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調弦、午前三時

小説と各種お知らせなど。スパム対策のためコメント欄は閉じております。なにかありましたら拍手から。

はじまりの唄

あまぶんに合わせて新しい本が出来ました。
お馴染み? 「ほどけない体温」の周くんと忍の辿る「未来」のお話です。





結婚がテーマなので装丁も結婚式のインビテーション風味。


はじまりの唄 ―ほどけない体温 番外編―
「はじまりの唄」
「The day will come again.」
Honey」(第六回テキレボアンソロジー「祭」投稿)
そんなことが素敵です

別名(作者だけが楽しい)「あましのあまひとり結婚アンソロ」です。
周くんと家族のエピソード「どこにも帰らない」を経た後、ふたりで生きていくための一歩を踏み出すまでについて、を書きました。
(予定していなかったのにR18を書いてしまい……うすいブックが熱く、いや厚く……。笑)

本編おもちの方しか面白くないと思うので、会場にて「ほどけない」or「春、間近」をお求めの方及び、既刊をお持ちの方には無料配布とさせて頂きます。
また、10月のテキレボへの委託分にも同梱しようかな、と思っております。

「おかげさまで結婚しました! 書いてたのは6月だからジューンブライドです!」と相も変わらずのあほなあれをつぶやいていたところ、「結婚おめでとう」を複数の方から言ってもらえて、優しいお友だちがいてくれるってありがたいなって思いました。笑
引き出物みたいなあれなのでよかったらもらってやってくださいね、

とても楽しく、大切な気持ちを込めて書きました。ご縁がありますとうれしいです。




ツイッターではぽそぽそ話していましたが、せっかくなので時系列を説明してみようと思います。
長くなるので続きから。







さかのぼると2015年の秋ごろ、文フリ大阪でジェミニを初売りするころに「My shooting star」から登場する海吏のふたりめの「友だち」、忍のことを書きたいなぁと思っていました。

プロトタイプとして「溶けない星座」を書く。
(日付を確認したら大阪文フリが終わってすぐでびっくりしました。)

ちょうど庫内灯1号が出たころで、ぱらぱらめくってはなんとなくイメージの浮かんだものでお話しをたくさん書かせていただきました。
(ざっくりとした物語の全体像はありつつ、口が悪くてそっけないツンデレの周くんとざっくばらんでおおらかで奔放な忍はキャラクターがしっかりしているので動かしやすかったのです)

そのうちのひとつが実駒さんの句「帰る里なく手つないだ春彼岸」の解凍小説の「どこにも帰らない
周くんと家族とのお話でした。
(自分なりに周くんのイメージやバックグラウンドを固めていたころにパッ、と景色が見えたので勝手ながらバトンを受け取ったような気持ちに)
そこからさらに先のエピソードとして「形のないもの」を書きました。
いつかこの後のエピソードも、とは思いつつ、特にこの時点では予定はなし。

2016年の春、満を持して? 「ほどけない体温」本編。
大学四回生の年明けまで、ふたりが出会い、信頼関係が生まれるまでのお話です。

その後も書きたいことが浮かぶのでぽつぽつと書く

年末年始と、その後の「最後」の春休みのお話「春、間近」を約半年後の大阪文フリで。

二人暮らしの始まり「物語は続く」をテキレボ4にて。
テキレボ占い部にて弥生ひつじさんに忍のプロフィールを決めてもらいました。
4月29日生まれの静岡出身!

2017年春、テキレボ5内でのオカワダアキナさんの有志企画「おじコレ」に参加したくなったわたしは以前ぽつんと浮かんだ「本編から十年後の未来、春馬くんの娘ちゃんの『叔父さん』となってデートしてくれる忍のお話」を書いて参加させてもらうことに。

ここでパートナーとなったふたりの関係性を描いたことから、そこに至るまでをやっぱり形にしたいな、と思ったのでした。



疲れてたから、のいつもの妄言だったのにな。笑




デートにはうってつけの日

※WEB用に書き下ろしを書いたのですが、そこで忍がりんちゃんに話しているフォトウェディングに至るくだりがテキレボアンソロに投稿したお話です。

テキレボ6のアンソロジーテーマは「祭」

れぼんさん「結婚など人生の祝祭も祭りです」

なるほど、ふたりの結婚をこの機会に書こう! でもって前後のお話しも含めて「結婚おめでとうひとりアンソロジー」と称して小冊子にしよう。
じゃああまぶんで引き出物として(笑)出そう。


そんな経緯で、実質三巻が出ます。
正直いつまで書いてるんだろうとかわたししか楽しくないだろうとか色々ありますが(だから無配です。笑)いまの自分なりの書きたいこと、を見つめた答えです。


スペシャルサンクス
おかさん、実駒さん、ほどけないの時から下読みしてくれたきよにゃさん、読んで下さった皆さん

自分でも全くもってここまで書くとは思っていなくて、いまでも本当に不思議な気分ではあるのですが、彼らに出会ったから考えたこと、見つけられたこと、形にしたいと思ったことがたくさんありました。
それらひとつひとつを、耳を傾けて下さった方がいたことを、なによりも幸福に思っています。

ほんとうにほんとうに、ありがとうございます。

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