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調弦、午前三時

小説と各種お知らせなど。スパム対策のためコメント欄は閉じております。なにかありましたら拍手から。

第三回静岡文学マルシェに参加させていただきました

静岡は推し(※忍のことではありません)の出身地なのですごいテンション上がっちゃってて……////

という話を少なくとも5回は聞いてもらいました!


というわけで、6/16に開催の第三回静岡文学マルシェに参加してまいりました。
ご参加のみなさん、お話してくださったみなさん、運営スタッフのみなさん、この度は本当にありがとうございました。
土砂降りの雨に濡れながらのクレマチスの丘→前夜祭と通しての参加だったのですが、とても楽しかったです。
過去二回は委託参加で、前回はゼロ冊だったりして、まあ色々思いつつもイベントの雰囲気やおいしそうなものに心惹かれたのでこれは現地で楽しもう! 静岡で遊びたいし! わたしは熱海に行きたい! と直参を決意しました。


【前夜祭】



クレマチスの丘でのびしょ濡れトラブルを乗り越え(お庭散策していた時間が豪雨)(悲しすぎて静岡で長靴買いました静岡の街をウロウロしてから前夜祭会場にとうちゃーく!
わたしがたどり着いた頃にはお知り合いのみなさんが既にそれぞれ固まっていらして、初対面の方に囲まれてあんまりうまくおしゃべりできなかったため、途中で立ち寄ってくださった徒川さんの気さくなおしゃべりに助けていただきました。
「この卓のひとたちみんな見つめ合うとすなおにおしゃべりできないんです」(すこし大人しめの人たちが集まっていた)などと言っておりましたのはぼくです。
いや、わたしほぼ人見知りしないんですけど自分のことをまったく知らない人と話すのって得意じゃないの……自ら率先して自己開示して話をするのが好きじゃないコミュ障なんですよ。
(だから会社で誰とも仲良くないの。笑)




当日のアピールタイム、せっかくだから出ておくべきではと思ったけれどしょうじきテンションが低いのでどこを見て何を喋るといいのかよくわからない。笑
「高梨來です。ジャンルはBLと広義のBLです。(中略)関係ないんですけど服が好きなのでおしゃれしてきた方は見せに来てください

それがいちばん大事だもの。笑

お仕事終わりに来られたキヨムさんと合流させてもらい(しょうじきホッとしました。笑)、スイーツで〆てからホテルに戻りました。


【いざ当日】
前夜祭、当日ともに「静マルは家族経営のアットホームな会社」ということを主催の徒川さんはおっしゃっておりましたが(実際に添嶋さんファミリーが全面参加されてらっしゃったりもする)静岡という地域を盛り上げること、アマチュア文学もまた『文化、芸術表現』のひとつであるというコンセプトを高らかに掲げてリラックスできる居心地の良い空間を作ってくださっているのがとてもすてきでした。
地方イベントのこういう開かれた雰囲気はすごく魅力的で、ああいった自分の好きな雰囲気のイベントで自分の本を置いてもらえるとすてきよね、と参加したい気持ちになったのです。
でもね、悲しくなるほど合わないんですよ、客層が。

同人誌は自分が影響を受けた好きなもののすてきだと思うところ、好きなところを知ってほしい、わたしの大切な宝物から受け取ったものがこれなんです、と伝えるための表現活動だとわたしは思っています。
なので自分なりに工夫して、書いてるものはどう見てもBLですが、BLを積極的に読まない人にも興味を持ってもらいたかったんですけど……うん。(前回委託でゼロだった人)


 

しかし今回は色んな方に広く届けられる可能性が詰まったおやすみアンソロ!(好評です!)手製本で中身も文章も鮮やかで繊細な世界を作ったデッフラ!(好評です!)、この2冊の流れを汲んだ凝りに凝った仕様の新刊Small town talks! これはいい本だ! そして青春小説のひとつとして読んでほしいジェミニ! これもいい本なんだ! ほどけないは大好きで大切でいい本だけどR18は避けられるから持っていかない! 
自分の中ではいけるやろ、と思ったラインナップでした。


 

静マルはよりわかりやすい訴求ポイントがあるといいのかな、と思ったのでポップを簡単に作ってみました。
BLだから、と身構えずに気軽に手に取って欲しかったのでジェミニには「はじめての方に」ポップをつけています。


前日夜にカーディガンを落としてしまい(スノドカフェに忘れていた)、朝イチGUでゲット。
もったいないから、と道に迷いながら歩いていると強風でせっかくブローした髪がぐしゃぐしゃになり、日よけストールはいつしか飛んでいき、日傘の骨がピンチ。
タクシー乗ればよかった、と後悔してどうにかたどり着き、テンパりながら設営。


荷ほどきして、本を並べて…あれ、疲れてるからかなぜか棚が組み立てられない。

「棚の組み方がわからなくなりました…(しゅん)」
キヨムさん「やりましょうか?」

キヨムさんのおかげで組み立てられました。ありがとうございます。
ではでは見本誌コーナーにいかねば…あ、ナギノさんだ。鳥柄? のお洋服かわいい〜。

「ナギノせんしゅうー!」(ぶんぶん手を振る)

そんなこんなで設営完了しました。



「忍のおえかき飾ってくれたんだよ」
周くん「知らないで見た人はどう思うんだろうな」

なんかあまぶんとか静マル規模ならありな気がして。



「イベント終わってからイベントで会ったみんなのことも描かせてもらいました」
周くん「らいさん熱海帰りだから頭に温泉マークついてんだな」



実駒さん→キヨムさん→わたしの並びは扱いジャンル的に自然に生まれたのでしょうが、合体じゃないのにお知り合いと連結してもらえるのは心強〜い。
そしてお向かいにはくらげさんがいるぞ!

「わーいくらげさーん!」(うれしくてブンブン手を振りながら声をかけるわたし)


当日は表通りにお店がたくさん出てのマルシェが開催されており(流れで来て欲しくて日程をぶつけた、とのこと)賑わっております。
主催者さんのマイクパフォーマンスも特徴的で楽しいイベントでしたが、添嶋さんの「スノドカフェのマフィンが焼きたてです」にはめちゃめちゃ笑いました。ほっこり〜。
わたしは結局行きそびれてスノドカフェブースには立ち寄れないままでしたが、違うところで満喫したしいいかなって。
マフィンね、お値段が結構デラックスだったし。笑

会場を出てすぐ、通りには美味しいもののお店がたくさん! とはお聞きしていたのでわたしもお茶屋さんのかき氷を食べたり、最近できたばかりのコッペパンやさんに行ったり、キヨムさんのブースの売り子さんをされていたトロさんにお願いしてパフェを食べたり、とたくさん美味しいものに恵まれました。

そんなこんなで会場を出入りしていたところ、入り口ではスタッフさんがしきりに呼び込みを行っております。すてきなポスターとスタッフさんのがんばりもあってか、ふらっと立ち寄られた方も多かったのかな?そしてお子さん連れの方などがおおい〜。
R18本の見本誌はスペースのみで閲覧、というのもその辺の配慮かな。


