたらそれまでなんですけど(笑)わたしの書いてる小説のキャラクターはわたしとは違う人生を生きていて、わたしが持つことのできない強さと勇気と優しさと思いやりを持っている子達です。
わたしは彼らを心から尊敬して愛しているし、彼らが見つけてくれた『大切な人』を思う愛情の深さや、そこで教えてくれたいくつもの宝物のような気持ちにずっと励まされ続けています。
わたしがおやすみアンソロという本を皆さんのお力添えをもらって作ったことで得られた大切な気持ちを、わたしとは違う人生を生きる【伏姫祈吏】というひとりの女の子の視点から語ってもらえたこと、いちばん最初に書いた物語の中にいる十七歳の祈吏が手にすることの出来なかった『優しい答え』を聞かせてもらえたことを、わたしはとてもうれしく思っています。


【送り出した本の話、イベントまでの話】



いちばん新しいおやすみアンソロに加えてジェミニとほどけないの永遠のスタンダード(?)タイトルの三冊のラインナップを用意しました。
ジェミニはすごく大好きで大切なうちの看板だし、ほどけないはアンソロも関連作で出してるし。
ーーいや、タイムラインでぼんやりあましのがほのぼのいちゃついてるのを見てるぶんにはいいけど本編は読まなくていいやって思ってくださってくる方が一定数いらっしゃるのは知ってるんですけど、やっぱり読んでもらいたいじゃないですか。笑
そんなわたしも【お話のテーマの軸にあるのはずしっと重くて骨太な人間ドラマで、ラブシーンはあくまでデザート的なお楽しみ】って評判から興味が出てもそのデザートに食いつけないからって理由で読めないリストに入れてる本いくらだってありますもん…(言わんでいい本音が出た。笑)
※売れにくいのは知っているが出したいんや、という話をしたかった。笑


蒼衣アンソロに参加したよ

去年の秋ぐらいからウェブ上で盛り上がっていたのに乗って、作品の感想がわりのように寄せさせて頂いたジェミニ&ほどけないとのうちよそコラボ作品を本にして掲載したい&表紙をデザインしてほしい、と服部匠さんからお誘いを頂き、コラボ作品と装丁デザインで参加させて頂きました。
実質新刊ですよね!笑




n2coさんのロゴが華麗ですてき〜!

蒼衣さんと八代さんの築き上げた信頼関係の上に成り立つ様々な優しくて温かな絆が書き手さんたちならではの視点で綴られるとってもすてきなアンソロジーであり、作家さんたち固有の作品世界を覗かせてもらえる素敵なショウケースの役割も果たしてくれていると思います。
参加できて嬉しかったなあ。

テキレボといえば個性豊かな宣伝合戦が特徴なのでウケを狙ったこともありましたが(笑)躍起になって宣伝しなきゃっていうのは疲れちゃうのでやや控えめ気味に数度の告知をしました。
お品書きや告知のコメントを読んでもらえれば、わたしが大事にしてることが感性の合う方にはきっと届くんじゃないかな、と信じていたというのもあります。


【そして結果】
さて、戻ってきた荷物を確認しましょう。今回はがまんしたので代行は申し込んでいません。

おお〜〜……おお〜〜……?
初売り、とはいえ代行申し込みもほぼなかったおやすみアンソロが思いのほか出ています。
ぶっちゃけあんなに宣伝をがんばった東京文フリよりも委託なのに出ている。笑

・文フリ後に感想をくださったみなさんの評判から本を知ってもらえた
・東京会場では広すぎて回れなかったサークルさんがこの機会に手にとってくださった
・見本誌棚が見やすいので目に留めて貰えた

などでしょうか。
欠品も出さずに済んだし、このために申し込んだことを思えば良きことです。

…….個人誌、出ませんでしたね。

や、ほぼ毎回新しいサークルさんがいらっしゃるとはいえテキレボに集まるのって『いつものメンバー』で、わたしもその一員ですよね。
前段でも言った通り、わたしはそもそもそんなに人気がないですし……テキレボでは既に4.5回出していて、その度になんやかやと手にとって貰えていたわけでして。
だからこそ今回も新しい出会いがあればと思ったんですけど、『この場にはもうじゅうぶんに行き渡っていた』ってことなんでしょうね、きっと。

やっぱりねー、ちょっと落ち込みます。うん。

アンソロを読んでジェミニほどけないを読んでくださる方はまあいないと思うのですが(笑)(デッフラを合わせて手にとって下さる方はたくさんいらっしゃいました)どの本も、わたしにとってすごく大切で大事なことを形にしていることには変わりはありません。
これからも、新しい出会いがあればと思いながら大事に頒布していこうとおもいます。

いや、見栄えや受け入れられやすさからおやすみとデッフラに人気が集中するであろうことは覚悟してるんです。
だからこそジェミニやほどけないが出るとちょう〜〜〜〜うれしい〜〜〜。
広島ではジェミニがね、持ち込み分完売したんですよね。(えっへん)


【最後に次回予告】
5月の東京文フリは参加しませんが、庫内灯さんブースにておやすみアンソロを委託して頂く予定です。
次の直参イベントは6月の静岡文学マルシェを予定しています。
ここでは手製本の新刊が出る予定。
原稿は! きょう書き下ろし短編が書けました!(強気になっている)
おやすみアンソロのスピンオフのお話です。
ここにはひとまずほどけないは持っていかない予定です。読みたい人いないよね。笑

今年の頭にもちらっとお話ししましたが、ジェミニとほどけないシリーズがあるからこそこの何年もの間、ボーイズラブジャンルでイベントに出店することにこだわっていましたが、これから書く予定になっているのは『男の子同士の恋愛』の枠には収まらない愛のお話しなので9月の大阪文フリにはエンタメジャンルで申し込みをしました。
11月の文フリ東京にも参加予定ですが、その際もボーイズラブの島では申し込まない予定です。

……ジェミニとほどけないは変わらず持ち込むし、わたしの癒しとして月刊あましのはたぶん出るんですけど。笑

さて、この無駄に長いだけのあれやこれやを読んでくださった方は本当にいるのだろうか。
お付き合いくださりありがとうございました。
また何かしら琴線に触れるものを書くことが出来れば、そして願わくば、あなたに読んで頂くことができれば嬉しいです。

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