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調弦、午前三時

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第七回文学フリマ大阪に参加させていただきました!



「こんにちは、忍だよ。文フリ大阪のお友だちを描かせてもらいました」


第七回文学フリマ大阪に参加させていただきました。
突如発生した台風はどうなる!? と不安いっぱいで、当日は早退されるサークルさんもたいへん多かったようですが本当に楽しかったです。
お立ち寄りくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。




例年はBL島のお友達と助け合いで連結してたのですが、今年はお知り合いの皆様がほぼ出ない&作風的にもBL島を出たほうがより多くの人に見てもらえるのでは? とアドバイスをいただいたこともあり、エンタメ小説の島にひとりで出展していました。
準備は整っていたものの、前の晩は興奮であまり眠れず。
REACのふわふわの白いワンピースにお気に入りの麦わらヘッドドレスと金色のバレエシューズで「きょうのファッションはお姫様やで」とうきうきしながら、庶民派の姫はバスと電車で一路会場へ。
天満橋はなかもずよりもぐっとアクセスが楽なので、9時40分頃には待機列に到着。
あたふたしながら設営ができました。




今回から導入したスマート本棚、本当にスマートなので机が広く使えるし、だんだんダンボールよりもコンパクトで組み立てもわかりやすい!

一息ついたところで
「姫ー!」
わーい、下読みさせていただいた新刊を届けに来てくださったナギノ選手です。
お返しの忍ポイントをお渡しし、ほかにもご挨拶などに伺いながらまったり開場を待ちます。


【はじまりました】
サークルが増えたのもあって後ろが狭いですね。(赤ブーのぎゅうぎゅう詰めに比べたら全然ですけど)
「お兄さん、後ろが通りづらくないように荷物を机の下に入れてもらえませんか?」とにこやかにお願い。
両隣を男性のグループに挟まれ、縦横にでかいとは言え(笑)埋もれてるぜと思いながらイベントスタート。
開場直後に空けるのはなぁ、とぼんやり待っていたところ、サークルさんのお知り合いがさっそく来てくださいました。えへへ、うれしい〜。

しかし、この界隈、なんだか足早に通り過ぎる方がほとんどです。
東京文フリのBL島は『ほぼ通路として認識』って感じでしたが今回もそんな感じ? うーん切ない……と思っていましたが、お昼頃からは立ち止まってくださる方がぽつぽつと。
楽しいお話のあれやこれやをどこまでレポートしていいのかわからないのですが笑 るこさんと(同日開催のアングラ・ゴシック系イベントの)アーティズムマーケットに行きたかった〜ってふたりして悔しがったのが楽しかったです。笑
アーティズムはみなさん気合い入れておしゃれしていらしてるのを見られるのですごい楽しいんですよね。ああやって非日常的なおしゃれを楽しんでのびのび過ごせる場があることがひたすらにまぶしくて楽しい! 故に、しばらく休止になってしまうのがすごく寂しいです。

「アーティズムには黒服で行くんですけど文フリなので白です!」

久しぶりにお会いしたら髪型や雰囲気が変わってらした・はっきりお顔をおぼえていなかった×会場で頭がぼんやりしていたのでいっしゅんどなたかわからない方が複数いらして、その節はたいへん失礼いたしました。
名札…まじたすかる…。笑


【新刊が出ました】
6月の本はあったし、生きていくのがたいへんだから(笑)出す予定はなかったのですが、7月末に実駒さん・正井さん・真魚さんと遊んでいただいた際に実駒さんがめちゃくちゃ具体的にアドバイスをくださり(笑)急ピッチで作成しました。
前から作りたかった短歌と小説のフルカラー本です。

「奥付にスペシャルサンクス実駒さんって書こうかと思いました。笑」








短歌を添えたお話、あましのっぽい短歌をセレクトして一冊にしました。
くっついた後のふたりなので周くんがデレています。笑
お話自体はほぼブログに載ってるんですけど、わたしのブログあんまり読んでる人いないから笑 本にしたことで、新しく読んでもらえるだろうな、うれしいなってのがあります。
入れられなかった作品もありますが、思い入れのあるお話がたくさん入っているのです。




短編も書きたかったので月刊あましのも書きました。
風邪で声が出なくなってもだもだする周くんのお話。
「ご一緒に月刊あましのはいかがですか?」ってお声をかけたらニコニコうれしそうに受け取ってくださってうれしかった〜。