地方都市のこじんまりとしたイベントは都市部の文フリほどの集客は望めませんが、如何にうまく企画を練って宣伝して数字を伸ばすか(そしてその競争を煽る主催者よ…)と、いう感じになりつつある大型イベントにはないリラックス感が魅力ですね。
ほうぼうからはお隣さん同士の楽しいおしゃべりが聞こえ、他イベントでおなじみの方とも初めましての方ともなんだかのんびり楽しくお話しできました。
ここで初めてお会いできてよかったなぁ、と思ったり。
この広さだといつもなら買い物リスト片手に駆け足になりがちor広すぎて周りきれなくて撤収タイムにやっと会える笑 見知った方たちともワイワイお話できるのです。
大型イベントの追い立てられるムードを抜きに『みんなであの場の空気を楽しんで和気藹々』が実現するのが素敵ですね。
続々とお会いできたフォロワーさんたちを前に、エンドレスに会いたかったー! って歌いたくなっちゃう。



今回の大型イベント!のひとつは蒼衣アンソロでもお世話になりました服部匠さんとお会いすることでした。わーい。



「匠さんのお誕生日会の絵、匠さんにあげてねって渡してきたんだよ。お誕生日の人が持ってるのがいいもんね」



「そしてこれは匠さんのために作ってきた新刊です!」
匠さん「そんな気配一切なかったですよね!?」
「この(出来たそばからうれしくて見せびらかしたくなる)わたしが黙っていました!(ドヤ顔)」

でも匂わせ行為はしてたの。笑



お話はこちらにアップしました。

まあ今回も蒼衣さんが拗らせてるんですけど(笑)アンソロに続いてBLの国の住人としての仕事を果たしたというかなんというか。
ゆうても蒼衣さんが現状ではどうしても『(恋愛感情ではないにせよ、絆を結びたい唯一無二の相手として)八代さんが一番好きで、ふたりの気持ちには温度差がある』は原作準拠だから仕方ないと思うんです。笑

「蒼衣さん最終回でプロポーズ(広義の意味で)してましたもんねえ」

今後の蒼衣さんの行く末はシーズン2に期待ですね!

や、自分の話をさせて頂くと『これ、一応話としては<海吏は自分の気持ちに整理をつけてスタートラインに立ちました>ってとこで綺麗に終わってるけどまだ周りの人に話したくても話せてないことたくさんあるで、なんも解決してへんけどどないすんねや』って思ったので書き終えて割とすぐに二巻を書いて、そしたら忍が出てきたので新しいお話を書いたのですよね、わたしの場合。
蒼衣さんにもある日突然忍に出会ってしまったわたしと海吏のように(笑)なにか人生を揺るがさざるを得ない出会いがこれからあったりするのでしょうか。わくわくしちゃうね。

「蒼衣さんが美郷さんに『お幸せに』って恋路(広義の意味で)を応援されてて失礼ながらふいたんですけど推しに応援されるってどんな気持ち? ねえどんな気持ち?
匠さん「おふたりの方が年下なんですけど彼らは自己肯定感が強いので〜」
「悪霊払いとかの特殊なお仕事されてるぶん、人生経験深そうですもんね」

ほかにも色々楽しくお話しさせてもらいましたが、どこまで話していいのかわからないのでナイショナイショ。


さて、今回はイケるのでは!? 静マル映えでは!? と思ったラインナップでの参加だったわけですが……
フォロワーさんが新刊を買いに来てくださり……逆に言うとフォロワーさん以外には新刊がまったく出ず……既刊はほぼ動かず……。

お世辞でもなんでもなく、タイムラインを通して出会ったみなさんのお人柄や作られる作品がわたしは本当に大好きです。
大好きで尊敬している方々とお話させてもらえること、あまつさえ自分の本に興味を持ってもらえることは、忘れがちですけれどとてもうれしくて誇らしいことです。
とはいえ、イベントに参加するとき、まだ見ぬ新しく自分の作品を知ってくださる方、興味を持ってくださる方との出会いを期待していて、だからこそより良い作品を作ることと共に、新しく目に留めてもらうための広報を頑張っているのです。
……何がそんなにダメだったんでしょうね、うん。
すごく楽しかったんですけど、どうしてもやっぱりしこりが残らざるを得ないです。




今回の本はおやすみアンソロから地続きになっている…というか、少し前に書いていたシリーズものの語り手とおやすみアンソロに登場した旅人の彼の出会いを書き下ろしのお話の中で書きました。
人生という名の旅を通してあまたの人々と出会い、別れ、そこで手にした宝物を胸に抱き、語り継いで生きていくこと=物語ること というのをおやすみの時からテーマにしていて、今回もそういったことをテーマに本を作りました。
旅人の残した手帖のような、引き出しにしまった大切な人が遠い場所から送ってくれた手紙のような本にしたくて、印刷所では作ってもらえない仕様だろうからとせっせと手製本しました。
お話と共に、旅人と彼の親友がそれぞれに書いた手紙がセットになっています。
語り手である彼が目にした光景のその先に続いている物語を辿っていただければうれしいです。

わたしは旅が好きなので旅先のイベントで旅をテーマにした特別に力を入れた本が出せたこと、それを楽しみに手にとってくださる方がいらしたことはほんとうに嬉しかったです。
いい本なんです。(きっぱり)



そして短歌カードが今回も好評で嬉しかったです。
わたしの短歌は特別にばずることもないので大して上手くないと思うんですが(小説もそうですけど)(ばずる=作品が優れている証のひとつではあるけど、そこにばかり囚われていてはいけない!)、自信を持って送り出しているものを楽しんでもらえるのはやっぱりうれしいですね。

短歌には小説の延長で自作のキャラクターを反映しているものもあれば、じつはこっそり好きな作品のキャラクターを思い浮かべて詠んだものが多数あります。
敢えてタグはつけずに書いていますが、どこの誰なのかわからなくとも、読んでくださった方の心に響く風景として波紋を落とすことができればうれしいな。
目標だった100首に到達したのでこんどは短歌の本が作ってみたいです。
本作ったらどうですか、って言ってもらえたのもうれしかったですね。えへへ。



このポスターも実は推しカプ二次創作だよ。笑



わたしがしばらくテキレボに直参していないのもあり、関西でもおなじみの方、初めましての方からなかなかお会いできない方までさまざまな方とお話させていただけたのが何よりもの旅の収穫でした。
(この手のイベントに出て毎回思うのはテキレボに出てる方は地方イベントにも出ていらして、文フリにしか出られない方はとことん文フリでしかお会いできない感じですよね? なのでどこも割と縮小版テキレボになってる気がします)(悪いとは言っていない)
相変わらずほうぼうでお姉さんお洋服すてきですねってやってたんですけど(笑)
みなさんおやさしいのでわたしにも服かわいいですねって言ってくださったうれしい〜。

「ありがとうございます、そうなんですよ〜(真顔)

服がかわいいのはまぎれもない事実で自信があります。笑
ノーメイクで普段着で会社に行く自分とお休みの日にバキバキにメイクしておしゃれして出かける自分は別人くらいのつもりでいるんですが(バキバキに武装してお仕事に行くのがスイッチになる方もいらっしゃるのでしょう)服装は気合の具現化なので強そうに仕上がったら休日のおしゃれ完了です。
あれ、なんの話をしてたんだっけ。

それにしてもおおっぴらじゃ言えない本音トークも含めて(笑)イベントで色々とお話させてもらえるのはやっぱり楽しいですね。
本は交流のためのツールじゃないのに実質的に即売会が『自己紹介のツール』の交換会みたいになってないかなってモヤモヤすることも正直あるんですけれど、書き手として『皆がそれぞれに持ち寄った発想を発信し合う』場所にいられること、日常生活を過ごしていると出会えないであろう様々な方に出会えること、皆様の思いに触れられることは特別にうれしくて誇らしいことだなぁと思いました。
そういった場を生み出してくださる主催者様方にはどれだけ感謝してもしきれないです。

