忍者ブログ

調弦、午前三時

小説と各種お知らせなど。スパム対策のためコメント欄は閉じております。なにかありましたら拍手から。

everyday,everynight

ほどけない体温、周くんと忍。日々のいとなみに潜むもの。







 口にしたもので血や細胞、体は作られている。それなら心は何が作り出しているんだろう。そんなことを、時折ぼんやりと考えることがある。


 まどろみながら、手を伸ばせばすぐに触れられる場所に携えられたかのような恋人の身体に触れる。
 すっかり肌になじんだ薄手のパジャマの生地の下には、うっすらと熱を帯びた滑らかな肌。やわらかな皮膚のその下には、ずっしりとした骨の感触。
いきているものだけが伝えてくれるその気配が、この手の中でありありと輪郭を描き出す。
「……なにしてんの」
 くぐもって半分のふちのとろけた声に耳朶をくすぐられるのを感じながら、おぼろげに言葉を漏らす。
「周だなぁって思って」
「なに……」
 ぶっきらぼうに投げかけられる言葉に、心ごとさわさわと揺らされるのにただ身をまかせる。怒っているんじゃなくて、すこしだけ照れてくれているだなんてことは、もうずっと前から知っている。
 にいっと精一杯に得意げな笑顔を浮かべるようにしながら、投げ返す言葉はこうだ。
「きょうね、ごはん作ったじゃん。だからね」
 さわさわ、と額に張り付いた髪をなぞりながら、続く言葉を紡ぐ。
「この骨とか血とか細胞とか、みんなちょっとずつぜんぶ周でしょ。そんなかに俺もちょっとだけいんだなって、そう思って」
「……おまえもだろ、いっしょに食ってんだから」
「ねえ?」
 答えながら、くすくすと得意げに笑う。
「お揃いなんだよね、きっと」
 口にしたもので、身体のすへては作られる。まるっきり同じなんかじゃなくたって、この身体はすこしずつ同じもので出来ている。
「周もね、ごはん作ってくれんじゃん。俺の身体もちょっとずつ周のくれたもんで出来てんだよね?」
 うっとりとまぶたを細めるようにしながら答えれば、慈しみだけを溶かしたようなやさしい笑顔が返される。
 大切にしている、だなんてとても言えないこの身体も、誰よりも大切な相手がすこしずつ形作ってくれているのだと思うと、いままでよりもずっといとおしくなるのだから不思議だ。
 げんきんだな、だなんて笑われることくらい、覚悟しているから。
「どの辺がおなじなんだろうね。周、わかる?」
「……わかったらすごいな」
 くぐもった声で答えながら、差し伸ばされた掌は伝うように背骨に触れる。
 大きくて滑らかな手と、すこし骨ばったしなやかな指先。身体と心が知ってくれているいとおしい感触に、ただうっとりとまぶたを細める。

「……あったかいね」
「ん、」
 ささやき合いながら、ぬるい吐息を吐き出す。この二対の身体の内で、それぞれがすこしずつ忍で、すこしずつ周で。すこしずつ同じもので形作られているそのはずなのに、ふたつの身体はそれぞれに違う形で、すこしも溶け合ったりなんてしない。
 それでも、だからこそこうして隣り合ったまま、何よりものあたたかささを分かち合えることを誰よりも知っている。
 輪郭を失わない身体を、こうして穏やかにぬくもりを預け合えるようにと差し出してもらえたことの限りない喜びだっておなじだけ。
 溶かし合うことは出来なくても、すこしだけ同じ身体にならなれる。
皮膚のうちで揺らぐぬくもりは、こんなふうに心ごと寄せ合うようにして渡し合える。
 そのすべてを、誰よりも大切な相手が許してくれたから。
「……もっとおんなじになろうね?」
 うっとりとまぶたを細めるようにしながら囁けば、答える代わりみたいにくしゃり、とやわらかに髪を撫でてくれる。

