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調弦、午前三時

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つづく―つながる-ひびきあう




去年の秋に東京旅行に行った際に見てきたミナペルホナンの展覧会が神戸に巡回してきていたので見てきました。
展示空間が変わると見せ方もおのずと変わり、兵庫県立現代美術館というあの空間であらたに東京展の「つづき」の世界が広がっているのが感じられたとても良い展示でした。









空想の世界という「もうひとつの場所」を描き出すことで広がる世界があること、それらを形にし、手渡していくことであらたな世界が広がっていくのだということ、そうして手渡したものは受け取った人の人生に寄り添うことで新たな物語を描き、また新たな世界が「つづく」のだということ。
つくること、送り届けることの驚きと喜びが満ち溢れていて、不自由を強いられているこんな時だからこそあらためて心に響く展示でした。
いまこの時に見られたことにすごく大きな意味があったように思います。







mina展に行くので服装も寄せました。
これはお気に入りの一枚。県美の廊下。





【KITAB!2号に参加させていただきました】
創作同人誌を紹介するWebマガジン、KITAB!の2号に新刊二冊で参加させていただきました。
主催の里見透さん、井中まちさん、祐太さん、そして参加されたすべての皆さん、素敵な作品を送り届けてくださってありがとうございます。
1号の募集の際には気力が出なかったし新刊もないので見送ってしまったのですが、今回は9月に発行の2冊があったので意気揚々と参加させていただきました。

100冊を超える圧巻の作品紹介はもちろんですが、あらゆる形で創作に関わる人たちの熱意のこもったコラム、豪華な扉絵、皆さんの一押し作品紹介、楽しいアンケート…と、みんなで集まれない、繋がれない今だからこそ、新しい居場所を作り出して思いを手渡し合おう「つくる楽しさ、出会える/繋がれる喜び」を忘れずに持ち続けようという熱意と愛がびっしり詰まっていて、とても素敵な誌面になっています。
なんとこちらから無料ダウンロード可能! 未読の方は是非どうぞ。




「ダレンと5つの心の扉」




「黒い犬」


(作者コメントがないのは応募する時に力が湧いてこなくて何を書けばいいのかよくわからなかくてそのまま出してしまったからです。笑)
レイアウトが作品のイメージにぴったりですごくすてきでしょ。うれしい〜。


 



「らいさんはテレビ見てたから俺がお絵かきして代わりに宣伝してあげたんだよ」
周くん「おまえにツイッターを貸してるらいさんはいったい何者なんだって初めて見た人には心底不審がられただろうな」

ダレンは「黒い犬」のディディが異世界転生した姿なので(なんのこっちゃらって感じなんですけど読んでくださったらわかります。笑)、痩せっぽっちで寂しげな黒い犬(窓の外を見上げる少年、ディディを象徴したもうひとつの姿)はむくむくでニコニコご機嫌さんのみんなに愛される「ダレン」になったのです。
彼が『教会』という心が安らげる居場所にたどり着けたこと、『言葉』で人の心と繋がること、想いを手渡し合う喜びに出会えたこと、そこに込められたとびきりの優しさがあることを2冊の本を通して描けたこと、大好きで信頼している大切な人たちに力を貸してもらうことでそれらを形にできたことを心から誇りに思っています。
直接見てもらうことが叶わないのがとてももどかしいですが、この物語を必要としてくださる方に届いてくれたらすごくうれしいので、そのための努力をこれからも続けていきたいです。
(余談ではありますが、次回にイベントに出られる時にはこの2冊を新刊として出すことを心に決めています)








「黒い犬」は現在は物語の中盤までが読めるようになっています
わたしの文章はウェブ向きでないので(そもそも小説が上手くないとかそういうのは言わない!笑)読みづらいかもしれませんが、読まないとわからないからとりあえず読ませろや、という方はよかったら試し読みしてみてください。
イベントに合わせて再度全文公開しようかな、とも思っていますが、予定は未定です。
ウェブで全編を読んでくれた人はいるのかな…いらっしゃったらありがとうございます。

