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調弦、午前三時

小説と各種お知らせなど。スパム対策のためコメント欄は閉じております。なにかありましたら拍手から。

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2023年の振り返り

2023年も残りあと少しなので、今年あったことを色々と振り返らせていただきます。
例年どおりなら創作TALKさんの企画に参加させていただいておりますが、今年は例年に増してぶっちゃけた話だとか嘆きが多いので参加しておりません。

めっちゃ長いし有益なことは書いていませんが、お付き合いいただける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。


【色々な雑感】
ここ数年ずっと感じ続けていることではありますが、結局パンデミックの混乱は収まることがないまま、戦争はますます激化するばかり、政治や社会への不信感は高まり続け、常に争いごとと隣り合わせの日々が続くとても平時とは言えない状態が日常となってしまい、不安な気持ちに駆られることだらけだったような気がします。

わたしにも憤りを感じるようなことはそれはもうたくさんありますが、自分の支持している考えを否定するような言説はすべて出まかせの誤りだ、と自分の信じる〝正義〟こそが絶対的に正しいのだと声高に主張するあまりに過激な争いに発展していくような場面を幾つも目にしてしまい、心が苦しくなることがすごく多かったです。
自身にとって負担になりすぎない範疇で、『知りたくなかった』物事にも関心を持ち続けていたいな、自分の考えや価値観にいま一度真剣に向き合っていきたいなと改めて思わされた一年だったと改めて感じています。

また、今年はあまりにもミュージシャンの訃報が多く、ショックが大き過ぎていまだに現実のことととして受け入れられていないところがあります。
好きなミュージシャンとの突然のお別れは一度や二度ではないですが、これだけ異常なペースでの立て続けであったことや、必ずまたお会いできるだろうと信じていたからこそショックがあまりに大きいのかもしれません。
心の中に生まれた空白はそう簡単に埋まるものではないし、埋められるはずもないので、ただどうしようもなく悲しくて寂しいというこの気持ちを抱えたまま、たくさんの作品と大切な思い出が残っていることや、いまこうして自分が生きていることを大切にしていかないとな、と思います。

とはいえ、もちろんしんどいことばかりではなく、新しく好きになったものにもたくさん出会えたし、今年からは好きなミュージシャンの活動が活発になってきたことや、いい加減がまんしきれなくなってきた(笑)こともあり、ライブにもたくさんいきました。
自分にとって音楽が本当に大好きで大切な宝物のような存在であることを再認識できたこと、たくさんのものを受け取らせてもらえたことが本当にうれしかったです。
心に残しておきたい大切でかけがえのない瞬間がいくつもありました。
去年からライブの感想を書いているブログを再開したのですが、自分が見聞きしてきたこと、感じたことを誰かに伝えるために書き残すのはやっぱり楽しいなと思います。
これもひとつの表現活動なんだよね。

☆ブログはこちら☆

趣味が合う人はたぶんいないと思うんですが……とりあえず貼っておくね。(ところで音楽繋がりで知り合ったお友だちにこのアカウントがばれてるんですよ、ワッハッハ。ライブの感想で長い文章を書けるのは!!! 数十年小説を書いている筋金入りのオタクだからですYO!!!)

体調面に関しては、夏に冷房をかけた部屋でのデスクワークの弊害でこっぴどいぎっくり腰になったこと、部屋の中で脱水になったことくらいで大きな怪我や病気には見舞われずに済みました。今後も冷えと水分摂取には本当に気をつけようと思います。

ネットやSNSに関してはTwitterが突如Xになり(絶対にTwitterって言い続けるけど)、ありとあらゆる突然の仕様変更に振り回されては気苦労が絶えなかったなぁと思います。
避難所として他のSNSに移動する方も多いようですが、好きなミュージシャンやブランドの情報発信を受け取る場としてわたしにはTwitterが必要不可欠なため、特に移動は考えていません。
欠かせない生活インフラとして共に過ごしてきたのですから、来年にはもうすこし安定してくれるようにと祈るばかりです。



【やっと創作の話】
例年通りにのんびりペースではありますが、今年はすこしだけ動きがありました!