【そしてイベントは続く】
新刊は印刷所さんが綺麗に刷ってくださったこともあり、ツイッターでたくさん注目していただけました。うれしい〜。
こういう場合はいちばん目立つ新刊一直線だよね、でもアンソロや準新刊のSmall townも読んでほしいなぁ、などと夢を抱いてお店を出していましたが、じっくり選んでこれを、と手にとってくださる方が多かったように感じました。
新刊以外の本もほぼ満遍なく手にとってもらえたのは何よりもの自信につながりました。

告知が届いたのか(それもひとえに拡散してくださったみなさまのおかげです、ありがとうございます)、はじめてお目にかかる交流のない方がたくさん!
うちのお客様はそっと選んでくださる方がほとんどで、もっぱらわたしのほうから「お姉さんのお洋服かわいいですね〜」って終始話しかけていました(笑)
あらすじや試し読みが気になったのか、見本誌を見てくださったのか、前の本やアンソロなどで作品を好きになってくださったのか、きっかけはわかりかねますが自分の作った本をこうして見つけてもらえるのはとってもうれしい〜。
デザインを褒めてもらえたのもうれしい〜。
欲を言えば前に出した本やブログに載せてるあましのの感想を聞かせてほしい〜。笑
これは今後の目標ですね。

うれしいトピックといたしましては、全買いの女神が降臨されたり!(計算ができなくてあわあわしてしまいました。笑)ジェミニが(毎回最低限ラインしか搬入してないけど。笑)持ち込み分完売したのにはすごくびっくりしました。うれしいなぁほんとうに。
短歌の本はどれですか? と聞いてくださった方がいらしたのもうれしかったです。

お店番も大切ですが、イベントに出るならとうぜんお買い物も楽しみたい! と、比較的近くのサークルさんを忍ポイントを手に駆け足で回り、一時半ごろにシティモにお昼を買いに行きました。

「ずんばさんのお隣は雲鳴さんなんですね。雲鳴さんこんにちは、忍ポイントいかがですか?」

なんだろう、この積極性。笑
いりますか? って言われたら断れるわけないと思うんですけど笑 みなさん笑って受け取ってくださって忍もわたしもうれしいのです。



「みんなにもらったハッピーをお返しするのが忍のポイントカードだよ」


しかしひとり参加だと下のご飯やさんには行けない…かなしみ…。
ブースで食べたオムライス美味しかったです。
もぐもぐしてどうにか落ち着いたお昼過ぎ、遊びにきてくださった実駒さんがお店番をしてくださるというのでお言葉に甘えて、遠くの行けなかったブースもザッと回りました。
行きたかったブースが早めに店じまいされたのか欠席だったのかで空席だったのが悲しみ…。
ひとまずお会いするみなさんが服を褒めてくださったうえに姫って呼んでくれた。笑
いや、自ら姫って自称するの相当痛いと思うんですけど笑 会社行く時はかわいい服着れないから週末におしゃれするのが生きるよすがなの。
イベントはお祭りだしね。
かわいいってたくさん言ってもらえた鳥かごのポシェットはきょねんのアクシーズファムです。

おや、向こうにまどさんがいらっしゃった!

「まどさーん、かわいい~!」
まどさん「姫―!」

姫(自称)はみなさまの優しさに包まれました。笑


その後も少しずつお客さまやご挨拶に立ち寄ってくださった方がいらしたり。
終わり間際にはザーッと駆け足で端の方まで回ってみました。みてるだけでも楽しいけどやっぱり時間が足りないなぁ。
じきにイベントも終了、どこどこ机が捌かれていく中で必死に片付けをこなし、二箱で出した荷物を無事に一箱で返すことに成功してわたしの文フリ大阪はぶじ終了いたしました。
留守の間や接客中に来てくださって引き返された方がいらっしゃったらごめんなさい。またどこかでお会いしてください〜。