 すこしずつおなじで、すこしずつ違う。輪郭を保ったままのふたつの身体に、とろとろと同じぬくもりが広がっていく。まどろみのふちに降りていくのを感じながら、静かに打ち震える心のうちをじいっと見つめる。
 初めは言葉で、その次がきっと身体で――すこしずつ手を伸ばしあいながら、お互いを預け合うことを知っていった。
 いつかこの身体がまるっきりおなじになって、その輪郭すらおぼろげに溶け合って――心だけを見せ合って愛し合えるようになるのだろうか。
 そうなれる時がきたら、とそう夢想するこんな時間に、言葉にならないいとおしさはいつだって、なによりも満ちている。
「ね、周?」
「……ん、」
 すがるような心地で、おぼつかない指先を結び合う。溶け出さないその先を伝って、言葉にできないあたたかさだけが満ちていく。
「……またあした、な」
「うん」
 ほどけないようにと指先を結び合う。すぐに解けてしまうはかない約束なのを知っている。だからなんども繰り返し結び直す。途切れてしまわないように、やさしい願いを込めながら。

 折り重なりあったふたつの身体のあいだでゆらめくちいさな星はまたひとつ瞬いて、音もなくかすかに消える。
 あたらしい朝のはじまりを、ふたりにもたらすために。





Twitterで気分転換に書いたものを再編集しました。

拍手

PR

尼崎文学だらけ~声と言葉の文化祭~に参加しました



今回で3回目のあまぶん、他のイベントではできない「楽しいイベントのありかた」が体現されたすごく貴重で楽しいイベントになっていたなぁと思います。
いろいろと記憶が薄れないうちに振り返らないと!


【新しいイベントの形】
年々拡大する一方の文フリは

・事前のアピール合戦(ひとつひとつのスペースを回る時間とお金の都合はないので宣伝をがんばって「お買い物リスト」に入れてもらえないと手に取られない)
・ジャンル配置による人の流れ(東京文フリの二階は特に人が来ない)
・目に止めてもらうためのディスプレイの工夫
・接客の上手さ

など、求められる要素がとても多いです。
そういった工夫が楽しい反面、「売り場を作って一日お店に立つ」ことによる心的コストがかかるのも確か。

今回のあまぶんは
・60センチのローテーブル(みなさんうまく工夫されてましたが、狭いぶんあまり凝れない=設営ははるかに楽)
・店番をしなくていい(自由に出入りしていいのでスペースに縛られない)
・和室に座って手に取った本をじっくり読める、場合によっては読みながら作者さんにお話が聞ける
(机越しの距離による壁がない、イベントの忙しなさからの解放、イベントで見本誌コーナーに行く時間がないサークル主でも読んでから選べる)

などが大きな特徴でした。
開会のにゃんしーさんからの挨拶にもあった「本が主役のイベント」の形を模索した末に突き詰めたものだったのかな。
集まったみなさんがのびのび楽しめる場所になっていたのがすごくよかったです。
最近は古本市や期間限定のお店への出展など、従来通りの「即売会」から抜け出したイベントが多数ありますが、そういう場では本の手に取られやすさ・向き不向きの傾向が如実にあるし、気楽な販売スタイル×「みんなが集まってその日限りのお祭りを楽しめる」という従来の即売会が担ってくれる楽しさの両方を実現させてくれたのが今回のあまぶんだったのだと思います。


【会場のこと、当日のこと】
会場は東西線塚口駅から徒歩十五分ののどかな公園の中の記念館の和室…? はて、写真を見ても見取り図を見ても行ってみないとわからないや。

当日九時過ぎに駅に着き、途中でスーパーによりながら徒歩十五分(暑かったのでわりと疲れた)
ここは…公民館?



公文式の教室をやっているというちいさめの宴会場的な畳のお部屋にお子ちゃま一人あてぶんの目印か、1/3の位置でテープが貼られたローテーブル(お習字教室にあったようなあれです)が並びます。ここに本を並べるのね?
別室は読書コーナーの談話室です、とのこと。お菓子と飲み物が並んだ小部屋です。
なんかこのノリ、子ども会の集まりみたいだな。
差し入れに買ってきたドーナツを読書部屋に置かせてもらい、本を並べはじめました。
この小ささだと平置きしかできないからすぐ終わる!笑
でもみんな工夫してる! すごい!