さくっと読める試し読み的な番外編も公開しています。お話の雰囲気を知りたい方はよろしかったらどうぞ。
「短いお別れ」





読書の秋〜年末年始にかけてじっくりとっぷり楽しみたい方はよろしければ通販をご利用ください。既刊も含めてさまざまな作品が揃っています。てきれぼが届くのは2月ですし。
☆BOOTH通販☆





お得なわくわくアンソロセットがおすすめ



【エアイベント開催お疲れさまでした】
ブクハンセンダイプチ、エアコミティア133に参加させていただきました
難しい時期だったこともあり、リアルイベントが中止となってしまったエアイベントが開催されるとお聞きしたのでひょっこりエアで初参加させていただきました。
どちらもリアルの場で参加させていただいことはなかったのですが、自分のTLでは届かない人たちのもとに情報を届けていただけてとても嬉しかったです。

時々お友達にらいさんはなんでそんなにいろんなブランドの可愛いものを知ってるの? って聞かれるんですけど、Twitterでいろんな方が情報を流してくださるからです。笑
付き合い方がむずかしいメディアではありますが、Twitterで知ったお店やブランドも展示会がたくさんあって、新しい素敵な世界の扉を開いてくれた、自分の視界を広げてくれた素敵な出来事がたくさんありました。
『つながる、広がる』チャンスをくださったことに心から感謝しています。

引き続き、同人誌はBOOTH通販をご利用ください。



【テキレボアンソロ「手紙」が公開されています】
ウェブ開催による委託オンリーでの新しい形の同人誌即売会、Text Revolutions Extra2に参加エントリーしました。
恒例のテーマアンソロジー「手紙」に参加した作品がウェブ公開されています。
「手紙未満の」








こちらは「指先に光の雨の降る朝に」からの再録です。

初出ではもらえないコメントが沢山の方からいただける&きっとそっと読んで『フフ、かわいいわね』って思ってくださったシャイな人が沢山いらっしゃる(笑)と思うと励みになります。
ありがとうございます。
1サークル2本提出が可能なので書き下ろしも出したかったんですが……予定は未定ですね。

既にみなさん宣伝を始めていて早くてびっくりするんですが、通販が開始するのは12月末で届くのは2月なのでまだずいぶん先だよなぁとのんびりしています。
『せっせと勢いよく宣伝して長くお祭りを楽しむ』というスタイルなんでしょうねー。


少しずつイベントなども開催されていき、工夫を凝らしながら日常を取り戻すことが大切だというフェーズに来ているのかな、と思います。
ウェブ開催でのイベントに出るんだからそこに照準を合わせて何か新しいものを…とも思うのですが、正直言ってイベントに出られなかったことによるダメージが大きすぎていまは何も作る気になれないです。
ネットが発達したこの時代にはリアルの場がなくても発表すること/届けることは可能なはずなのですが、『リアルの場』に赴けないことはすごく大きな障壁だったんだな……というのを痛感していて、なにもしたくなくなってしまいました。(『場』を作ってくださる方には心から感謝しているし、つくることを諦めない皆様のことを心から尊敬しています)




あましのウスイブックの新作が出るかもしれない予告

とは言え、いつまでもいじけていても仕方ないので(なぜならわたしはあましのが読みたいから新作を書いてほしい)とりあえず枠だけ取っておきました。
いい匂いのするクリーム買ってきて塗りあってニコニコするあましのが書きたいですね。(予告編?)




2013年に高松市立美術館で開催されたグループ展「DAYDREAMS/夢の形」での高木正勝さんの作品のキャプションにあった「世界が美しいということを表現したい」という言葉がとても心に残っていて、作品を観ながらぽろぽろ泣いたことがあります。(会場を出てロビーに出た後もピアノの音を聞きながら泣いていました)

人の心が描き出すことのできる美しい瞬間、そこに宿る想いや願いがあること、それらひとつひとつに生かされていて、そこで受け取ったものを繋いでいくために、心に留まったものを形にしたい、というこの気持ちを大切にしたいなと改めて思う今日この頃です。
美しいものを書きたい、美しいと感じてほしいというのは、わたしにとってはそういうことです。




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