総じてお客さんは当社比すごくたくさん来てくれたし、売り切れも出さずに済んだし(機会損失!笑)、手応えの感じられるいいイベントになったなぁと思います。
規模が大きすぎるぶん、雰囲気にのまれて疲れる、力尽きて回りきれないといったところはやっぱりあるので(あいつ来なかったな、来たのに買わなかったな、と思われてたらそういうことです。笑)(豊富な時間とお金があり、積ん読がなければもっと買い倒したかったです!笑)リラックスして場の雰囲気を和やかに楽しめる小規模の即売会も大事だな、今回会えなかった人や本とはそういう場でまた会えたらいいなと思いました。
問題はそういうイベントではどうにも結果が奮わないことなんですけど。

ぶっちゃけイベントに出るのはすごくお金がかかるのである程度は成果が出ないと金銭的にも精神的にもしんどいんですよ。
そういうもんだって諦めるかな…。遊びに行ったと思えばええんかな…。
東京文フリはぶっちゃけ、人が多すぎて埋もれるようで売り上げはそれほどよろしくないのですが、東京文フリにしかないものを求めてるのと東京で遊び倒す口実として出たいんですけど。
毎回連休最終日にやりおるのは本当に勘弁してほしい。


【アフター】
ひとりでスタバるとおっしゃっていたツネぎくさんをナンパしてお茶に行きました。
ツネぎくさんとゆっくりおしゃべりさせていただくのは実ははじめて!
行こうと思っていた喫茶店がなくなっていて(最近そういうの多くない!?)コムサカフェでキラッキラのタルトをいただきました。

話題(のほんのいちぶ)
「プロメアは面白いけど観てて辛くなっちゃったんです」
「あれは役者陣の奮闘と二時間で見事に納めた構成力に拍手する作品です」
ら「タイバニにも似た感じの描写がありましたけどあれが多国籍国家であるアメコミのある種のパターンなんですかね」

「あましのは掌編をいくつか読んで、だいたいこういうキャラクター像なのかなと思ったんですけど」
「合ってます!」

・創作で繋がった人間関係は時に難しいねという話
・創作に至るルーツのお話
・ツネぎくさんは女の子をもっと描きたい
(大事なことだと思うので強調しておこう!)
・あましのの歴史と忍画伯誕生の経緯
・作品の感想を自分なりに述べるのは自分の創作の血となり肉となりますよね
・創作に関するぶっちゃけた話
・あまねしのぶだいすきやで
・新刊は盛大なのろけ
・あましのに出会ったことで高梨の人生は豊かになり、短歌が詠めるようになった


「楽しかったし喋り足りないから今度はみほろさんも誘って三人で遊びたいです」
「おすすめのカフェがあります!」

最終的にシティモの一階のリンツでチョコを買って解散しました。笑


【今後のこと】
イベントに出ないと本を手に取ってもらえないし、アンソロを読んでもらいたい一心で頑張ってイベントに出ていたのですが、生きていくのは大変なので(笑)年内イベント参加はこれにて終了。
京都文フリは不参加で、次回は年明けの文フリ広島に参加します。
新刊が多分出ます。
このお話の本編)

在庫のある本はBOOTHにて通販をお受けしております。
ご予約分は今週中に発送いたしますので恐れ入りますがもう少々お待ちください。

今後の予定は未知数ですが、ひとまずは心身を整えてこれからも楽しく創作を続けたいです。
今後ともよろしくおねがいいたします。
そして合同誌やアンソロのお誘いがあればぜひお声をかけてください。スケジュール次第ですが、何かひとりでは出来ないことをやってみたいです。
(最後に本音がでた)
(ようするに必要とされてみたい)


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傘を開いて、

海吏と忍と日傘のお話




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nail,nail,nail

周くんの指先と忍のお話



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ちいさなお姫様の大冒険

第三回静岡文学マルシェに参加させていただきました

静岡は推し(※忍のことではありません)の出身地なのですごいテンション上がっちゃってて……////

という話を少なくとも5回は聞いてもらいました!