ぬののふくに木の棒の初期装備で会社に行って(ひそかなお楽しみにバンTとか着て行きますけど)日常生活で会う人たちと接しているわたしとさまざまなものに触れて考えたり感じたりすることを持ち帰って見つめ直すわたしと頭にリボンを乗せておでかけするわたしはぜんぶおなじわたしだけれど、それぞれに存在するレイヤーの階層が異なっています。
当然のことなんですけれど、一対一で心の中で対話しているわたしと人前でお話をしているわたしは地続きの存在だけれどレイヤーの階層が違うゆえに、『高梨來』として不特定多数の人とお会いできる機会を頂けるのは楽しい反面、ねじれの位置に居るような居心地の悪さがどうしてもあります。
(そういったことへの疲弊に耐えられなくて人前に出ること、作品を発表することをやめてしまう人がいらっしゃるのにはわかりみしかない)
とはいえ、皆様と元気にお会いして楽しくお話しをしてもらえることはいつだってとてもうれしいんですけど。うん。

今回すごくありがたいお言葉を頂いてしまい、生身でそういったお声をかけてもらえたのが初めてだったので(作品を通して発信したことを受け留めていただけて、あまつさえ文字でお気持ちを伝えていただけた機会は多々あり、それはとてもありがたくて誇らしいことなのですが)ありがたいなあ、うれしいなあ、こうして生きていてよかったんだなぁとしみじみ思ってしまい、イベントが終わって仕事をしてる間もこれを書いてる間もありがたくて泣いております。
さまざまな違和感や不安で息苦しくなって泣くしかなかった時とは全然違うのでありがたいことです。
お会いできたみなさん大好きで尊敬していて感謝しているので忍ポイントを配ることくらいでしか感謝の気持ちを表す方法が思いつかない。笑

どうでもいいけどわたしが泣いてるって言ってる時は本当に泣いてるけどただの生理現象ですからね。
時々情緒がすこぶる安定していないだけです。



イベント後はおやすみを取って熱海で宿泊する予定だったため、15時ごろから縮小運営をはじめ、16時過ぎには会場を後にしました。
会場で受け取る予定だったおやすみアンソロ以外ですでにぎゅうぎゅうだったダンボールに荷物を詰めなおしたところ、蓋が閉まらなかったのでだんだんダンボールは手持ちで持って帰ることに。
ちゃんとイベントに合わせたカラーの本を作ってきたのになぁ。
何がダメだったのか反省すべき点が一切わからないのでほんきでがっかりしかないのですが、楽しかったからオールオッケーってことにします。




ホテルから歩いて5分のところで花火大会が見られて最高だったんでおすそ分け。
旅行の写真も溜まっているので旅日記でも作ろうかしらね。

素敵で楽しいイベントをありがとうございました、また来年もお邪魔させていただければうれしいです。

拍手

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第8回 Text-Revolutionsに委託参加させていただきました。

第8回Text-Revolutionsに「午前三時の音楽」として委託参加させていただきました。
運営の皆様、本を手にとってくださった皆様、告知などにお付き合い下さった皆様、おすすめコメントで後押しをしてくださった皆様、この度は本当にありがとうございました。


【テキレボとわたし】
気づけばサークル参加は第4回から直参/委託と形を変えながら続いていました。

・公式アンソロやユーザー企画に参加することで得られるお祭り体験が楽しい
・お買い物代行サービスによって、本を届けられるチャンスが広がる

というのがテキレボの特徴で、参加を決めた理由でしょうか。
とは言え、とにかく雑多なジャンルの本が立ち並ぶ総合見本市な文フリと違って規模がちいさいのがテキレボです。
イベントごとに当然、主催側が打ち出している特色、それによる『作風がウケる/ウケない』は如実に現れます。

べつにわたしのところはテキレボに参加することで『規模に反してすごくたくさん本が売れる』ことはまずないし、イベント前後のハッシュタグ祭りでたくさん取り上げてもらうこともありません。
端的に言って、客層にばっちり合っているかというとそうじゃないんですよねきっと…。

とは言え、テキレボには、参加することによって前述したような『本を手に取ってもらうチャンスを得る』ことに留まらない楽しさがあります。
(主に代行などで)テキレボでおやすみアンソロを買いたい人がいるかもしれないから委託を申し込もう、くらいの気持ちで申し込んだのが、今回のテキレボでした。


【参加企画など】

アンソロジーのテーマは花
ひとまずは既存の作品で、と仕事帰りの忍がお花を買って帰ってくるお話「flavors of life」を投稿させていただきましあ。
年明けに「おかわり!」と初めて2本目を投稿させてもらったのが忍とお花やさんのやり取りをメインに書いた「color of life」です。

やー、テキレボアンソロの感想って「読みました、ここがよかったです」って好意の集大成であって、本当に作品を気に入ってもらえた、次に繋がるかはそのうちのうんと少ない何割かだとは思うんですけど(斜に構えた発言)ネットに上げたりイベントごとに出してるあましのに個別に感想をもらえることってほぼ無いので「読んでもらえたかわからない」って寂しさはあるわけです。

寄せていただけたコメントひとつひとつに読んでくださった方の見つけてくださったもの、受け止めてくださったものが詰まっていてとても嬉しかったです。
読めや! でもって感想寄越せや! って言ってるわけじゃないのですよ…(めんどくさい彼女みたいになってきた


うそと本と
らしさんの企画してくださった「架空の誰かに成り代わって本を紹介する」一風変わったレビュー企画。
こちらにはわたしの架空の相互フォロワーゆきりんさんが「ほどけない体温」の、ジェミニとほうき星のいのりんがおやすみアンソロのレビューを書いてくれました。

みなさん架空のお知り合いの設定も切り口も凝りに凝っていて面白くてすごいなーと思いましたね。
ゆきりんの方は割と素直な「こんなお話だよ」の見どころレビューだと思います(ゆえに面白みはあんまりない。笑)
いのりんの書いてくれたレビューはすごく彼女らしい素敵な文章だと思うので、ジェミニを読んでくださった方、おやすみアンソロを読んでくださった方やこれから読まれる方に是非読んでいただけたら嬉しいなと思っています。

いや、書いてるのおまえやんって言われたらそれまでなんですけど(笑)わたしの書いてる小説のキャラクターはわたしとは違う人生を生きていて、わたしが持つことのできない強さと勇気と優しさと思いやりを持っている子達です。
わたしは彼らを心から尊敬して愛しているし、彼らが見つけてくれた『大切な人』を思う愛情の深さや、そこで教えてくれたいくつもの宝物のような気持ちにずっと励まされ続けています。
わたしがおやすみアンソロという本を皆さんのお力添えをもらって作ったことで得られた大切な気持ちを、わたしとは違う人生を生きる【伏姫祈吏】というひとりの女の子の視点から語ってもらえたこと、いちばん最初に書いた物語の中にいる十七歳の祈吏が手にすることの出来なかった『優しい答え』を聞かせてもらえたことを、わたしはとてもうれしく思っています。