棚を組み立てたり在庫やおつりのお金をうまく隠す苦労がない!笑

ぞくぞく現れるお馴染みな(駅から遠いのもあってか、のんびり到着さん多数)みなさんとご挨拶。
イベントだからおしゃれしてきたところ、服を褒められました。えっへん。
さいきん僕はリアルミラクルニキをやりにイベントに行ってるような気がしてきたぞ。笑(※コーデバトルはしてません)
晴れの場におしゃれして出かけるの楽しいんですよねえ。
むかしからおしゃれが好きなんですけどさいきんみんなが褒めてくれるようになったのはなんでだろう。とんちきさに磨きがかかったから? なんにせようれしい〜。

そうだ大事な用事! 鹿紙さんに委託の事後処理です。

「これは売り上げ代金からお使いの額を引いたお金、これは残部とお使いの本なのでご確認ください。そしてこれは明日鹿さんに会うで言うたら忍からみちちゃんに渡してねって預かってきた差し入れです」
鹿さん「忍愛してるよって伝えておいてください」




伝えました。


*

そして十時過ぎ、まずはにゃんしーさんからのご挨拶を経て開会の後、まずはにゃんしーさんのパフォーマンスで始まります。
にゃんしーさんの声、よく通ってコミカルでかわいい。
ほんとに言葉が自由に空間で踊っていて、パフォーマンスが豪華な生のBGMとして作用してるね。ふしぎだ。この垣根のなさは何だろう。

垣根がない、がなによりもの特徴なのは始まってからも。初対面のみなさんともご挨拶が行き交っていてまるでサロンのよう~。

宮田さん「バイロン本社の宮田です」
「ハンドルネームはたこ焼きいちごさんです!」

※たこ焼きさんとは前回大阪で一瞬ご挨拶したのみでちゃんとお話するのはほぼ初めてです。笑
バイロン本社ってサークル名からのたこ焼きいちごさんってお名前の落差がすごいですよね。笑

開会後、どうやら一般参加っぽい方も自由に本を手にとって読んで選んでらっしゃいます。
人は多くはありませんが、こじんまりまったりが心地よいですね。自分の本が手に取られるとドキドキするぞ!
気になった本を椅子に座って読んでみる、ふらふらする、などして一時間ほど過ごしましたが、七時間あるから外出してもいいよね、と思ったわたしは予定どおり中抜けすることに。
トラブル発生により、まずは駅でお買い物だなとなったのですが、来たはずの道がわからない。笑
どうにか塚口駅でミッションを果たし、同日開催で気になっていたアーティズムマーケットに遊びに行きました。

ほかのイベントのことは割愛して(笑。めっちゃ楽しかったのでいけてよかった~!)おおむね予定通り、15時過ぎのオープンマイクの時間に帰りました。
灰野さんがいらしてるみたい。わたしも灰野さんにお会いしたいぞー。
おやつにフルーツサンド買ってきたからいっしょに食べましょう、とお茶タイムのお約束をして、さすがに長く消え過ぎたのでタクシーで会場に戻りました。

おお、オープンマイクの時間だ。きょねんも飛び入りさせてもらって楽しかったから今年もやりたい! アンソロの宣伝をするぞ!
比恋乃さんの詩を読ませていただきたいな、とパフォーマンスの間にイメトレをしました。
もちろんぶっつけ本番でいま決めたので練習はしてません。笑
昨年とおなじくおおむね放送事故なお時間のあとはみなさんのオープンマイク。
みなさん芸達者! すてき〜!

さて、やっと帰ったわたしは灰野さんとお茶しながらお買い物の成果をお見せしたり、鹿さんとふたりで「コイツノは鹿さん〜トリのねじさんの流れがやばいので安らかに昇天してください」とコイツノやくざとなって灰野さんに詰め寄ったり、なーすさんにおみやげを渡したり、後回しにしていたお買い物をやっとしたり、ほうぼうの楽しいおしゃべりに混ぜてもらったりとあまぶんをまんきつ。
多くのイベントが事前に仲良くなれた人と会う場所、になりがちな中(なので事前に友達が作れないと孤立してしまいがち)(なおかつ本も売れない…)その場に集まった人たちみんなが自由に楽しく垣根がないまま楽しめるのがすごくよかった〜〜。
ここでしかできないおしゃべりをまんきつしました。

さてさて、17時ですね。閉会ですね。
お片づけをして、ここで帰られる方とはお別れです。
イベントの規模に合わせて搬入は最小限にした今回の気になる結果のお時間です

・おやすみ
この規模でこんなに出たの!? すごくない!?  大阪で回りきれなかった方がこの機会に手にとってくださった+この場で読んで選んでもらえたみたいです。

そしてまあ……既刊は大体持ってきたまま持って帰る…みたいな……笑
ふだんからそんなにたくさんは出ないから最低限しか持ってこなかったんです。だからだいじょうぶだよ!笑
ひとまず通販の欠品はありません。あんしん!
うーん、やっぱりこの手のオープンよりの即売会は一般層向けになるから手に取られやすい・にくいはありますよね。



【寿司食いねえ!】



「あすかさんはイカが好きなんだよ。あとねえ、蟹のお寿司もあったからりおさんに美女が蟹を食べてるよって教えてあげたんだよ」
周くん「みんなお寿司大好きなんだな」



さて、お片づけを済ませたらお寿司を囲むために机を動かします。
一斉にあまぶんタグがお寿司で埋まってるぞ!