というわけで、6/16に開催の第三回静岡文学マルシェに参加してまいりました。
ご参加のみなさん、お話してくださったみなさん、運営スタッフのみなさん、この度は本当にありがとうございました。
土砂降りの雨に濡れながらのクレマチスの丘→前夜祭と通しての参加だったのですが、とても楽しかったです。
過去二回は委託参加で、前回はゼロ冊だったりして、まあ色々思いつつもイベントの雰囲気やおいしそうなものに心惹かれたのでこれは現地で楽しもう! 静岡で遊びたいし! わたしは熱海に行きたい! と直参を決意しました。


【前夜祭】



クレマチスの丘でのびしょ濡れトラブルを乗り越え(お庭散策していた時間が豪雨)(悲しすぎて静岡で長靴買いました静岡の街をウロウロしてから前夜祭会場にとうちゃーく!
わたしがたどり着いた頃にはお知り合いのみなさんが既にそれぞれ固まっていらして、初対面の方に囲まれてあんまりうまくおしゃべりできなかったため、途中で立ち寄ってくださった徒川さんの気さくなおしゃべりに助けていただきました。
「この卓のひとたちみんな見つめ合うとすなおにおしゃべりできないんです」(すこし大人しめの人たちが集まっていた)などと言っておりましたのはぼくです。
いや、わたしほぼ人見知りしないんですけど自分のことをまったく知らない人と話すのって得意じゃないの……自ら率先して自己開示して話をするのが好きじゃないコミュ障なんですよ。
(だから会社で誰とも仲良くないの。笑)




当日のアピールタイム、せっかくだから出ておくべきではと思ったけれどしょうじきテンションが低いのでどこを見て何を喋るといいのかよくわからない。笑
「高梨來です。ジャンルはBLと広義のBLです。(中略)関係ないんですけど服が好きなのでおしゃれしてきた方は見せに来てください

それがいちばん大事だもの。笑

お仕事終わりに来られたキヨムさんと合流させてもらい(しょうじきホッとしました。笑)、スイーツで〆てからホテルに戻りました。


【いざ当日】
前夜祭、当日ともに「静マルは家族経営のアットホームな会社」ということを主催の徒川さんはおっしゃっておりましたが(実際に添嶋さんファミリーが全面参加されてらっしゃったりもする)静岡という地域を盛り上げること、アマチュア文学もまた『文化、芸術表現』のひとつであるというコンセプトを高らかに掲げてリラックスできる居心地の良い空間を作ってくださっているのがとてもすてきでした。
地方イベントのこういう開かれた雰囲気はすごく魅力的で、ああいった自分の好きな雰囲気のイベントで自分の本を置いてもらえるとすてきよね、と参加したい気持ちになったのです。
でもね、悲しくなるほど合わないんですよ、客層が。

同人誌は自分が影響を受けた好きなもののすてきだと思うところ、好きなところを知ってほしい、わたしの大切な宝物から受け取ったものがこれなんです、と伝えるための表現活動だとわたしは思っています。
なので自分なりに工夫して、書いてるものはどう見てもBLですが、BLを積極的に読まない人にも興味を持ってもらいたかったんですけど……うん。(前回委託でゼロだった人)


 

しかし今回は色んな方に広く届けられる可能性が詰まったおやすみアンソロ!(好評です!)手製本で中身も文章も鮮やかで繊細な世界を作ったデッフラ!(好評です!)、この2冊の流れを汲んだ凝りに凝った仕様の新刊Small town talks! これはいい本だ! そして青春小説のひとつとして読んでほしいジェミニ! これもいい本なんだ! ほどけないは大好きで大切でいい本だけどR18は避けられるから持っていかない! 
自分の中ではいけるやろ、と思ったラインナップでした。


 

静マルはよりわかりやすい訴求ポイントがあるといいのかな、と思ったのでポップを簡単に作ってみました。
BLだから、と身構えずに気軽に手に取って欲しかったのでジェミニには「はじめての方に」ポップをつけています。


前日夜にカーディガンを落としてしまい(スノドカフェに忘れていた)、朝イチGUでゲット。
もったいないから、と道に迷いながら歩いていると強風でせっかくブローした髪がぐしゃぐしゃになり、日よけストールはいつしか飛んでいき、日傘の骨がピンチ。
タクシー乗ればよかった、と後悔してどうにかたどり着き、テンパりながら設営。


荷ほどきして、本を並べて…あれ、疲れてるからかなぜか棚が組み立てられない。

「棚の組み方がわからなくなりました…(しゅん)」
キヨムさん「やりましょうか?」

キヨムさんのおかげで組み立てられました。ありがとうございます。
ではでは見本誌コーナーにいかねば…あ、ナギノさんだ。鳥柄? のお洋服かわいい〜。

「ナギノせんしゅうー!」(ぶんぶん手を振る)

そんなこんなで設営完了しました。



「忍のおえかき飾ってくれたんだよ」
周くん「知らないで見た人はどう思うんだろうな」

なんかあまぶんとか静マル規模ならありな気がして。



「イベント終わってからイベントで会ったみんなのことも描かせてもらいました」
周くん「らいさん熱海帰りだから頭に温泉マークついてんだな」



実駒さん→キヨムさん→わたしの並びは扱いジャンル的に自然に生まれたのでしょうが、合体じゃないのにお知り合いと連結してもらえるのは心強〜い。
そしてお向かいにはくらげさんがいるぞ!