【送り出した本の話、イベントまでの話】



いちばん新しいおやすみアンソロに加えてジェミニとほどけないの永遠のスタンダード(?)タイトルの三冊のラインナップを用意しました。
ジェミニはすごく大好きで大切なうちの看板だし、ほどけないはアンソロも関連作で出してるし。
ーーいや、タイムラインでぼんやりあましのがほのぼのいちゃついてるのを見てるぶんにはいいけど本編は読まなくていいやって思ってくださってくる方が一定数いらっしゃるのは知ってるんですけど、やっぱり読んでもらいたいじゃないですか。笑
そんなわたしも【お話のテーマの軸にあるのはずしっと重くて骨太な人間ドラマで、ラブシーンはあくまでデザート的なお楽しみ】って評判から興味が出てもそのデザートに食いつけないからって理由で読めないリストに入れてる本いくらだってありますもん…(言わんでいい本音が出た。笑)
※売れにくいのは知っているが出したいんや、という話をしたかった。笑


蒼衣アンソロに参加したよ

去年の秋ぐらいからウェブ上で盛り上がっていたのに乗って、作品の感想がわりのように寄せさせて頂いたジェミニ&ほどけないとのうちよそコラボ作品を本にして掲載したい&表紙をデザインしてほしい、と服部匠さんからお誘いを頂き、コラボ作品と装丁デザインで参加させて頂きました。
実質新刊ですよね!笑




n2coさんのロゴが華麗ですてき〜!

蒼衣さんと八代さんの築き上げた信頼関係の上に成り立つ様々な優しくて温かな絆が書き手さんたちならではの視点で綴られるとってもすてきなアンソロジーであり、作家さんたち固有の作品世界を覗かせてもらえる素敵なショウケースの役割も果たしてくれていると思います。
参加できて嬉しかったなあ。

テキレボといえば個性豊かな宣伝合戦が特徴なのでウケを狙ったこともありましたが(笑)躍起になって宣伝しなきゃっていうのは疲れちゃうのでやや控えめ気味に数度の告知をしました。
お品書きや告知のコメントを読んでもらえれば、わたしが大事にしてることが感性の合う方にはきっと届くんじゃないかな、と信じていたというのもあります。


【そして結果】
さて、戻ってきた荷物を確認しましょう。今回はがまんしたので代行は申し込んでいません。

おお〜〜……おお〜〜……?
初売り、とはいえ代行申し込みもほぼなかったおやすみアンソロが思いのほか出ています。
ぶっちゃけあんなに宣伝をがんばった東京文フリよりも委託なのに出ている。笑

・文フリ後に感想をくださったみなさんの評判から本を知ってもらえた
・東京会場では広すぎて回れなかったサークルさんがこの機会に手にとってくださった
・見本誌棚が見やすいので目に留めて貰えた

などでしょうか。
欠品も出さずに済んだし、このために申し込んだことを思えば良きことです。

…….個人誌、出ませんでしたね。

や、ほぼ毎回新しいサークルさんがいらっしゃるとはいえテキレボに集まるのって『いつものメンバー』で、わたしもその一員ですよね。
前段でも言った通り、わたしはそもそもそんなに人気がないですし……テキレボでは既に4.5回出していて、その度になんやかやと手にとって貰えていたわけでして。
だからこそ今回も新しい出会いがあればと思ったんですけど、『この場にはもうじゅうぶんに行き渡っていた』ってことなんでしょうね、きっと。

やっぱりねー、ちょっと落ち込みます。うん。

アンソロを読んでジェミニほどけないを読んでくださる方はまあいないと思うのですが(笑)(デッフラを合わせて手にとって下さる方はたくさんいらっしゃいました)どの本も、わたしにとってすごく大切で大事なことを形にしていることには変わりはありません。
これからも、新しい出会いがあればと思いながら大事に頒布していこうとおもいます。

いや、見栄えや受け入れられやすさからおやすみとデッフラに人気が集中するであろうことは覚悟してるんです。
だからこそジェミニやほどけないが出るとちょう〜〜〜〜うれしい〜〜〜。
広島ではジェミニがね、持ち込み分完売したんですよね。(えっへん)


【最後に次回予告】
5月の東京文フリは参加しませんが、庫内灯さんブースにておやすみアンソロを委託して頂く予定です。
次の直参イベントは6月の静岡文学マルシェを予定しています。
ここでは手製本の新刊が出る予定。
原稿は! きょう書き下ろし短編が書けました!(強気になっている)
おやすみアンソロのスピンオフのお話です。
ここにはひとまずほどけないは持っていかない予定です。読みたい人いないよね。笑

今年の頭にもちらっとお話ししましたが、ジェミニとほどけないシリーズがあるからこそこの何年もの間、ボーイズラブジャンルでイベントに出店することにこだわっていましたが、これから書く予定になっているのは『男の子同士の恋愛』の枠には収まらない愛のお話しなので9月の大阪文フリにはエンタメジャンルで申し込みをしました。
11月の文フリ東京にも参加予定ですが、その際もボーイズラブの島では申し込まない予定です。

……ジェミニとほどけないは変わらず持ち込むし、わたしの癒しとして月刊あましのはたぶん出るんですけど。笑

さて、この無駄に長いだけのあれやこれやを読んでくださった方は本当にいるのだろうか。
お付き合いくださりありがとうございました。
また何かしら琴線に触れるものを書くことが出来れば、そして願わくば、あなたに読んで頂くことができれば嬉しいです。

拍手

第一回文学フリマ広島に参加させていただきました。


これはほんとうに出している留守番札

第一回文学フリマ広島に参加させていただきました。
主催の皆様、お立ち寄りくださった皆様ほんとうにありがとうございました。
ほんとうにびっくりするほど楽しくて楽しいなぁって百回くらい言ってたんですが、この数回のイベントといままでの遠征でいちばん楽しかったかもしれないです。


広島には前日入りして尾道→広島で観光して過ごしたのですが、食べ物はみんな美味しいしお店の方は親切で優しくて楽しいし、前日からすでにお腹いっぱい、こんなに満喫して明日本番のはずなのに大丈夫なのかしらという感じ。


これは帰ってからツイッターでバズっていた尾道のカフェしましまさんの紅茶プリンパフェ


これは午前10時午後3時さんでまどさんとおデートした時
この後サンモールできゃっきゃして広島BABYでお買い物しました。


これはまどさんとお別れしてからキモノグラースさんで買ったばら色の帽子のカチューシャ。


これは広島のキンコーズで刷ってきたポスター

背面スタンド買うほどでもないし、見やすいのはA3かしら(会場で見るとめっちゃ小さいけど)と思ったのでポスターはA3にしてみました。


お品書き。
一月末にインフルエンザで寝込んでからずっと体調が良くなかったので新しいものは断念して、せめてもの新作にテキレボアンソロの再録と短い読み切りの月刊あましの2月号を出しました。
本の種類もこのくらいがみやすいんでしょうね。


月刊あましのは今回もかわいいね!