お寿司は種類があるのでみなさん回って食べて、というお言葉を受けてテーブルを行き来しながらおしゅしタイム。
おや、こちらチームはひざのうらはやおさん以外全員女子ですね!

「ハーレムですよ」
たこ焼きいちごさん「だからといって居心地がいいかは別問題です」

各イベントや地方文フリの特色のこと、温泉のこと(えっ!?)、アンソロのことなど、いろんな話題が花盛りでした。
アンソロをいろんな方に褒めていただき、わたしはニコニコドヤドヤ。笑
その場で読んでくださった方からお声もかけていただいたのですが、決め打ちにならざるを得ない文フリとは違ううれしさですね〜!

おやすみはみなさんのお力添えのおかげで本当に自慢の一冊になったし、『幅広くいろんな人に楽しんでもらえる』というわたしの個人誌では叶わないことが実現できる可能性がある本なので、とにかく頑張ってたくさん露出を増やしたいと思っていました。
(わたしは同性間の恋愛だからこそ描ける性愛のままならない苦しさと愛おしさのスパイスがふんだんにかかったお話が大好きなのですが、そういうお話は『楽しみ方』を既に心得ている人であったり、なにかとっかかりになるきっかけがないと中々手にとってもらえないし、こんなにも夢中で読んだり書いてるわたし自身が長年自分には縁のないジャンルだと思っていました)

あの本が素敵な本に仕上がったのはひとえにみなさんがこちらが提示したコンセプトに200%の力で応えてくださったから、に尽きるのですが、すべての作品を通して描かれているのは「魂が孤独であること」「それぞれの孤独が守られたまま、寄り添い会うことのできた奇跡のようなひと時があったこと」だと思っていて、根底にあるのは普遍的な愛情と優しさだと思っています。
そういった、自分がお話を書いている中でなによりも大切にしていることをほかの皆さんもそれぞれの形で作品に込めてくださって、そういう本をいろんな方のお力を借りて作れたことはなによりもの誇りだと思っています。

まあそんな感じで(?)色々お話ししたことはどこまでがオッケーでどこからがNGかわからないし、きりもなければ掲載許可もいただいてないのでないしょないしょにしておきます。
これ書いといて! っていうのがあれば教えてください。笑


さて、楽しい宴も解散の時間です。
JR塚口から帰るおすしメンバー、なぜか関東から来たはずのひざのうらさんの先導で駅に向かうことに。

「女子校の先生みたい」
「こういう先生居ますもんね」

お寿司でお腹いっぱいだったので、食後の運動にちょうどよかった。笑 おしゃべりしてると楽しいですしね。
電車待ちの長い時間もみんなでおしゃべり出来るので楽しかった 〜。


果たしてどんなイベントに…? と未知数だったあまぶんは蓋を開けてみると別府のzine展や、おそらくそこを踏まえて行われたかまぶんからの延長線にある「本を読む人・書く人」が自由にのびのび楽しめるとてもリラックスできる空間でした。
おばあちゃんの家or子ども会の集まりのようなまったり感って感想が出てくるイベントって他にないですよね。
大きなイベントはそれだけたくさん人も集まるし、「読んでもらう」チャンスを得るためにはすごく大切な機会をもらえる大きな舞台で、そういう「場」に育ててもらったこと、その結果楽しいことがたくさんあって成長させてもらえた・いままで書けなかったことが書けるようになったというのはあると思っています。
ただやっぱり、「見つけてもらう」ために「本を作る」以外の面の多大なる頑張りが必要とされること、それによって疲れてしまうのも事実です。
楽しかった! って満足できる結果を得るには頑張らないといけなくて、頑張るとそのぶんだけ疲れちゃう。笑
(直参をやめると負担は減りますが、わたしが通販と委託出展オンリーの活動にもし切り替えたとしたら格段に本が読んでもらえなくなるのは目に見えています…)