参加した本、作った本



「MABATAKI美雨購入体験記アンソロジー 花を履く人々」に参加させていただきました!
アンソロにお呼びいただけることが滅多にないので(お声がけお待ちしております!笑)お誘いいただけてすごくすごく嬉しかったです。

東京は蔵前にアトリエショップを構えるアクセサリー&シューズブランド、MABATAKI美雨の靴を手に入れるまでを17人の参加者が文章やイラスト、漫画などの多彩な表現とご自慢のコレクションを紹介する美しい写真で構成されたファンブックです。
大量生産品ではない、職人のこだわりによって作り上げられた踵に花を宿したこの美しい靴とみなさんがそれぞれにどんな出会いを果たしたのか、どんなふうにこの美しい靴に魅せられているのかが綴られています。
美しいものに心を惹かれる人たちは美しくハイセンスな表現をされる方ばかりなのだな、と文章やイラストの表現の美しさに目を見張り、そこに宿る人生ドラマに驚かされ、そしてなにより、主催の鍵田様の「大好きなものの素晴らしさについて声を大にして語り合いたい」というポジティブなエネルギーと、参加者それぞれの作品をよりよく見せるためのフルカラーでのこだわりのレイアウトがとても魅力的な愛の溢れた一冊です。参加させていただけてとても嬉しかったです。
現在は通販および、委託先書店にて購入することができます。詳しい情報は花を履く人々告知アカウントをご確認ください。




アンソロ発行後の9月、ライブのために訪れた名古屋で「せっかくだから見に行ってみるか」くらいの軽い気持ちで立ち寄ったfuligo さまで履かせてもらったところ、あまりの美しさに心を鷲掴みにされてしまい、オーダーさせてもらったfuligoとのコラボレーションモデルの鞘。


第7回『そこの路地入ったとこ文庫』さまに参加。
新刊「11月の雨の日」を委託させていただきました。






→お知らせブログ

2022年の11月になぜか毎日のように詠んだ短歌と、その間の日記を本にしました。
頒布する機会もないので発行は小部数でしたが、お手に取ってくださる方がいらしたこと、とても丁寧であたたかなお言葉をお寄せいただけたことがすごく嬉しかったです。(おかげさまで現在は完売しております)
当たり前に過ぎていく平凡な日々の中にも見過ごしたくない感情はいくつもあり、立ち止まって『誰かに自分の気持ちを伝えるための日記』として作品に書き残すことで見えてくるものがあるんだな、というのを感じさせてくれた特別な一冊です。
あまり大っぴらに打ち明けたいとは思えないけれど、だからこそ書き残しておきたかった『小説にすらできない感情の置き場』に耳を傾けてくださる方がいてくださることがとてもありがたいなと思いました。
エッセイ、書くのは照れくさいけれど楽しいですね。



embark




イベント参加予定はないため、通販のみで頒布した新刊です。一年に一回くらいはあましのの新刊を作らないと気が済まないんですよね。笑
秋に二次創作でイベントに出ることになっていたので、そのついでに作ろう! と思いたちました。
とはいえ、お話は勿体つけないでどなたにでも読んでもらえたほうがいいよね、と思ったのでウェブに掲載した上ですこしだけエピローグを書き足しました。
「家族」になりたいと思いを固めたふたりが交し合う誓いと、その後のふたりの暮らしを描いた三本のお話を収録しました。

Stand by you.
予定通りに偶然に 
花の降る道

現代の日本でまだ認められていない同性同士の結婚を題材とすること(現在の日本の婚姻制度にそもそも問題があり、まずはそこを解体する必要があるのでは、という議題に関しては一旦脇に置かせてください)、「家族」を描くことのセンシティブさについて書きながら悩んでしまう部分も多々ありましたが、『いま』の社会の状況、それらを踏まえた自身の考えに基づいた希望のあり方を作品として残すことも大切なことでは、と思って書きました。
前から書きたかったことをお話として残せて嬉しかったです。


書いたお話
詳しくは後述しますが、二次創作を書いていたのもあって、息抜きがそっちになるのもあってか、いままででいちばん少ない……笑

New Year’s Eve.
周くんは「忍」を形作ってくれた忍の家族のことがすごく好きだし、忍の家族もまた、忍を心から大切にしてくれる周くんのことが好きなんだろうなぁと思って書きました。