「わーいくらげさーん!」(うれしくてブンブン手を振りながら声をかけるわたし)


当日は表通りにお店がたくさん出てのマルシェが開催されており(流れで来て欲しくて日程をぶつけた、とのこと)賑わっております。
主催者さんのマイクパフォーマンスも特徴的で楽しいイベントでしたが、添嶋さんの「スノドカフェのマフィンが焼きたてです」にはめちゃめちゃ笑いました。ほっこり〜。
わたしは結局行きそびれてスノドカフェブースには立ち寄れないままでしたが、違うところで満喫したしいいかなって。
マフィンね、お値段が結構デラックスだったし。笑

会場を出てすぐ、通りには美味しいもののお店がたくさん! とはお聞きしていたのでわたしもお茶屋さんのかき氷を食べたり、最近できたばかりのコッペパンやさんに行ったり、キヨムさんのブースの売り子さんをされていたトロさんにお願いしてパフェを食べたり、とたくさん美味しいものに恵まれました。

そんなこんなで会場を出入りしていたところ、入り口ではスタッフさんがしきりに呼び込みを行っております。すてきなポスターとスタッフさんのがんばりもあってか、ふらっと立ち寄られた方も多かったのかな?そしてお子さん連れの方などがおおい〜。
R18本の見本誌はスペースのみで閲覧、というのもその辺の配慮かな。


地方都市のこじんまりとしたイベントは都市部の文フリほどの集客は望めませんが、如何にうまく企画を練って宣伝して数字を伸ばすか(そしてその競争を煽る主催者よ…)と、いう感じになりつつある大型イベントにはないリラックス感が魅力ですね。
ほうぼうからはお隣さん同士の楽しいおしゃべりが聞こえ、他イベントでおなじみの方とも初めましての方ともなんだかのんびり楽しくお話しできました。
ここで初めてお会いできてよかったなぁ、と思ったり。
この広さだといつもなら買い物リスト片手に駆け足になりがちor広すぎて周りきれなくて撤収タイムにやっと会える笑 見知った方たちともワイワイお話できるのです。
大型イベントの追い立てられるムードを抜きに『みんなであの場の空気を楽しんで和気藹々』が実現するのが素敵ですね。
続々とお会いできたフォロワーさんたちを前に、エンドレスに会いたかったー! って歌いたくなっちゃう。



今回の大型イベント!のひとつは蒼衣アンソロでもお世話になりました服部匠さんとお会いすることでした。わーい。



「匠さんのお誕生日会の絵、匠さんにあげてねって渡してきたんだよ。お誕生日の人が持ってるのがいいもんね」



「そしてこれは匠さんのために作ってきた新刊です!」
匠さん「そんな気配一切なかったですよね!?」
「この(出来たそばからうれしくて見せびらかしたくなる)わたしが黙っていました!(ドヤ顔)」

でも匂わせ行為はしてたの。笑



お話はこちらにアップしました。

まあ今回も蒼衣さんが拗らせてるんですけど(笑)アンソロに続いてBLの国の住人としての仕事を果たしたというかなんというか。
ゆうても蒼衣さんが現状ではどうしても『(恋愛感情ではないにせよ、絆を結びたい唯一無二の相手として)八代さんが一番好きで、ふたりの気持ちには温度差がある』は原作準拠だから仕方ないと思うんです。笑

「蒼衣さん最終回でプロポーズ(広義の意味で)してましたもんねえ」

今後の蒼衣さんの行く末はシーズン2に期待ですね!