あまぶんは規模や開催形態から「頑張らなくて良さそうだし、正直いますごく疲れてるから省エネでいきます」って言ってて実際に事前の宣伝も搬入数もかなり減らしたし、わたしは半分以上の時間は会場にいないし(笑)、正直みなさんにお会いするからおしゃれしていくこと以外は頑張りませんでした(笑)
そういったわがままとしか言えない参加スタイルだった中で「アンソロを新たな読者さんに手にとってもらう」という今回の一番の課題をクリアできました。
これはほんとうに、すごいことだと思うのです。
大型見本市としての文フリとともに共存していく形で、こういう異なったイベントのあり方を提案してもらえる・参加させてもらえるのはすごくうれしくてありがたいことだなぁと思ったのでした。

主催してくださったにゃんしーさんとゆらさん、お会いできたみなさん、本当にありがとうございました。
またの機会にぜひお会いしましょう。
またみなさんとリアルミラクルニキできるようにおしゃれしていきます!笑

って、そのおちかーい!!!


高梨來の本はBOOTHにて通販を受け付けております。
大体即日発送ですが、時期によっては一週間程度お時間を頂きますのでお待ちください。

また、次回のイベント参加は11/25の文学フリマ東京を予定しております。
本人直参でのイベント参加はこれが年内最後です。どうぞよろしくおねがいいたします。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


拍手

Family Song(『蒼衣さんのおいしい魔法菓子』二次創作)

第六回文学フリマ大阪に参加しました!



イベント前に更新する余力がなかったのでひとまずはデザインをリニューアルしたお品書きを見てほしい。


【行くぜ天満橋!】
気がつけばもう4回目? な文フリ大阪に参加しました。
今回は会場が変わって一回目、関西コミティアでおなじみの天満橋OMMビルでの開催でした。
なかもずよりもぐっと近くなりました! 便利!
今回はアンソロのためにいつもよりバタバタになるはずなので早めに出たいから助かるなぁ。
イベントなのでおしゃれをして、ひとまず一時間前には着くようにおうちを出ました。

……あれ、わたし忘れ物してるな!?

おうちに戻り、無事荷物を回収しました。
さて、気を取り直して駅に行きましょう(家から駅まで約20分)
……バスがこないなぁ。住宅街だからタクシーも来ないなぁ。
やっと駅に着きましたが、準急も5分前に出たばかりで次に来るのは後10分後です。
なんということでしょう、会場に着くのは10時半ですね。


【到着したやで】
隣接してもらったきよにゃさんに「余裕があればスペースに荷物を運んでほしい」とお願いしたところ、最初からスペースに荷物が届いている! 直接搬入してもらったアンソロも届いてる!
まずはこれを確認しないとはじまりません。



きれいに刷ってもらってる~~! うれしい~~! 角丸かわいい~~!

何はともあれ報告したいのですが、そんな余裕はありません。準備、準備。
必要なものを出して、本を並べて、見本誌にも札をつけて、これは差し入れで、これは献本を渡すための袋とお手紙で……わーお、土修羅場。もうはや汗だくです。
おしゃれのために髪の毛巻いてお化粧もしてきたけどきっとよれよれです。
そして中百舌鳥の奥行きの広い机に甘やかされているとOMM! 狭い!!!



結局写真が撮れたのはお預かりしてきたコイツノ特装版が売り切れてからでした。
(この後おやすみアンソロを2列置きで積みました)
おやすみアンソロの下に敷いたのは中之島科学館で買った星座柄の手ぬぐいです。
(綿津見さんのラムネ手ぬぐいを敷いてのレイアウトがすてきだったのでまねっこです)
見切れていますがポスター上にはサークル名とスペース番号を入れた札をつけていました。
布ポスターはきよにゃさんに教えてもらっていっしょに頼んでもらった柚プリントさん製です。


【はじまりました】



周くん「らいさんがおでかけしてる時のかんばんだよ」
「情報量がすごいな」

どうにかこうにか設営が終わったのでまったりします。今回はきよにゃさんとキヨムさんの間でサンドイッチ配置(??)だよ。
きよにゃさん→わたし→キヨムさん→宇野さんでBL島で連結です。

「キヨムさん、わたしはこないだアイドルマスターSideMのアニメを見たのでMマスの話をしてほしいです! わたしは輝さんとみのりさんと恭二くんがすきです!」

アニメに出てきたのはごく一部なのでキヨムさんが好きなアイドルさんは出てこなかったので残念でしたね~。
ゲームでの315プロのみなさんを見せてもらったり、最近なにかと話題のひぷまい(我々の中では宇野さんだけ本格的にはまっていらっしゃる)の話がちらっと出たり、まったりわいわい。
ちょっと落ち着いたのでわたしは献本の準備をしながら店番をすることに。