ライラック・タイム
わたし以外はあまり楽しくないんだろうけどわたしは春馬くんと海吏の関係性が好きなので彼らの関係については引き続き考えていたい、って去年も話した。笑
家族との距離感や関係性の違いが生み出す人間的な違いだとか、海吏の危うい傷つきやすさを見守ってくれる春馬くんのおおらかな優しさが好きなんだと思います。
気難しい繊細な子と人間力の高い子のペアがすごく好きだな!?笑

Stand by you.
予定通りに偶然に 

本に収録した二本。ふたりの結婚に関するエピソードはもう何年も前に書いたのですが、改めて前後に書きたいことが見つかったのでお話を書きました。
春馬くんはこの時、もうすぐお父さんになる予定です。
創作の中とはいえ、現実に即したお話を書こうとするとこういった展開になってしまうのが苦しいなという気持ちと、だからこそ彼らの選んだ決断を胸を張って報告できる人、心から祝福してくれる人がいてくれれば嬉しいなと願いを込めて大切に書きました。

サンタクロース見習いの朝
一昨年書いたクリスマスのお話の翌年のエピソードをクリスマス当日に突発で書きました。


その他ちょこちょことポイピクにお話が載っています。絵文字を推していただけるとかわいくて元気が出るので嬉しいです。


一次と二次で作風が変わらない(のでおめえの小説だなって感じだから読めるってお友達が言ってくれる。笑 推しカプじゃなかったりそもそも原作知らないのに読んでくれてありがとうだよ。笑)ので、二次創作ってこれでいいのかわからない、というのは依然としてあり続けるのですが、わたしにはこれしか出来ねえんだよ。(開き直った)

ただまぁ、確固とした「書けるもの、書きたいもの」という軸のようなものはあれど、バックグラウンドも人間性も異なる人を書いていれば当然ながらそこから引き出されるものは異なってくるので、新しい扉を開いてくれる出会いがあったのは引き続きすごく楽しかったです。
オリジナルで書いているのは(極めてオーソドックスかつ、読み手の方にも多く求められているのであろう)性愛による結びつきありきでの関係性なのですが、どうやら二次の方ではそういった関係を書きたいわけではないらしい、と気づけたのがすごく新鮮で楽しかったです。
おそらく多くの人が求められているであろうものを書けないことをカテゴリーエラーだと思われていないだろうか、という不安はつきまといますが、一次の方とおなじく「王道ではない」ところを掘り下げて書いているところを気に入ってもらえたらいいな、という願望があります。


そのほか創作活動

去年もすこし報告した合同誌を引き続きこの一年執筆していました。
まだ少し時間がかかる予定ですが、ゴールが見えつつあるので来年には本にしたいな、焦らずゆっくり完成させてから、何かしらのイベントなどで見てもらえる機会を作れればなと思っています。

日記と短歌と短編小説の本を作りたいと思い、今年前半にiPhoneのメモ帳にちょこちょとエッセイを書き溜めたのですが、出す機会がなくて眠ったままです。
前はカクヨムにエッセイを載せてたけどなんか違う気がするし、ここのブログに載せるのも違うし、かといって適したサービスが見つからず……。
zine系のイベントに合わせて出せばいいのかな? とは思ったのですが、いまひとつ気が乗らないのでいいアイデアが浮かぶまではiPhoneの中で眠らせておこうと思います。


息抜きのセルフ二次創作みたいなものじゃないお話も書きたいんですけど、イベントに出られない=本が作れない=読まれない、ので、完全新作を生み出す気力が湧かないんですよね……。
(そもそも、この数年間は本当に本を読むことも音楽を聴くことも小説を書くことも、全てにおいて気力が下がり、もやもやした気持ちのままぼんやりしているばかりなのですが)
まぁこれがわたしの創作スタイルということで。




12月はいろいろしんどい気持ちでいることが多かったので絵日記の更新頻度がはちゃめちゃ。笑

落ち込んだり悲しくなったりすることだらけの毎日の中で、自分が生み出したキャラクターを通して大切なことをお話として残せたり、元気が出ないので励ましてもらったりをできているんだから、誇らしいことだと胸を張っていいんじゃないのかな、とも思います。

書き手として注目も期待もされていないのであろうことは承知の上で、アンソロジーや合同誌などの企画に呼ばれてみたい、という希望はあり続けるので来年あたりにまた呼んでもらえるといいのにな、とここでつぶやいておきます。
夢は口にすると叶うことが多々あるから……。



【二次創作をやってみたけどうまくいくとは限らないよという話と、約4年ぶりのイベント参加のこと】
イベント参加の後にレポートをまとめましたが、改めての振り返りだとか、イベントの感想の話をします。
ぶっちゃけた話ばっかりだよ! 長いよ!