や、自分の話をさせて頂くと『これ、一応話としては<海吏は自分の気持ちに整理をつけてスタートラインに立ちました>ってとこで綺麗に終わってるけどまだ周りの人に話したくても話せてないことたくさんあるで、なんも解決してへんけどどないすんねや』って思ったので書き終えて割とすぐに二巻を書いて、そしたら忍が出てきたので新しいお話を書いたのですよね、わたしの場合。
蒼衣さんにもある日突然忍に出会ってしまったわたしと海吏のように(笑)なにか人生を揺るがさざるを得ない出会いがこれからあったりするのでしょうか。わくわくしちゃうね。

「蒼衣さんが美郷さんに『お幸せに』って恋路(広義の意味で)を応援されてて失礼ながらふいたんですけど推しに応援されるってどんな気持ち? ねえどんな気持ち?
匠さん「おふたりの方が年下なんですけど彼らは自己肯定感が強いので〜」
「悪霊払いとかの特殊なお仕事されてるぶん、人生経験深そうですもんね」

ほかにも色々楽しくお話しさせてもらいましたが、どこまで話していいのかわからないのでナイショナイショ。


さて、今回はイケるのでは!? 静マル映えでは!? と思ったラインナップでの参加だったわけですが……
フォロワーさんが新刊を買いに来てくださり……逆に言うとフォロワーさん以外には新刊がまったく出ず……既刊はほぼ動かず……。

お世辞でもなんでもなく、タイムラインを通して出会ったみなさんのお人柄や作られる作品がわたしは本当に大好きです。
大好きで尊敬している方々とお話させてもらえること、あまつさえ自分の本に興味を持ってもらえることは、忘れがちですけれどとてもうれしくて誇らしいことです。
とはいえ、イベントに参加するとき、まだ見ぬ新しく自分の作品を知ってくださる方、興味を持ってくださる方との出会いを期待していて、だからこそより良い作品を作ることと共に、新しく目に留めてもらうための広報を頑張っているのです。
……何がそんなにダメだったんでしょうね、うん。
すごく楽しかったんですけど、どうしてもやっぱりしこりが残らざるを得ないです。




今回の本はおやすみアンソロから地続きになっている…というか、少し前に書いていたシリーズものの語り手とおやすみアンソロに登場した旅人の彼の出会いを書き下ろしのお話の中で書きました。
人生という名の旅を通してあまたの人々と出会い、別れ、そこで手にした宝物を胸に抱き、語り継いで生きていくこと=物語ること というのをおやすみの時からテーマにしていて、今回もそういったことをテーマに本を作りました。
旅人の残した手帖のような、引き出しにしまった大切な人が遠い場所から送ってくれた手紙のような本にしたくて、印刷所では作ってもらえない仕様だろうからとせっせと手製本しました。
お話と共に、旅人と彼の親友がそれぞれに書いた手紙がセットになっています。
語り手である彼が目にした光景のその先に続いている物語を辿っていただければうれしいです。

わたしは旅が好きなので旅先のイベントで旅をテーマにした特別に力を入れた本が出せたこと、それを楽しみに手にとってくださる方がいらしたことはほんとうに嬉しかったです。
いい本なんです。(きっぱり)



そして短歌カードが今回も好評で嬉しかったです。
わたしの短歌は特別にばずることもないので大して上手くないと思うんですが(小説もそうですけど)(ばずる=作品が優れている証のひとつではあるけど、そこにばかり囚われていてはいけない!)、自信を持って送り出しているものを楽しんでもらえるのはやっぱりうれしいですね。

短歌には小説の延長で自作のキャラクターを反映しているものもあれば、じつはこっそり好きな作品のキャラクターを思い浮かべて詠んだものが多数あります。
敢えてタグはつけずに書いていますが、どこの誰なのかわからなくとも、読んでくださった方の心に響く風景として波紋を落とすことができればうれしいな。
目標だった100首に到達したのでこんどは短歌の本が作ってみたいです。
本作ったらどうですか、って言ってもらえたのもうれしかったですね。えへへ。



このポスターも実は推しカプ二次創作だよ。笑



わたしがしばらくテキレボに直参していないのもあり、関西でもおなじみの方、初めましての方からなかなかお会いできない方までさまざまな方とお話させていただけたのが何よりもの旅の収穫でした。
(この手のイベントに出て毎回思うのはテキレボに出てる方は地方イベントにも出ていらして、文フリにしか出られない方はとことん文フリでしかお会いできない感じですよね? なのでどこも割と縮小版テキレボになってる気がします)(悪いとは言っていない)
相変わらずほうぼうでお姉さんお洋服すてきですねってやってたんですけど(笑)
みなさんおやさしいのでわたしにも服かわいいですねって言ってくださったうれしい〜。