おや、鹿紙さんからお預かりしたコイツノを見ていらっしゃるお客様がいらっしゃるぞ。

ら「コイツノ特装版はいかがですか?」
お客様「これ目当てできました~!」

鹿紙さん来れなくなっちゃいましたからね。喜んでいただけてうれしい~!
ほかにもコイツノを目当てにいらっしゃった方が多数。お試し読み冊子も閉会の頃にはきれいに無くなりました。

今回はおやすみアンソロを頒布する、という大きな使命があって参加した文フリです。
正直広報をものすごく頑張った(渾身のモーメントを見てほしい)&参加者の皆さんが広めてくださったおかげもあったのか、すーっと迷わずアンソロを手に取ってくださるはじめましてさんな方が多数いらっしゃいました。
お昼過ぎに「紺さんのツイートを見て」とおやすみを買ってくださった方もいらっしゃいました!うれしい~。

……ツイッターでちらっと言って割と反応があったのですが、OMMビルに移ったことで規模が大きくなった×通路が広くなったことによって「文化祭っぽいお祭り感」はすっかり薄まり(なかもずは体育館みたいな会場でしたし、ご飯やさんも出るのでそんな感じがした)、文フリ東京やコミティアのような大規模イベントにアップデートされた感はすごく感じました。
正直BL島はいつもそれほど人通りが多くないのですが、なかもず時代は詩歌の島と近くだったこともあってか、「通りすがりに面白いものがないかと足を止めてくれた」っぽい人が何割かいらっしゃいました。
(お品書きや値札のあらすじなどをじっくり見て吟味してくださったり、どんな本ですか? と聞いてくださったりする感じ)
しかし今回は皆様ほぼ、アンソロを迷わず手に取り一直線の方がほとんどです。
うむ、中々難しいものですね。

さて、小一時間ほどで献本の準備が整ったので取り急ぎサークル参加の皆様やご挨拶をしたかった方に第一陣でご挨拶にお伺いしてきます。いざ出発!


【遊びに行くよ!】
駆け足で感謝と愛を込めてご挨拶に回り、献本や忍のお手紙のお渡しが終わったのでさくさく自分のスペースに戻ります。お買い物はお昼ご飯休憩も含めてもうすこし後で、ときよにゃさんとシフトを決めることに。
相変わらずアンソロを決め打ちの方が多数ですが、既刊を手に取ってくださる方もいらっしゃいました、うれしい~!
一般参加でいらっしゃった紺さんにもお会い出来ました、うれしい~。(息子さんめっちゃ利発そうでかわゆくて癒やされました)

ちょうど出かけようとしたタイミングでまどさんとおかさんがいらっしゃったのでスペース前でわいわいおしゃべり後、ピックアップしていた回りたかったサークルさんにぐるっと遊びに行くことにしました。
まどさん、お会いするたびにおめめまんまるのびっくり顔でお迎えしてくださるのですごく楽しい。笑

(値札に下げたアクキーを見て)
「これはいっこだけ作ってもらったのですよ」
まどさん「かわいい~量産してください!」
「周大好きを量産する勇気はないなあ!笑」

「忍くんはみんなが周くん大好きでも平気なんですか、心が広いですね」
ら「俺が周のこといちばん好きだからねって笑顔で言ってましたね」

そういうところが好きなんだと思います。笑

今回は迷子にならないようにクリップボードに印刷した地図を挟んで、赤ペンでチェックしてサクサク回ることに。
主にツイッターで見かけた気になる本をリストアップしたのですが、わーおたくさん!
人見知りで(?)フォローもふぁぼもせずにそっとブクマで情報収集する派のわたし、サクサク狙い撃ちの買い物をし、合間にお知り合いを訪ねてご挨拶兼お買い物に。
あれ、ここに「か」って書いてるけどどなただろう?
→毎回行き忘れるかーびぃーさんことひざのうらはやおさんのブースでした。




これをつけてたのもあいまってか「あ、らいさん」ってみなさんスムーズにお話してくださったのですが、そのたびに「周大好き!」をみなさんにどやるわたしでした。笑
お買い物先のサークルさんもかわいいですねって言ってくださいましたよ。えへへ。