<去年までのあらすじダイジェスト>
長年「お友達の好きなやつ」程度でみりしらのままグッズ回収に協力していたFree!を見てみたところ、ドストライクに好きな子がいることに気づいてしまい、⚫︎年ぶりに二次創作を書くようになる。

とはいえ、すっかり一次創作の人として暮らしていたので大きなジャンルの二次創作に飛び込むのには不安がある×参加資格のあるウェブオンリーが開催されていないので作品を見てもらうチャンスがないまま、ひとまずお話を書いたら友達にだけ読んでもらったりコピー本を作っては渡す、中学生の交換日記状態でひっそり二次創作を書く。
いつか同担の人に読んでもらえたらええのにな。
</あらすじ終わり>

せっかく書き溜めたお話を読んでもらえないのは勿体無い気がする。
とはいえ、この自由きままでごっちゃまぜのアカウントを見てもらうのは忍びないだろう、と二次創作用にアカウントをわけ、イベントに申し込む決意をしたのは春頃のことでした。
Free!はファンの皆さんの間に10年分の思い出の積み重ねと熱狂、独特の連帯のあるジャンルだなぁというのをすごく感じます。その空気感の温かさはとても素敵だなぁと思うのですが、9年目に合流した新規かつ、おおむねオンリーワンカプ(わたしが来た頃には新しく書く人も話題に出す人もめっきりいなくなってしまっていました)となってしまうと、どうしてもすこし外側からようすを見ていたいな……となってしまい、ジャンルの方とはほぼ交流できずじまいのままです。

ぶっちゃけ、二次創作なんだからオリジナルと違ってタグさえつけていれば求めている人がたどり着いて読んでくれるだろう、感想だって当たり前に送ってもらえるだろうと思ってたんですよね。
そんなことはまったくなかったね……?
(おそらく、「いま」わたしと同じくらいの熱量で好きな人がほぼいない&わたしの作風が決して万人にウケるものではないということに尽きるのだと思います。)




7月に試し刷りを入稿→誤字脱字とレイアウトの微調整→なんとツネぎくさんが応援のイラスト描いてくれたので口絵を入れて本番用を入稿しました。
編集しているうちに新しいお話を書きたくなり、この後追加でコピー本と無配を3冊作りました。
初参加で新刊4冊だ! やったね!

自分なりに頑張って告知をすれど、いかんせんフォロワーが一次創作での友達くらいしかいない×オンリーワンカプなので拡散もされなければリアクションもほぼない、という状況のままイベント当日が刻一刻と近づき、誰も来てくれないとは思うけれど当日にブースに座っておくことに意義があるはずだ、くらいの気持ちでいました。(あまり後ろ向きなことばかりいうのも失礼ですが、それだけ心細かったのだ、という話をここではさせてください)






同レボさんがキャンペーンでなんと無料(!)のノベルティを作ってくれました。かわいい~! うれしい~!


とにかく全てにおいて不安だらけのイベント参加でしたが、いざ蓋を開けてみればスペースに立ち寄ってくださる方やお声をかけてくださる方(!)までが複数いてくださり、ほんとうに心底びっくりするのと同時に、すごく報われた気持ちになれました。

半年あまりの準備期間の間、本当にめちゃくちゃ寂しくて心細かったのできてくださった方全員とお話ししたかったんですが、怖がらせたくなかったので極力がまんしたんですが(笑)それでもめっちゃしゃべってたとは思うのであいつうぜえって思われてないか心配です。笑
前ジャンルの時(余談ではありますが、オフではほぼ毎回オンリーワンのカプでした)には「気軽に話しかけてください」といくら言っても知人ではない人が話しかけてくれることはまずなかったし、それなら、とこちらから声をかけるとあからさまに戸惑わせてしまったのが印象深かったので、極力自分からは見ず知らずの方には話しかけたらいけないよなぁと思ってたんです。
気まずい思いしたくないし、させたくもないやん……。
プロ作家さんのサイン会じゃないんだから、本を買いにきただけで、〝わたし〟に会いにきてくれたわけじゃないよね、話したいと思ってくれてるんなら向こうから話しかけてくれるよね……っていうのはどうしてもあります。