ツイッターでもたくさん見ていただけた短歌カード第二弾

わたしはわりと事前に宣伝する派なので何度かお品書きを流したりなどして告知したのですが、その度に新しく反応をくださる見知らぬ方がいらして、当たり前なのですが、広島の人はわたしのことを知らない(ので、新しく手に取ってもらえるチャンスがあるのかもしれない)と思えてどきどきしておりました。
や、なんかもう関東関西ではみんな知り合い感覚みたいな…(それだけ知ってくださる方が増えたのはありがたいことです)
せっかく作ったアンソロが関西/関東の頒布に限られては届くチャンスが狭まってしまう気がしたので京都の出店を見送って広島に申し込んだ甲斐はあったのかな、と思いました。


【ここからやっと当日編】
さて、やっと慣れてきたのか20分ほどで支度が終わり(!)余裕で待ちます。
会場、広くて綺麗でぐるっと周りが見渡せます。空調の効きも程よくて快適!
BL島は2サークル欠席で空いてしまってちょっと寂しいですが、どうなることやら。
開場前、主催さんからのご挨拶。
広島では同人誌のイベントも少なく、そこでも漫画の本ばかりで文芸不毛の地。初開催でこれだけ集まったことがとても嬉しい。と、じゃっかんおぼつかないアナウンス。笑
き、緊張されてたのかな〜〜笑
他地方の主催さんたちも駆けつけてスタッフとして大活躍されていたようで、助け合いの優しさを感じます。



なんと10時半頃設営完了!

さてはて、設営して写真も撮れたし余裕で開始だわ〜と思っていたら開始1分後、全買いの女神様が現れたぞ!?
設営参加後、見本誌コーナーで読んで気に入ってくださったそうです。ありがとうございます。

その後も、規模の小さい地方開催=人が集まらない=結果に期待できないと思いきや何のその、地元のメディアでのアピールが功を奏したのか『面白そうだから来てみた』と、地元の方を中心に盛り上がっています。
もともとひっきりなしに大人気! ってサークルでもないのですが、見本誌コーナーで見てくださったというお客様がちょこちょこ立ち寄ってくださいます。うれしい〜。
これを売るぞ! と意気込んできたアンソロと共に、手製本×ワンコインが効いたのかデッフラがよく動きました。
結果、デッフラとジェミニは持ち込み分が少なめだったとはいえ完売!
わ〜〜うれしい〜〜。
ぶっちゃけた話、最大規模の東京文フリよりもだんぜん出てます……。
東京文フリな……大盛況なところとの温度差がすごいねんや……まじガラガラやったやで……。
まああれだけサークルが増えると飽和状態になるのは仕方ないんだと思います。
時間とお金は有限ですしねー。
たぶん東京大阪(京都もそうかな)の規模だと『盛り上がっていて勢いのあるジャンル』や、『作品や作者さんが注目されている』っていう強さがないと満員御礼大盛況! とはいかないのでしょうね。
結果、東京文フリは東京のお友達に会えて楽しかったね…という感想になりがちです。
イベントの楽しさにもきっといろいろあって、同人誌=同好の士と出会える場所なんだから仲良くしてくれる人がたくさん増えて楽しい、はその意義通りなんですけどね、きっと。

告知を見てうちの本を楽しみに来てくださってる方、作品を気に入って応援してくださってる方はびっくりするほどたくさんいて下さって、幸運なことにその中の何割かの方とイベント会場やネット上でおしゃべりしていただける間柄になれたことはとてもうれしいことだし、ありがたいことにそうしてできた『お知り合い』以外にも、毎回のように一期一会の出会いにも恵まれています。
ほんとうにありがたいことです。
そんな風にしてたいへん恵まれているとはわかっていてもわたしは欲張りなので(笑)周りからたくさん聞こえてくるような『満員御礼! 大盛況!』と言えない結果に終わるのはわたしの実力と言えるものがそれだけだってことなのかな、と、羨ましくなったりもします。
『お友達にたくさん会えて楽しかった』けど、果たしてこれでいいのかな? これが望んでいた状況なのだろうか? と思わなくもないわけです、まあ。
あの場には大好きな人がたくさんいて、お話してもらうことでたくさんエネルギーをもらっているし、すてきなみなさんに会えるちょっとしたパーティだから(笑)何を着て行くのか、ネイルをどんな風にしてもらうかも含めて毎回楽しみにしてるんですけどね。(ひとりミラ●ルニキ)
やっぱね、そういうのはあります。うん。

文フリ広島が「びっくりするほどたのしかった」と言えるのもひとえに、慌ただしさを感じずに楽しめる規模だったこと、会いたかった人にもたくさん出会えたこと、新しく作品を知って手に取っていただけたこと、のすべてのバランスが黄金比のように整っていたことに尽きるのだと思います。
いろんなイベントの良さがあって、だから大阪は/東京はダメって言いたいわけじゃないんですけどね。
ほんとうに行ってよかったし、広島が大好きになったので来年もまた参加できると嬉しいなと思いました。

これからもより良いものを作って行きたいし、そうすれば自ずと作品を知ってくれる人とも出会えるはずで、そうやって出会いの輪や縁を広げて行くことで見つけられるもの、気づくことが出来ることはこれからもきっとたくさんあるんじゃないかと思います。
先のことはわかりませんが、わたしは自分で本を作ってお店を開くことが大好きなので、これからも楽しくやっていきたいし、あの場で出会えるすてきな皆さんとこれからも仲良くしてもらえるととてもうれしいです。





「広島のお友達のみんなに忍ポイント渡してもらったんだけどね、集めるとなんになるのって聞かれたんだって。だから5枚集めたらリクエストに答えますってことにしたんだけど俺はみんなと友達だから5枚なくてもリクエストくれたら描くからね」
周くん「今回は出番ないのかと思ったら結局オチ要員で呼ばれんのな」

忍はいつでもリクエストお受けしております。




次回の予定は、3/21のテキレボ8に委託参加させていただきます。
パーティ会場に本体が行けないのでミラ●ルニキもお休みです。笑



お願いしているのは初売りのおやすみアンソロとジェミニ、ほどけないの二作。
こちらと二作品とコラボさせていただいた服部匠さん主催の「蒼衣さんの美味しい魔法菓子」二次創作アンソロジーも出ます。
みんなが魔法菓子店ピロートに遊びに行くよ〜。

ジェミニは特に大抵行き渡ったのでは…なんて思うのですが、テキレボにもなんだかんだ初参加の方がいらっしゃるようですし、新しく知ってもらえるチャンスがあるとうれしいな、なんて。
自分がボーイズラブというジャンルに触れてもらった優しい気持ちや安心感、既存の恋愛のお話が拾い上げてくれないものについて見つめたくて書いた、とても大切なお話です。
書いた事でもう何年も前に乗り越えた事をいまだに何年も売ってイベントの度に宣伝してるのも思えば不思議な気分ですが(笑)なんどでも帰ることの出来る心の置き場があるというのははとても素敵なことだと思います。

次に作りたい本のことも考え始めていたり、以降のイベントにも申し込んでいるのでまたイベントなどでみなさまにお会いできればと思います。
おしゃれしてきた方はお洋服見せに来てくださるとうれしいな。笑

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第27回文学フリマ東京に参加しました

第27回文学フリマ東京に参加させていただきました。
お立ち寄りくださった皆様、お会いできた皆様、ほんとうにありがとうございました。

先月から身辺がバタバタしてる中、早朝に上京して美術館→お土産を買う旅→夜からライブというスーパーハードスケジュールの翌日に文フリ東京。
せっかく高い交通費出して東京に行くのに大阪と同じくイベントだけ出てももったいないじゃないですか、遊びすぎてほんとうに文フリいけるのかあぶないレベルですけど。笑
(だって斉藤哲也さんと徳澤青弦さんと神田珠美さんのUoobに高野寛さん……ビッケさんのいないナタリーワイズ……奇跡の夜です)
今回は歳末助け合いフェアで(?)わたし→きよにゃさん→鳴原さんで連結です。
10時過ぎに到着して荷ほどきをはじめました。

あ、ポスターホテルに忘れてる!!!!