みなさんお優しいのでお会いするたびに服を褒めてくださいました、えへへ。
今回はおやすみっぽい感じ、をテーマにめいっぱいおしゃれしてきたのでうれしい~。
「家出る前に鏡見ながら『ほんとうにこれで外に出るの?』って思いましたけどね!」って三回くらい言うてたんはぼくです。
(紺のドレスっぽいロングワンピにおっきな白襟とレースのペチ、でっかいヘッドドレスに編み上げの靴でじゃっかん仮装大会みたいでした)
同人誌即売会はお城の舞踏会です。(みすぼらしいシンデレラなので平日はTシャツどすっぴん)

おや、通りすがりのお誕生日席にファンタジー系のすごくかっこいい雰囲気のサークルさんがいらっしゃいました。
お姉さん、スチームパンクテイストのお洋服で肩にリアルなカラスを乗せてらっしゃってすごくかっこいい~!

「お姉さんめっちゃかっこいいですね」
お姉さん「お姉さんのお洋服にシンパシーを感じます。笑」
「我々ファンタジー世界の住人ですね!笑」

イベントはすてきな出会いがたくさんですね。

そにっくなーすさんと灰野さんには「らいさんいつもお洋服がかわいい」と褒められてハードルがあがりました。笑
(おふたりともおしゃれでキュートなすてきなお姉さんです)




「仲良くしてくれてありがとうの忍ポイントだよ」
周くん「なんか毎日ちみちみ描いてると思ったらこれだったんだな」

忍ポイント、実は(?)ここに写していない「おともだち専用ポイント」があったので無駄に20枚くらいありました。笑 みなさん笑って受け取ってくださって心が広い。

「わたしもなんでこんなことになってるのかさっぱりわかんないんですよね。笑」

忍がいてくれるおかげで毎日楽しいので、それでいいんだと思います。
お買い物の際にお声をかけてくださったら渡します、と言っていたフリー忍ポイント(???)も勢い余ってお買い物中にお会いした皆様に大半をお渡ししていたのでした。

わたしはご挨拶回りやお買い物&お昼休憩で結局二時間くらい不在だったのですが(こんなに開けられるのもひとえにきよにゃさんとキヨムさんが両サイドで守ってくださる安心感があってこそ!)自分から会いに行った&タイミングよく遊びに来ていただけていろんな方とお会い出来ました。ありがとうございます。
わたしの店番タイムにはほぼおやすみの執筆者さん&面識のない方が多かったですね。
ナギノさんにはいつ行ってもらいさんがいないからきよにゃさんに売ってもらったって言われました。笑
らいさん忙しかってん。笑



勝手にいのりん班とお呼びしてるナギノさんとにゃんしーさんに五月に作った「はるのうた」(いのりんとマーティンと海吏のその後のお話)が渡せてぼくは満足です。
このために増刷してきたんだ。笑
お話はWEBでも読めます

3つのエピソードがきれいに重なって、初版は本文用紙がピンクだったし表紙もきれいなのでお気に入りの大好きで大切な1冊です。

それにしてもOMMは広い! 次の機会に、と後回しにしてしまったブースもたくさんありました。今度またお会い出来るといいな。またおしゃれしていきます。笑

さて、あっという間に16時過ぎでそろそろ閉会です。
朝あれだけテンパったところ、夕方もなんだかテンパってしまい、いつまでも荷物が片付かない。うむ、もう少し大きい箱に移せばもうちょっと発送出来るんちゃうかな? 段箱もらってこよう。
→あんまり変わらなかったので戻す
と、無駄な動きをしてしまったのでタイムロスがすごい!笑
皆様に盛大なご迷惑をおかけして、17時半頃にやっと撤収を終えました。
ありがとうございます、そしてすみません……。
おや、お片付けしていたられんげさんだ!(二回行って二回ともお留守だった)

「れんげさん、新刊をいただきたいのですがおいくら万円ですか?」
れんげさん「二百万円です」

我々は陽気な関西人です。


【ちょっとだけ売れ行きの話】
荷物を開封して改めて確認したのですが、

アンソロ:ほぼ目標見込みに到達
コイツノ:特装版は売り切れ、軽装版も残りは若干
既刊:ほぼ同じ冊数ぱらぱら動く

でした。
アンソロ決め打ちっぽい方がほとんどだったのですが、路線の違うジェミニやほどけないも手に取ってくださる方がいてうれしい~。
既刊がほぼ毎回動くって、冷静に考えるとすごいことなんですよね。
どの本も大切で大好きなので、心にとめていただける1冊になってもらえたらいいな。