今回に関してはジャンルの特性だったり、10年目のジャンルのオンリーワンカプ(作中で接点めっちゃあるし数年前には書いてる人も複数いたのに……なんでだろうね?)(その後の展開でかっさらわれていったからだよ……)に新規がやってきて分厚い本と薄い本を合計四冊出してるあたりが面白かった(?)のかな。本当にありがたかったです。



いちばん聞きたいのは小説の感想ですけど、伝えたいと思ってくれてる人は自分から言ってくれるなりお手紙を書いてきてくださったりするものでしょ。
何十人もお客さんが来てくれるようじゃないとそんな人はそうはいないですよね。



通りすがりに足を止めてお品書きポスターをじっくりみてくださったお客様が少し後に戻って買いに来てくださったのもすごくびっくりしたし嬉しかったです。
うちの本、170頁で1500円するんだよ!? そんなことってある!?笑(好き過ぎて一年ちょっとお話をたくさん書いてたらその量になっちゃったし、持続可能な活動のためにお安くはできないので……)
見つけてくださった方の目に留まるようにポップやお品書きを工夫して自分の打ち出したい世界観をできるだけわかりやすく見てくださった方に伝える、という自分なりに大切にしてきたことが通じたのかもしれない、と思えてすごくうれしかったです。
やっぱりイベントには出た方がいいんだな、と改めて思わせてもらえた気がします。




個人的に印象的だったの「この本は恋愛要素がありません」(付き合う前のふたりだから)と告知していた無配を目当てに貰いに来てくださる方がいらしたことでした。
恋愛ではない関係を掘り下げたシリアスめの作品は見つけるのが中々難しいけれど、求めている方は確実にいらっしゃるということなのかもしれない。
ていうか告知をちゃんと気に留めてくださってる方がいたんだってことに本当にびっくりしたんですけど!?笑
いくら宣伝しても無反応だったんだからまさかきてくれるなんて思うわけないじゃん!!!笑
ここを見てくださってる方は、もしよろしければ確実に気になったお知らせには反応を残してくださると嬉しいです。それによって救われる魂があります。


結局のところ、自分が小説に込めた思いを受け取って欲しい、どう読まれているのかを知りたい、という気持ちで作品を発表したり本を作ったりしているのにイベントに出てもいまのところは「目の前で本を買ってくれる人がいた・売れた」で終わってしまったままなのがすごく寂しいということに尽きるのだと思います。
冬休みで読んでもらえるとええのやけどな……。
とはいえ、イベントで本を買ってくださった方、話しかけてくださる方がいらっしゃったことには心から感謝しています。ジャンルの一員として認めてもらえたようで本当にうれしくて、それだけでも出た甲斐があったなと思えました。


自分のお店を出すためにサークル参加してるんだからお店番してくださる方がいないのに朝イチでいなくなるのは良くない(あくまでもわたし個人の考えです)よなあ、それに人の流れの多い時間にお買い物に出たら行列に並ぶことになって中々帰ってこれないかもしれないし……という懸念からお昼過ぎの少し落ち着いた頃に買い物に出るつもりだったのですが、10分ほど様子を見ていても人の流れがほぼなかったため、先におつかいに出ることに。
買い物自体は混雑に見舞われることもなくスムーズに完了できたのですが、おつかい先や近くの島のサークルさんでは午前中に完売が続出していたらしく、サークルさん側が想定していたよりもずうっと人出が多かったんだなぁ、やっぱり絵が綺麗で漫画の上手なサークルさんはそれだけ注目度が高いんだなぁとちょっと(どころじゃなく。笑)羨ましくなりました。
通販でも目を離した隙に始まって即完だなんてことが多々あるんですね。
同人誌を手に入れるのがそんなに大変なことになってるなんて全然知らなかった。