前の日にコンビニで印刷したお品書きがあるのでこれを釣りましょう。笑
あれ、今回は開始10分前に終わったし汗だくにならなかった! すごい!笑
たぶん前回前々回はアンソロ関連のご挨拶回りがあってテンパってたのですねきっと。






周くん「あましの秋のパン祭り…」
「あましのは一年中お祭りだよ」


【なんでパン祭りやねん】
「みちちゃん(鹿紙さん)が新しい歴史物のお話でえっちなの書いたからBLほにゃらら秋のパン祭りって言ってたからまねっこしてあましのもパン祭りなんだよ」
周くん「おまえ鹿紙さんのこと好きだよな」
「みちちゃん面白いんだよ」
周くん「あとそのほにゃららってなに」
「らいさんはずかしいから言えないんだって」



【はじまるよ】
いかんせんすごく疲れていて宣伝があんまりだったかな…? まあ今回もおやすみが主役なので個人誌は出ないよな(だから告知もほぼしてない)、とりあえず大阪で出た数と同じぶんだけ搬入するかな、と思い挑みました。

今回も二階、人が来ないですね……。

来場者は四千人越えで一階からは景気のいい話がたくさん聞こえてきて、引き換え二階……一階は純文学や詩歌なんかの文フリ注目ジャンルが多いし、サークルさんも二階まではなかなか上がってこれないんですねきっと。
実力といえばそれまでなんですけど(笑)、自信のある作品を作って宣伝を頑張ったつもりでも、『お買い物リストに入れて立ち寄ってもらう』って、ほんとうに実力があって注目度が高くないと難しいのかなって思いました。
いや、今回は個人誌じゃなくていろんな方にお力添えをいただいたアンソロですのでね…….そして最大規模の文フリ東京ですし。
まあ、あれだけ規模が大きいと埋もれるんですね……。

わたしの小説はどこまでいってもすごくたくさんの人に読んでもらえる類の作品ではなくて、でも、そうじゃないからと言って『劣ってる』だなんてことはきっとないのです。
読んでくれた人にほんとうにお話を大切にしてもらえていること、その結果何度も励ましてもらえたこと、そのおかげで今まで書けなかった大切なことが書けるようになったこと。そのすべてが、表面上の数字が示す『評価』よりも何よりも大切なことなんだと思います。
そういった大切なプレゼントひとつひとつのことを無視して数で換算して「よくなかった」と判断してしまうのはほんとうに良くないのに、そんな初歩的なことほど忘れてしまいがちなのは反省しきりです……。

人間だからそりゃあ人気がある書き手さんが羨ましくもなるって話です。笑
はい、この話終わり!笑


はてさて、おやすみを求めて一直線、な方もぽつぽついらっしゃいますが、どうもお品書きポスターを見てくださったすえに、試し読み後にどれか、と選ばれる方のほうが(お客さんの絶対数は寂しいですが)多いようです。

決め打ちの方でも、ご縁があって仲良しになれた方でも、通りすがりの方でも、立ち寄って頂けること、本をみてもらえることはすごくすごくうれしいのですが、『何か好きそうなものがあるっぽいぞ!?』と通りすがりに見つけてもらえるのはすごくうれしいし、自信にも繋がりますね。
お店番してもらったきよにゃさん曰く、お店の雰囲気で足を止めて無配を貰ってくれる人も多数いらしたそうです。ありがとうございます。


【高梨短歌はじめたってよ】



20種類あった短歌カード

「一週間くらい前から突然コンスタントに短歌が詠めるようになって」という話を会う人皆さんに聞いていただきました。笑
そしてこれは記念に???作った短歌のカード。

短歌って楽しそうだからわたしも出来るようになりたい、のきっかけや刺激をもらえたのはBL短歌の共有結晶さんの存在が大きかったので、ブースにいらしたみなさんに感謝の気持ちをお伝えできたのがいちばんうれしかったです。

野生の勘でやってるようなものなのですが、短歌がきっかけで新しくフォローしてくださった方がいらしたり、新しくはじめてみた短歌アプリのうたよみんでもぽつぽつと拍手をくださる方がいらしてうれしいです。
なんていうか、自己流で楽しんでることに「いいじゃん」って言ってもらえるのは嬉しいし、自信につながります。



色づいた世界をたどるまなざしに光る色だけ焼き付けておく
(これは前日行った国立西洋美術館)


【同人剣豪高梨のぶっつけ本番戦法】
今回はまじでイベント前に疲れていて面倒だったので(笑)お買い物リストなどは作っておらず、当日ガイドを見ていきたいところをチェックしました。
せっかくだからガイドで気になるサークルさんがないか探してみよう! と初めてじっくり紹介文を読んだのですが、文字の紹介文だけでもピンとくるところってあるものですね。
ウェブカタログでも割と紹介文を読む方なのですが、やっぱり大事だな。
縁があって仲良くしてくださってるフォロワーさんのことはご本人のことも作られる作品も好きなのでせっかくお会いできる機会があるのならぜひお会いしたいと思うのですが、フォローしてるぶんスケジュールを把握してるので(笑)またお会いできる機会があるからなぁ、というのがあって。
せっかく東京文フリに来たので、できるだけここでしか出会えない出会いを探してみよう! と思い、今回は事前に気になったサークルさんと合わせて、会場で初めて知ったサークルさんを中心に回ってみました。
高梨おめー来なかったな、って思われてたらごめんなさい。笑

カタログで見る→探しながら歩くついでに通りすがりに近くのブースを見てみる→装丁やディスプレイ、あらすじなどが目に留まったサークルさんで足を止める、という感じで回ったのですが、さすがの東京文フリという感じでひときわ目を惹くセンスの良いサークルさんがたくさんいらっしゃいました。
センスが光っていて目が止まる→感性が合う→文章もきっと好き、だと思うので、店構えって大事なんだなぁと改めて思った次第です。

わたしは色んな方とお話しするのがすきで、話しかけてもらうのもうれしいのでお買い物先でも色んなお店の方とお話しさせていただき、とても楽しかったです。
初対面なのに優しくお話ししてくださったみなさんありがとうございます。
魔女のキキです! って言いそうな服着てたのがわたしです。笑
(紺のロングワンピにひらひらのチュールのペチパンツと大きいリボンのヘドレでした)

文芸の方は繊細なひとが多いと思うので、わたしみたいに人見知りしないでガンガン話しかける人はモンスターみたいなあれかもしれませんが(笑)(だいすきなミュージシャンの方とライブ後のサイン会タイムにお話しがしたくてがんばったら人見知りを止めることが出来ました)(ついでに男の人が苦手なのもなおった)(でもすごく疲れる時があるから人は適度に人見知りをした方がいいと思う。笑)
御縁があって仲良しになれた人にも、初めてお会いした人にも、素敵だなと思ったら気負わずに「素敵ですね」の一言を伝えられたらより一層お互いに楽しくなるんじゃないかなって思いました。
内輪のり、と言われるものを打破していくのはそういうことなんじゃないのかな、と改めて思ったのです。


