さかのぼると2015年の秋ごろ、文フリ大阪でジェミニを初売りするころに「My shooting star」から登場する海吏のふたりめの「友だち」、忍のことを書きたいなぁと思っていました。
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プロトタイプとして「溶けない星座」を書く。
(日付を確認したら大阪文フリが終わってすぐでびっくりしました。)
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ちょうど庫内灯1号が出たころで、ぱらぱらめくってはなんとなくイメージの浮かんだものでお話しをたくさん書かせていただきました。
(ざっくりとした物語の全体像はありつつ、口が悪くてそっけないツンデレの周くんとざっくばらんでおおらかで奔放な忍はキャラクターがしっかりしているので動かしやすかったのです)
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そのうちのひとつが実駒さんの句「帰る里なく手つないだ春彼岸」の解凍小説の「どこにも帰らない」
周くんと家族とのお話でした。
(自分なりに周くんのイメージやバックグラウンドを固めていたころにパッ、と景色が見えたので勝手ながらバトンを受け取ったような気持ちに)
そこからさらに先のエピソードとして「形のないもの」を書きました。
いつかこの後のエピソードも、とは思いつつ、特にこの時点では予定はなし。
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2016年の春、満を持して? 「ほどけない体温」本編。
大学四回生の年明けまで、ふたりが出会い、信頼関係が生まれるまでのお話です。
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その後も書きたいことが浮かぶのでぽつぽつと書く
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年末年始と、その後の「最後」の春休みのお話「春、間近」を約半年後の大阪文フリで。
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二人暮らしの始まり「物語は続く」をテキレボ4にて。
テキレボ占い部にて弥生ひつじさんに忍のプロフィールを決めてもらいました。
4月29日生まれの静岡出身!
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2017年春、テキレボ5内でのオカワダアキナさんの有志企画「おじコレ」に参加したくなったわたしは以前ぽつんと浮かんだ「本編から十年後の未来、春馬くんの娘ちゃんの『叔父さん』となってデートしてくれる忍のお話」を書いて参加させてもらうことに。
ここでパートナーとなったふたりの関係性を描いたことから、そこに至るまでをやっぱり形にしたいな、と思ったのでした。
疲れてたから、のいつもの妄言だったのにな。笑
デートにはうってつけの日
※WEB用に書き下ろしを書いたのですが、そこで忍がりんちゃんに話しているフォトウェディングに至るくだりがテキレボアンソロに投稿したお話です。
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テキレボ6のアンソロジーテーマは「祭」
れぼんさん「結婚など人生の祝祭も祭りです」
なるほど、ふたりの結婚をこの機会に書こう! でもって前後のお話しも含めて「結婚おめでとうひとりアンソロジー」と称して小冊子にしよう。
じゃああまぶんで引き出物として(笑)出そう。
そんな経緯で、実質三巻が出ます。
正直いつまで書いてるんだろうとかわたししか楽しくないだろうとか色々ありますが(だから無配です。笑)いまの自分なりの書きたいこと、を見つめた答えです。
スペシャルサンクス
おかさん、実駒さん、ほどけないの時から下読みしてくれたきよにゃさん、読んで下さった皆さん
自分でも全くもってここまで書くとは思っていなくて、いまでも本当に不思議な気分ではあるのですが、彼らに出会ったから考えたこと、見つけられたこと、形にしたいと思ったことがたくさんありました。
それらひとつひとつを、耳を傾けて下さった方がいたことを、なによりも幸福に思っています。
ほんとうにほんとうに、ありがとうございます。