「ありがとうございます、そうなんですよ〜(真顔)

服がかわいいのはまぎれもない事実で自信があります。笑
ノーメイクで普段着で会社に行く自分とお休みの日にバキバキにメイクしておしゃれして出かける自分は別人くらいのつもりでいるんですが(バキバキに武装してお仕事に行くのがスイッチになる方もいらっしゃるのでしょう)服装は気合の具現化なので強そうに仕上がったら休日のおしゃれ完了です。
あれ、なんの話をしてたんだっけ。

それにしてもおおっぴらじゃ言えない本音トークも含めて(笑)イベントで色々とお話させてもらえるのはやっぱり楽しいですね。
本は交流のためのツールじゃないのに実質的に即売会が『自己紹介のツール』の交換会みたいになってないかなってモヤモヤすることも正直あるんですけれど、書き手として『皆がそれぞれに持ち寄った発想を発信し合う』場所にいられること、日常生活を過ごしていると出会えないであろう様々な方に出会えること、皆様の思いに触れられることは特別にうれしくて誇らしいことだなぁと思いました。
そういった場を生み出してくださる主催者様方にはどれだけ感謝してもしきれないです。

ぬののふくに木の棒の初期装備で会社に行って(ひそかなお楽しみにバンTとか着て行きますけど)日常生活で会う人たちと接しているわたしとさまざまなものに触れて考えたり感じたりすることを持ち帰って見つめ直すわたしと頭にリボンを乗せておでかけするわたしはぜんぶおなじわたしだけれど、それぞれに存在するレイヤーの階層が異なっています。
当然のことなんですけれど、一対一で心の中で対話しているわたしと人前でお話をしているわたしは地続きの存在だけれどレイヤーの階層が違うゆえに、『高梨來』として不特定多数の人とお会いできる機会を頂けるのは楽しい反面、ねじれの位置に居るような居心地の悪さがどうしてもあります。
(そういったことへの疲弊に耐えられなくて人前に出ること、作品を発表することをやめてしまう人がいらっしゃるのにはわかりみしかない)
とはいえ、皆様と元気にお会いして楽しくお話しをしてもらえることはいつだってとてもうれしいんですけど。うん。

今回すごくありがたいお言葉を頂いてしまい、生身でそういったお声をかけてもらえたのが初めてだったので(作品を通して発信したことを受け留めていただけて、あまつさえ文字でお気持ちを伝えていただけた機会は多々あり、それはとてもありがたくて誇らしいことなのですが)ありがたいなあ、うれしいなあ、こうして生きていてよかったんだなぁとしみじみ思ってしまい、イベントが終わって仕事をしてる間もこれを書いてる間もありがたくて泣いております。
さまざまな違和感や不安で息苦しくなって泣くしかなかった時とは全然違うのでありがたいことです。
お会いできたみなさん大好きで尊敬していて感謝しているので忍ポイントを配ることくらいでしか感謝の気持ちを表す方法が思いつかない。笑

どうでもいいけどわたしが泣いてるって言ってる時は本当に泣いてるけどただの生理現象ですからね。
時々情緒がすこぶる安定していないだけです。



イベント後はおやすみを取って熱海で宿泊する予定だったため、15時ごろから縮小運営をはじめ、16時過ぎには会場を後にしました。
会場で受け取る予定だったおやすみアンソロ以外ですでにぎゅうぎゅうだったダンボールに荷物を詰めなおしたところ、蓋が閉まらなかったのでだんだんダンボールは手持ちで持って帰ることに。
ちゃんとイベントに合わせたカラーの本を作ってきたのになぁ。
何がダメだったのか反省すべき点が一切わからないのでほんきでがっかりしかないのですが、楽しかったからオールオッケーってことにします。




ホテルから歩いて5分のところで花火大会が見られて最高だったんでおすそ分け。
旅行の写真も溜まっているので旅日記でも作ろうかしらね。

素敵で楽しいイベントをありがとうございました、また来年もお邪魔させていただければうれしいです。

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