【おつかれさまでした】
と、ここまで長々書いてしまってたらときめきメモリアルを書いてる余裕がなくなったぞ!?笑
まとめてですみません、お話ししてくださったみなさんほんとうにありがとうございました。
カレーと買い物でがっつり行方不明のあいだに店番してくれたきよにゃさんも、きよにゃさんの向こう側であんましおしゃべりできなかった(笑)鳴原さんもありがとうございます。
素敵なみなさんにお会いできるのがうれしくておしゃれしていったので(笑)魔女集会ルックがほめてもらえてうれしかったです。
みんなもすてきだよ!笑

遊びに行ったタイミングでお留守だった方はまたぜひ次の機会にお会いしてください。
お忙しい中おはなししてくださってありがとうございました。


【最後に忍から伝言です】



「みんな来るよって聞いてたけどさいきん疲れちゃってお手紙あんまし描けなかったのと、ひさしぶりにお絵かきしたらへたになっちゃってごめんなさい。また遊んでください」
周くん「あんま無理しなくていいからな」



これにて午前三時の音楽の2018年のイベント参加は終了となります。
次回、年明け一発目の参加は2月の第一回文学フリマ広島になります。(京都はおやすみです)
遠方の方などはよろしければBOOTH通販もご利用ください。


いろんなことがあってまあ大変なのですがらわたしは小説が好きなので小説にも少しくらいわたしのことを好きになってほしいくらいに(笑)書くことがとても大切で大好きなので、またこれからもなにかしら続けていきたいです。
よろしくおねがい致します。

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尼崎文学だらけ~声と言葉の文化祭~に参加しました



今回で3回目のあまぶん、他のイベントではできない「楽しいイベントのありかた」が体現されたすごく貴重で楽しいイベントになっていたなぁと思います。
いろいろと記憶が薄れないうちに振り返らないと!


【新しいイベントの形】
年々拡大する一方の文フリは

・事前のアピール合戦(ひとつひとつのスペースを回る時間とお金の都合はないので宣伝をがんばって「お買い物リスト」に入れてもらえないと手に取られない)
・ジャンル配置による人の流れ(東京文フリの二階は特に人が来ない)
・目に止めてもらうためのディスプレイの工夫
・接客の上手さ

など、求められる要素がとても多いです。
そういった工夫が楽しい反面、「売り場を作って一日お店に立つ」ことによる心的コストがかかるのも確か。

今回のあまぶんは
・60センチのローテーブル(みなさんうまく工夫されてましたが、狭いぶんあまり凝れない=設営ははるかに楽)
・店番をしなくていい(自由に出入りしていいのでスペースに縛られない)
・和室に座って手に取った本をじっくり読める、場合によっては読みながら作者さんにお話が聞ける
(机越しの距離による壁がない、イベントの忙しなさからの解放、イベントで見本誌コーナーに行く時間がないサークル主でも読んでから選べる)

などが大きな特徴でした。
開会のにゃんしーさんからの挨拶にもあった「本が主役のイベント」の形を模索した末に突き詰めたものだったのかな。
集まったみなさんがのびのび楽しめる場所になっていたのがすごくよかったです。
最近は古本市や期間限定のお店への出展など、従来通りの「即売会」から抜け出したイベントが多数ありますが、そういう場では本の手に取られやすさ・向き不向きの傾向が如実にあるし、気楽な販売スタイル×「みんなが集まってその日限りのお祭りを楽しめる」という従来の即売会が担ってくれる楽しさの両方を実現させてくれたのが今回のあまぶんだったのだと思います。


【会場のこと、当日のこと】
会場は東西線塚口駅から徒歩十五分ののどかな公園の中の記念館の和室…? はて、写真を見ても見取り図を見ても行ってみないとわからないや。

当日九時過ぎに駅に着き、途中でスーパーによりながら徒歩十五分(暑かったのでわりと疲れた)
ここは…公民館?



公文式の教室をやっているというちいさめの宴会場的な畳のお部屋にお子ちゃま一人あてぶんの目印か、1/3の位置でテープが貼られたローテーブル(お習字教室にあったようなあれです)が並びます。ここに本を並べるのね?
別室は読書コーナーの談話室です、とのこと。お菓子と飲み物が並んだ小部屋です。
なんかこのノリ、子ども会の集まりみたいだな。
差し入れに買ってきたドーナツを読書部屋に置かせてもらい、本を並べはじめました。
この小ささだと平置きしかできないからすぐ終わる!笑
でもみんな工夫してる! すごい!



棚を組み立てたり在庫やおつりのお金をうまく隠す苦労がない!笑

ぞくぞく現れるお馴染みな(駅から遠いのもあってか、のんびり到着さん多数)みなさんとご挨拶。
イベントだからおしゃれしてきたところ、服を褒められました。えっへん。
さいきん僕はリアルミラクルニキをやりにイベントに行ってるような気がしてきたぞ。笑(※コーデバトルはしてません)
晴れの場におしゃれして出かけるの楽しいんですよねえ。
むかしからおしゃれが好きなんですけどさいきんみんなが褒めてくれるようになったのはなんでだろう。とんちきさに磨きがかかったから? なんにせようれしい〜。

そうだ大事な用事! 鹿紙さんに委託の事後処理です。

「これは売り上げ代金からお使いの額を引いたお金、これは残部とお使いの本なのでご確認ください。そしてこれは明日鹿さんに会うで言うたら忍からみちちゃんに渡してねって預かってきた差し入れです」
鹿さん「忍愛してるよって伝えておいてください」




伝えました。


*

そして十時過ぎ、まずはにゃんしーさんからのご挨拶を経て開会の後、まずはにゃんしーさんのパフォーマンスで始まります。
にゃんしーさんの声、よく通ってコミカルでかわいい。
ほんとに言葉が自由に空間で踊っていて、パフォーマンスが豪華な生のBGMとして作用してるね。ふしぎだ。この垣根のなさは何だろう。

垣根がない、がなによりもの特徴なのは始まってからも。初対面のみなさんともご挨拶が行き交っていてまるでサロンのよう~。

宮田さん「バイロン本社の宮田です」
「ハンドルネームはたこ焼きいちごさんです!」

※たこ焼きさんとは前回大阪で一瞬ご挨拶したのみでちゃんとお話するのはほぼ初めてです。笑
バイロン本社ってサークル名からのたこ焼きいちごさんってお名前の落差がすごいですよね。笑

開会後、どうやら一般参加っぽい方も自由に本を手にとって読んで選んでらっしゃいます。
人は多くはありませんが、こじんまりまったりが心地よいですね。自分の本が手に取られるとドキドキするぞ!
気になった本を椅子に座って読んでみる、ふらふらする、などして一時間ほど過ごしましたが、七時間あるから外出してもいいよね、と思ったわたしは予定どおり中抜けすることに。
トラブル発生により、まずは駅でお買い物だなとなったのですが、来たはずの道がわからない。笑
どうにか塚口駅でミッションを果たし、同日開催で気になっていたアーティズムマーケットに遊びに行きました。

ほかのイベントのことは割愛して(笑。めっちゃ楽しかったのでいけてよかった~!)おおむね予定通り、15時過ぎのオープンマイクの時間に帰りました。
灰野さんがいらしてるみたい。わたしも灰野さんにお会いしたいぞー。
おやつにフルーツサンド買ってきたからいっしょに食べましょう、とお茶タイムのお約束をして、さすがに長く消え過ぎたのでタクシーで会場に戻りました。

おお、オープンマイクの時間だ。きょねんも飛び入りさせてもらって楽しかったから今年もやりたい! アンソロの宣伝をするぞ!
比恋乃さんの詩を読ませていただきたいな、とパフォーマンスの間にイメトレをしました。
もちろんぶっつけ本番でいま決めたので練習はしてません。笑
昨年とおなじくおおむね放送事故なお時間のあとはみなさんのオープンマイク。
みなさん芸達者! すてき〜!