お客さまが立ち寄ってくださったのは11時前〜12時過ぎの1時間ほどの間がほとんどで、13時過ぎには人の流れが皆無になっていました。
最近のイベントってどんな感じなんだろう〜とTwitterで様子見していたところ、みなさんやたら撤収が早くてびっくりしたのですが、まあ、あんなにも極端に人の来てくださる時間帯が限られているのならそうなるのも仕方ないのかもしれない。
12時過ぎには人の流れがかなり落ち着いていたので他のホールまで買い物に行ってきたのですが、ビッグサイトの広さは文フリの目じゃないので(笑)目当てのブースを探すだけで一苦労だし、ゆっくり気になるお店を探す余裕はないな……となってしまい、どうしても行きたかったところをふたつみっつ回ったところでお腹いっぱいになってしまい、いくつかの見たかったブースは体力切れで諦めました。
欲しい本は事前に通販で片っ端から申し込むor買い子さんと手分けしないと手に入れるのは無理、という意味が身をもってわかった。笑
お会いしてみたかった方にもお会いできたし、作品のご感想を直接お伝えしたりお手紙をお渡ししたりさせていただけてすごく嬉しかったです。
作り手の方とお会いできることによって得られるエネルギーは何よりもの元気をもらえるなぁ、というのを実感させてもらえた気がします。効率よく「買う」方法はいくらでもあるけれど、イベントという体験の場の価値はやっぱりすごく大きいんだなぁというのを改めて思いました。

店番の間の暇つぶし用の本も持っていったのですが、ものすごくふわふわしたいい意味で落ち着かない高揚感の中にいたせいか、まったく読めないまま気がつけば時間が過ぎていてびっくりしました。
一人参加は何かと不便なのでお友達と隣接かお手伝いさんに入ってもらわないと厳しいな、というのを痛感しましたが、どちらも無理なのでもし次の機会があるのならまた一人で頑張るしかないよな……というのは思いました。まあ仕方ないよね。
個人的には文フリで知らない人たちの間に挟まれて過ごす緊張感もそれはそれで(隣接した方が断然利便性が高いのは承知の上で)自分の知る「界隈」を抜け出すかのような楽しさがあっていいなと思うのですが、お客さんの流れがほぼなくなったサークルスペースでお隣さん同士が和気藹々とおしゃべりされているのを見ていたら、この場は皆さんにとっての同窓会のようなものなんだなぁというのをつくづく感じるのと同時に、すこし羨ましくもなりました。

企業ブースを覗いたり赤プラでお土産を買ったりもしたかったんですが、時間と気持ちに余裕がなかったために無理でした。
同人イベントはあくまでも自分が本を出すために行く場所、と思ってしまうため、この数年間、出店をお休みしている文フリには一般参加すらしていないのですが、大幅な規模の拡大により、「サークル参加すること・買い手としてイベントを楽しむこと」を両立するのはどんどんハードモードになっていってるんだな、というのを思い知らされたような気分です。


蓋を開けてみれば心配していたよりもはるかにずうっと楽しかったし、もう既に次の原稿を書いているので(笑)(書きたいことが浮かんだんだから仕方ない)また出るよ!!! と言いたいところなんですが……。正直なところ、まだ迷っています。
アフターに付き合ってくれるお友達はいないし、感想は結局もらえないままだし。(笑)(分厚くて高い本を買ってくれた=あらかじめ読んだ上で作風を気に入ってくださったんだと思えばいいのでしょうが、自分が作品に込めた想いについて一切リアクションがもらえないとわたしはすごく寂しくて満足できないので……)(本を「売りたい」のではなく、「どう読まれているのかを知りたい」ということに尽きるのだと思います。贅沢な話ですけれど)イベントの数時間が終わってしまってからの情緒の乱降下に耐えるのがしんどいんですよね。
ウェブに載せているオリジナルなら、Twitterに載せた時にいいねがつく=「読んで楽しんでもらえた証」だと思えてそれだけでもまぁまぁ喜べるのですが、二次は自分が作品やキャラクターのことをすごく好きになったという気持ちについて分かち合いたくて書いているので、意図したことをどう受け止めてもらえたのかがわからないのがものすごく寂しいんだろうな、と思います。
とはいえ、自分の書いたお話が読みたいので原稿は粛々と進めていきたいと思っています。