【アフター編】



きよにゃさんが予約してくださったホテルのロビーラウンジで軽食をいただきました。
おしゃれ~~。
喧嘩稼業とsideMをおすすめしたいキヨムさんの熱いプレゼンタイムに聞き入り、あざといショタがいると聞いて前のめりで大興奮のきよにゃさん。

(お隣のおかさんに画像を見せながら)
「わたしはsideMアニメで鷹城恭二くんが好きになったんですけど、今朝気づいたんですが恭二くんはわたしの思う周くん像に似てるんですよ
おかさん秒で気づきましたよ

え、めっちゃはずかしい~~~。

いや、よろしければググってほしいんですけど清潔感ある黒髪×甘さ控えめの精悍な顔つき×お坊ちゃんだったのが反発して家を出る×アイドルらしく愛想よく笑うのが苦手(けれどグループでの兄弟にも似た絆に守られて笑えるようになる)
えっ、めっちゃ周くんやないか。

あまりBL的な萌えは感じ取ってないのですが、アニメのBeitクローズアップ回すごくよかったですよね。

ハイティータイム後は高速バスで帰られるおかさんのバスの時間までスタバに入ろうとしたところ、微妙に席がなかったので駅ナカにカフェがたくさんありますよ! と大阪駅構内にご案内しました。
おみやげを購入後、デリカフェでお茶をすることに。



めっちゃおいしかった。


いろいろお話させてもらったことはないしょないしょなのですが、常に考えている「何を書いてどうやって生きていくのか」について、みなさんそれぞれに考えてらっしゃるんだなというのが伝わってきていろいろ刺激もあり、実りもあり、キヨムさんの熱い喧嘩稼業のプレゼンはますます熱くなり(笑)たいへん楽しかったです。
(キヨムさんが忍ポイントカード推しページに挟んでくださっててすごい笑いました。笑)
自分の好きなものの話を知らない人に説明するのがどうもはずかしくてわたしは苦手なので(笑)(だからいつもこうやまさんに聞いてもらってます!笑)キヨムさんがまぶしかったです。えへへ。


とにかくまぁアンソロという一大プロジェクトをなした結果、いろいろテンパってgdgdになってしまい、キヨムさんときよにゃさんとおかさんにはご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。
アンソロも無事に発行出来、たくさんの方に元気をもらえ、とてもよいイベントになったと思います。
お付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございました。



【最後に今後のこととか】
次回はもう来月! 10月7日に開催の尼崎文学だらけに参加します。
こちらでは当日来場出来ない方に向けて、公式サイトにて通販を行っております。
→「午前三時の音楽」のお品書き
従来のイベントとは違った形の「本と向き合う・本が好きな人と集う」楽しい場になりそうですね。わいわい!

また、同期間である10月5日(金)~10月9日(火)開催の寸心堂書店様主催の「天神さんの古本まつり」内で開催される「文芸同人誌展示即売会@天満天神さん」に今回の新刊「さよなら、おやすみ、またあした」を出展させていただきます。
すでに本は文フリ会場にて受け渡し済みです。
即売会という場を抜け出して本が好きな方に出会えるチャンス! 楽しそう!



寸心堂さん「この角丸加工とかすごい凝ってますねえ」
「こだわってるので張り込みました!笑」


そして11月、文フリ東京にも今回と同じラインナップで参加します。
イベントに出すぎなので開けて京都文フリは一回おやすみして2月の広島文フリに出たいなぁと思っています。
アンソロはいろんな方に間口を広くアピールしたい・出来る本になったと思うので地方イベント向けじゃないかな、と思うので旅行がてら関西・東京以外に行きたいですねー。

また、当サークルの発行物はBOOTH匿名通販でもご注文をお受けしております。
こちらでもアンソロジーを含めた既刊をご購入いただけますのでお目に止めていただけましたら幸いです。


長いブログを最後まで読んでくださってありがとうございました!
俺たち(おやすみアンソロ)の旅がいよいよ始まるぜ! と少年漫画風にあおって今回はこれで〆ます。


拍手

キスの温度




ほどけない体温、周くんと忍の夏の風景。R15です。




拍手

Copyright © 調弦、午前三時 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]