さて、やっと帰ったわたしは灰野さんとお茶しながらお買い物の成果をお見せしたり、鹿さんとふたりで「コイツノは鹿さん〜トリのねじさんの流れがやばいので安らかに昇天してください」とコイツノやくざとなって灰野さんに詰め寄ったり、なーすさんにおみやげを渡したり、後回しにしていたお買い物をやっとしたり、ほうぼうの楽しいおしゃべりに混ぜてもらったりとあまぶんをまんきつ。
多くのイベントが事前に仲良くなれた人と会う場所、になりがちな中(なので事前に友達が作れないと孤立してしまいがち)(なおかつ本も売れない…)その場に集まった人たちみんなが自由に楽しく垣根がないまま楽しめるのがすごくよかった〜〜。
ここでしかできないおしゃべりをまんきつしました。

さてさて、17時ですね。閉会ですね。
お片づけをして、ここで帰られる方とはお別れです。
イベントの規模に合わせて搬入は最小限にした今回の気になる結果のお時間です

・おやすみ
この規模でこんなに出たの!? すごくない!?  大阪で回りきれなかった方がこの機会に手にとってくださった+この場で読んで選んでもらえたみたいです。

そしてまあ……既刊は大体持ってきたまま持って帰る…みたいな……笑
ふだんからそんなにたくさんは出ないから最低限しか持ってこなかったんです。だからだいじょうぶだよ!笑
ひとまず通販の欠品はありません。あんしん!
うーん、やっぱりこの手のオープンよりの即売会は一般層向けになるから手に取られやすい・にくいはありますよね。



【寿司食いねえ!】



「あすかさんはイカが好きなんだよ。あとねえ、蟹のお寿司もあったからりおさんに美女が蟹を食べてるよって教えてあげたんだよ」
周くん「みんなお寿司大好きなんだな」



さて、お片づけを済ませたらお寿司を囲むために机を動かします。
一斉にあまぶんタグがお寿司で埋まってるぞ!




お寿司は種類があるのでみなさん回って食べて、というお言葉を受けてテーブルを行き来しながらおしゅしタイム。
おや、こちらチームはひざのうらはやおさん以外全員女子ですね!

「ハーレムですよ」
たこ焼きいちごさん「だからといって居心地がいいかは別問題です」

各イベントや地方文フリの特色のこと、温泉のこと(えっ!?)、アンソロのことなど、いろんな話題が花盛りでした。
アンソロをいろんな方に褒めていただき、わたしはニコニコドヤドヤ。笑
その場で読んでくださった方からお声もかけていただいたのですが、決め打ちにならざるを得ない文フリとは違ううれしさですね〜!

おやすみはみなさんのお力添えのおかげで本当に自慢の一冊になったし、『幅広くいろんな人に楽しんでもらえる』というわたしの個人誌では叶わないことが実現できる可能性がある本なので、とにかく頑張ってたくさん露出を増やしたいと思っていました。
(わたしは同性間の恋愛だからこそ描ける性愛のままならない苦しさと愛おしさのスパイスがふんだんにかかったお話が大好きなのですが、そういうお話は『楽しみ方』を既に心得ている人であったり、なにかとっかかりになるきっかけがないと中々手にとってもらえないし、こんなにも夢中で読んだり書いてるわたし自身が長年自分には縁のないジャンルだと思っていました)

あの本が素敵な本に仕上がったのはひとえにみなさんがこちらが提示したコンセプトに200%の力で応えてくださったから、に尽きるのですが、すべての作品を通して描かれているのは「魂が孤独であること」「それぞれの孤独が守られたまま、寄り添い会うことのできた奇跡のようなひと時があったこと」だと思っていて、根底にあるのは普遍的な愛情と優しさだと思っています。
そういった、自分がお話を書いている中でなによりも大切にしていることをほかの皆さんもそれぞれの形で作品に込めてくださって、そういう本をいろんな方のお力を借りて作れたことはなによりもの誇りだと思っています。

まあそんな感じで(?)色々お話ししたことはどこまでがオッケーでどこからがNGかわからないし、きりもなければ掲載許可もいただいてないのでないしょないしょにしておきます。
これ書いといて! っていうのがあれば教えてください。笑


さて、楽しい宴も解散の時間です。
JR塚口から帰るおすしメンバー、なぜか関東から来たはずのひざのうらさんの先導で駅に向かうことに。

「女子校の先生みたい」
「こういう先生居ますもんね」

お寿司でお腹いっぱいだったので、食後の運動にちょうどよかった。笑 おしゃべりしてると楽しいですしね。
電車待ちの長い時間もみんなでおしゃべり出来るので楽しかった 〜。


果たしてどんなイベントに…? と未知数だったあまぶんは蓋を開けてみると別府のzine展や、おそらくそこを踏まえて行われたかまぶんからの延長線にある「本を読む人・書く人」が自由にのびのび楽しめるとてもリラックスできる空間でした。
おばあちゃんの家or子ども会の集まりのようなまったり感って感想が出てくるイベントって他にないですよね。
大きなイベントはそれだけたくさん人も集まるし、「読んでもらう」チャンスを得るためにはすごく大切な機会をもらえる大きな舞台で、そういう「場」に育ててもらったこと、その結果楽しいことがたくさんあって成長させてもらえた・いままで書けなかったことが書けるようになったというのはあると思っています。
ただやっぱり、「見つけてもらう」ために「本を作る」以外の面の多大なる頑張りが必要とされること、それによって疲れてしまうのも事実です。
楽しかった! って満足できる結果を得るには頑張らないといけなくて、頑張るとそのぶんだけ疲れちゃう。笑
(直参をやめると負担は減りますが、わたしが通販と委託出展オンリーの活動にもし切り替えたとしたら格段に本が読んでもらえなくなるのは目に見えています…)

あまぶんは規模や開催形態から「頑張らなくて良さそうだし、正直いますごく疲れてるから省エネでいきます」って言ってて実際に事前の宣伝も搬入数もかなり減らしたし、わたしは半分以上の時間は会場にいないし(笑)、正直みなさんにお会いするからおしゃれしていくこと以外は頑張りませんでした(笑)
そういったわがままとしか言えない参加スタイルだった中で「アンソロを新たな読者さんに手にとってもらう」という今回の一番の課題をクリアできました。
これはほんとうに、すごいことだと思うのです。
大型見本市としての文フリとともに共存していく形で、こういう異なったイベントのあり方を提案してもらえる・参加させてもらえるのはすごくうれしくてありがたいことだなぁと思ったのでした。

主催してくださったにゃんしーさんとゆらさん、お会いできたみなさん、本当にありがとうございました。
またの機会にぜひお会いしましょう。
またみなさんとリアルミラクルニキできるようにおしゃれしていきます!笑

って、そのおちかーい!!!


高梨來の本はBOOTHにて通販を受け付けております。
大体即日発送ですが、時期によっては一週間程度お時間を頂きますのでお待ちください。

また、次回のイベント参加は11/25の文学フリマ東京を予定しております。
本人直参でのイベント参加はこれが年内最後です。どうぞよろしくおねがいいたします。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


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