約4年ぶりに参加してみて、自分にとっての同人イベントは苦労して作ったものをたくさんの人に見てもらうための制作発表会なんだな、というのを改めて実感しました。
(楽しい華やかなパーティーだからいっちょうらの服で出かけるし、社交の場があるおかげでひとりで黙々と書く寂しさが紛れる、というのがすごく大きいです。ウェブはどうにも手ごたえが感じられないので)
「場」に出たからこそ得られる喜びがあったことは本当に嬉しいのですが、そう簡単には出られないのに出ないと話にならない、「楽しさ」が数時間の幻のようなもので終わってすぐに日常に戻らざるを得ないのは中々堪えるなぁというのが4年ぶりのイベント参加の正直な感想です。



我ながらよくまとまってると思う。笑

なんにせよ、来年はもうちょっと楽しくなるといいなぁと思います。
(正直もう二次は新しく公開するのもやめて同人誌は自分のぶんしか作らないようにするかどうか、すごく悩んでいます。)
とりあえずイベントに申し込んでからの半年間ものすごくしんどかったので(笑)こんど申し込むことがあれば、早期満了に気を配りながらもうすこし後にしようと思います。笑
ゆうて、出られるとしたら来年の秋だと思うんですけどね。
(東京開催のオンリーじゃないと人が集まらないので関西のイベントに出ても仕方ない、次にオンリーのある5月は色々と厳しそう……となると、その次のチャンスはおそらくオンリーが開催されるであろうスパークまで無いんです)
出られれば文フリ大阪にも出たいので、もし両方参加することになったら来年の秋は忙しいなぁ。





一年も過ごすといろんなことが本当にたくさんあるので、あっという間だなんてことは全然ないな、というのをこうして振り返ると改めて実感します。
体感では一ヶ月少し前のスパークすら半年以上前に感じるほどです。
楽しいこと、嬉しいことも勿論たくさんあったけれど、それによって辛いこと悲しいことが相殺されるわけではないので中々どうしてしんどいですね。

心を動かされる忘れてしまいたくない大切なものにたくさん出会えたこと、そのことを誰かに見てもらうための作品として残せたことや、素敵なものを届けてくださった方とお話させていただけた時間があったことは大切な財産なので、来年もそういったかけがえのない出会いや経験を重ねていければ、そうした経験を糧にしながら自分にとって誇れる大切な作品を作ること、送り届けることは引き続きあきらめたくないなぁと思います。


【2024年に向けた展望など】
・ひとまず書きかけてるものを完成させたいしイベントにも出たい
自分がいちばんやりたいことは本を作ってイベントに直接参加することで、それに代わる満足できる手段はどうやらないらしい、とこの数年でいやというほどに思い知らされたので新作が完成したら文フリなどのイベントに出てみようと思います。

停滞せざるを得なかったこの数年の間は「元に戻ること」を何より望んでいたのですが、世の中のありとあらゆる状況と、それに伴う自身の変化があったので元に戻るのはもう無理だなと諦めました。
ゼロからの再スタートのつもりでのんびりやれたらいいなと思います。


・おしゃれしてお友達と遊びに行きたい
えっ、創作と関係ないけど毎年言ってる!笑
ここ数年の試行錯誤と方向転換で自分の好きなスタイルが改めて見えてきたし、お洋服の好きなお友達との繋がりもできたので、素敵な服の似合う場所や、イベントや展示会などに遊びに行きたいです。
年1くらいでヘアセットに行ってパーティードレスでお出かけしてるんですが、せっかくなら年3回くらいしたい。笑
かわいい服をたくさん持ってるから、着る機会がほしいんですよね。


・めちゃくちゃしんどかったからいいことがたくさんあってほしい。笑
あまりにも悲しすぎてひたすら悲しい気持ちのまま呆然と過ごすばかりで何も手がつかない日々が続いたので、おなじようにしんどかった人にいいことたくさんあるようにとものすごく本気で思っています。笑


小説を書くこと、本を作ることは本当に楽しくって大好きなことだし、今年もほんとうに心から大好きで大切なお話を書いたり本を作ることが出来たことには心から誇りに思っています。
来年も再来年も、心から大好きなものを作れる自分でありたい、何よりも願うことはそれにつきます。


ここまで読んでくださりありがとうございました。
おつきあいくださった方にもいいことがたくさんありますように。



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